最近ペットとして人気急上昇中のハリネズミ。手の中にすっぽりと収まるサイズ感とつぶらな瞳が>とってもキュートですよね!
しかし!実はこのハリネズミ、ペットとしては飼育の難しい部類に入るんです。今回の記事では、意外と知られていない、ハリネズミの生態について詳しく紹介していきます。
また、この記事を含んだハリネズミの事前知識シリーズでは、飼うため知っておくべき情報をまとめていきます。「ハリネズミを買おうか迷っている」と言う方は、参考にしてみてください。
この記事の目次
ハリネズミは何を食べるの?
ハリネズミは雑食の動物です。野生のハリネズミは昆虫などの無脊椎動物、カエル等の両生類、鳥の雛や小型哺乳類などのほか、果実や木ノ実、キノコなども食べます。
動植物問わず、割となんでも食べます。
知能の高さ
ハリネズミの脳は見てわかる通りかなり小さく、働きも限られていて、単純で原始的だと言われています。
しかし、決して頭が悪いというわけではありません。新しいことを学習することもできますし、匂いによって飼い主さんと他の人を区別することもできます!
ハリネズミの生活
ハリネズミは単独で生活する生物です。そのため、他のハリネズミや警戒する相手が身近にいると、大きなストレスを感じ、元気をなくしてしまったりすることがあります。
繁殖目的以外では、一つのスペースに一匹で飼うことをオススメします。
活動時間とその周期
ハリネズミはもともと夜行性の生物です。飼育下においてもそれは同じで、21〜24時に最も活発になります。
昼間は寝ていることが多いので、声や物音に気をつけてそっとしておいてあげましょう。
冬眠、夏眠について
ハリネズミは冬眠、夏眠をする生物です。季節ではなく温度が基準になっており、18度以下で冬眠状態に、30度以上で夏眠状態に入ります。長い睡眠に入るときは事前に準備が必要となります。
急激な温度変化はハリネズミの身体への大きなダメージとなり、最悪死んでしまう場合も考えられるので十分に注意しましょう。
一般の飼育下では、冬眠または夏眠は絶対にさせないようにしましょう。
アンティングについて
アンティングとは泡付けや香油塗りと呼ばれることもある、ハリネズミに特有の行動です。知らないものの匂いを初めて嗅いだ時に、舐めたりかじったりした後に泡状の唾液と一緒に体に塗りつけます。
異常な行動に見えても、病気でもなんでもないので心配する必要はありません。
毛色の種類
実はハリネズミには大きく分けて5+1種類ものカラーバリエーションがあります。順に見ていきましょう!
スタンダード
マスク、目、鼻は黒いです。針は白と黒のバンド状の模様になっています。この配色は、ソルトアンドペッパーとも言われます。
シナモン
マスク・鼻はピンク色で、目は黒色になっています。針には明るいシナモンブラウンのバンドがあります。
シニコット
マスク・鼻はピンクで、目はシニコットブラックアイは黒く、シニコットルビーアイは濃いルビー色になっています。針は白とオレンジベージュのバンドがあります。
ブラウン
マスク・鼻はチョコレート色で、目は黒色です。目の外線が茶色なのが特徴。針は白く、明るいオークブラウンのバンドがあります。
パイド
パイドとはカラーの名称ではなくカラーパタンのことを指します。真っ白い針とバンドのある針が混在することで白いぶち模様が現れます。どのカラーにおいてもこの模様になる可能性があり、一つとして同じ模様がないのが魅力的です。
最後に
いかがでしたか。実は知られていない情報も多いハリネズミ事情。ハリネズミを飼う時に知っておかなければならない情報は、他にもたくさんあります。
ハリネズミの飼育を考えている人は、ぜひきちんと調べてから迎え入れてくださいね。