犬も寝言を言う?注意したい病気と睡眠の質を高めるポイントとは

2024.04.07
犬も寝言を言う?注意したい病気と睡眠の質を高めるポイントとは

愛犬がぐっすりと眠る姿はとてもかわいらしいものです。ところで、寝ているはずの愛犬が寝言のような鳴き声を発したり、足をピクピクと動かしている様子を見たことはありますか?また、体が小刻みに震えるなど、いつもと違う様子に不安を覚えたことのある人もいるかもしれません。

今回は、犬が睡眠中に行う行動と睡眠の質を高めるポイント、気をつけたい病気について解説していきます。

この記事の目次

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レム睡眠とノンレム睡眠

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睡眠には、浅い眠りの「レム睡眠」と深い眠りの「ノンレム睡眠」があり、睡眠中に一定の周期で交互に繰り返されます。

レム睡眠とは、「Rapid Eye Movement」という言葉の略で、脳が活発に働き、記憶の整理や定着が行われています。一方で、ノンレム睡眠は、大脳が休息し、脳や肉体の疲労を回復します。

犬にもレム睡眠とノンレム睡眠があり、浅い眠りのレム睡眠の時に夢を見ていると考えられています。

犬は寝言を言う?

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犬の飼い主の皆さんは、愛犬の寝言を聞いたことはありますか?実は犬も人間と同じように寝言をいいます。寝言以外にも、吠えたり足を動かしたりするなど、夢を見ているような動作をすることがあります。

ぜひ動画でも確認してみてください。

寝言

体を動かしながら、小さな声で寝言を言っています。夢の中で友達や飼い主とお話でもしているのでしょうか。

吠える

こちらの動画では、小さく吠えています。夢の中で何かに向かって吠えているのかもしれません。

足を動かす

足をぴくぴくと動かす様子もよく見られます。きっと走っている夢を見ているのでしょう。

さっきまで静かに寝ていた犬が急に動き出すと少しびっくりしますが、どんな夢を見ているのかなと考えると微笑ましく感じますね。

無理に起こさなくて良い

愛犬が寝ながら吠えていたり動いていたりすると心配になる飼い主さんもいるかもしれません。しかし、浅い眠りのレム睡眠のときにはよく見られる行動で、寝言や少し足が動く程度であれば無理に起こす必要はありません。

もし、あまりにも苦しそうにしていたり呼吸が乱れているようであれば、やさしく声をかけて起こしてあげましょう

※痙攣を起こしている場合は、体を揺すったりしてはいけません。落ち着くまで待ち、動物病院を受診しましょう。

犬の睡眠の質を高めるためにできること

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人間と同じように、犬にとっても睡眠はとても大切です。睡眠の質が低いと、体に害を及ぼしてしまう可能性もあります。

愛犬の健康のために、以下の点に気をつけましょう。

適度な運動をさせる

運動や肥満防止やストレス解消にとても重要ですが、良質な睡眠をとるためにも欠かせません。愛犬の体力に合わせて適度な運動を毎日しっかり行いましょう。

しかし、夜遅くの運動や散歩は、興奮により寝つきが悪くなり睡眠の質が低下する恐れがあるため注意しましょう。

安心できる寝床を提供する

愛犬の寝床の環境も大切です。人が頻繁に通る場所やテレビの横などは落ち着いて寝られません。なるべく静かで眩しくない場所を選んであげましょう。

人がいないところに寝床を設けると、かえって不安やストレスを感じる犬もいます。愛犬の性格をよく把握し、愛犬にとって一番良い環境を整えてあげてください。

適切な温度管理を行う

犬にとって適切な室内温度は20〜25℃程度です。夏や冬は特に室温管理を徹底しましょう。子犬やシニア犬は少し高めの設定がおすすめです。

また、犬が快適な場所を自分で選べるように、部屋の中にも温度差をつけたり、他の部屋へ自由に行き来できるようにしておくと良いでしょう。

睡眠中の気になる行動

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愛犬の睡眠中にいつもと違う動きが見られた場合、何らかの理由があるかもしれません。場合によっては病気が隠れている可能性もありますので、普段から愛犬の様子をよく観察しておきましょう。

小刻みに震えている

夢を見ていることが原因であれば問題ありませんが、寒さや痛みが原因で体を震わせることがあります。まずは室温が適切かどうかを確認しましょう。体が温まる毛布などを用意してあげても良いです。

痛みや発熱が疑われる場合は、動物病院を受診しましょう。

いびきをかいている

いびきは筋肉の緩みや病気もしくは遺伝による体の構造が原因で起こります。特に鼻の短い短頭種は、遺伝的な理由からいびきをかきやすいとされています。

もし、普段よりいびきの音が大きい、苦しそう、熟睡できてなさそう、呼吸がたまに止まっているように感じる場合は、鼻や喉に異常が生じている可能性があります。いびきは睡眠の質を低下させる原因にもなりますので、まずは獣医師に相談してみましょう。

痙攣している

てんかんのような脳神経系疾患や腎不全などが原因で、睡眠中に痙攣を起こすことがあります。

痙攣を起こしている最中は、体を揺すって無理に起こしたりはせず、おさまるまで見守るしかありません。この際、時間をはかったり、動画を撮影しておくと、診断に役立つことがあります。痙攣がおさまったら、なるべく早く動物病院を受診しましょう。

最後に

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睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があり、人間と同じように犬もレム睡眠の時に夢を見て、寝言を言ったり体を動かしたりしていると考えられます。

睡眠は犬にとっても大切ですので、睡眠の質が低下しないよう、運動や生活環境は適切かどうか、改めて確認してみましょう。

もし、普段と違った行動をしていたり、苦しそうにしている場合は、その様子を動画で撮影し、動物病院を受診しましょう。

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