猫の「多指症」という病気を聞いたことはありますか?その字の通り、通常より指の本数が多い状態を指しますが、他にはどのような特徴が見られるのでしょうか。
今回は猫の指の数に焦点を当ててクイズを出題します。クイズを解きながら、猫の指の数や多指症について学んでいきましょう!
Q-1 猫の前足と後ろ足の指の本数の組み合わせとして正しいのはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「前足が5本、後ろ足が4本」です。
猫の前足の指は5本、後ろ足の指は4本です。
猫が木などに登るときは、前足で抱え込むようにするため、後ろ足はあまり使う機会がなく、後ろ足の親指に相当する部分が退化してしまったと考えられています。
一方で、猫の前足は意外と器用で、おもちゃや食べ物をつかんだり、水槽に入っている金魚を捕まえたりできるのも特徴です。
Q-2 足の指の本数が通常よりも多い猫のことを、ある文豪の名をとって何という?
正解です!
不正解です!
正解は「ヘミングウェイキャット」です。
ヘミングウェイは、20世紀に活躍したアメリカの文豪です。代表作に『誰がために鐘は鳴る』や『老人と海』などがあり、1954年にはノーベル文学賞を受賞しました。
ヘミングウェイは、友人の船乗りから「スノーボール」という名前の猫を譲り受けました。この猫は、前足の指が6本ずつある多指症の猫でしたが、愛情をたくさん注いで育てたといわれています。
彼は世界各地に住居を構えていましたが、なかでもフロリダ州キーウェストの邸宅は、現在「ヘミングウェイハウス」として博物館になっています。敷地内には、スノーボールの直系の子孫とされる猫たちが約50匹暮らしており、そのうち半数ほどが多指症の猫だそうです。
Q-3 足の指の本数が多い猫の説明として「誤っている」のはどれ?
正解です!
不正解です!
正解は「日本の一部の島でよく見られる」です。
多指症の猫は、船におけるネズミ退治の使役猫として広まり、アメリカやカナダ、イギリスなどでは珍しくありません。日本ではほとんど見かけることはありませんが、海外では「幸運を呼ぶ猫」として多くの人から愛されています。
この多指症は、遺伝子の突然変異によって引き起こされる先天性疾患で、優性遺伝によって受け継がれます。両親のどちらかが多指症の遺伝子を持っている場合、その子猫も多指症になる可能性が高くなります。
多指症は、メインクーンやピクシーボブなどの猫種でよく見られます。なかでもピクシーボブは、多指症の個体が全体の半数ほどを占めるともいわれており、非常に高い頻度で見られます。また、猫種の中では唯一、多指症が公認されており、1本の足につき最大7本の指まで認められています。
問正解/
問中
今回は下記の記事から問題を作成しました。詳細についてはこちらもご覧ください。
結果発表
問正解/
問中