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猫におもちゃは必要?選び方のコツや安全に遊ぶための注意点も解説

etsuko.ito 家畜人工授精師 、ペット栄養管理士

猫にとっておもちゃは、狩猟本能を満たしたり運動不足を解消するためにも必要です。しかし、猫にどのようなおもちゃを選べばいいのか、商品がたくさんあって迷ってしまいますよね。

今回は、おもちゃの必要性や選び方のコツ、安全に楽しく遊ぶための注意点を解説します。

猫におもちゃは必要


おもちゃは、猫の狩猟本能を満たすためにも欠かせないものです。猫には「獲物を捕りたい」という本能があり、満たされないままだと生活の質が下がってしまいます。また、人の手で遊んでいると、人間の手を獲物だと勘違いして人がケガをすることも。

「では外に出して狩りをさせればいいのでは」と思うかもしれません。しかし、外は交通事故や迷子のリスクが高く危険です。生きたネズミなどを食べて、トキソプラズマなどの感染症にかかる恐れもあります。

そこで、「獲物を見つけ出し、追いかけたり襲ったりして捕まえる」という捕食行動をおもちゃで満たしてあげるのです。

体を動かすので、運動不足の解消にも役立ちます。飼い主さんが一緒に遊ぶことでコミュニケーションにもなるでしょう。

猫のおもちゃを選ぶ5つのポイント


猫はおもちゃを噛んだり咥えて歩いたりします。そのため、猫のおもちゃ選びは、誤飲などの恐れがないかどうかを重視しましょう。次のポイントをチェックしてください。

ポイント①大きさをチェック

10センチ程度の「飲み込めないが、咥えて歩けるくらいの大きさ」をおすすめします。

あまりに小さいおもちゃはもちろん、5センチ程度あっても猫は飲み込んでしまう恐れがあります。小さめのおもちゃで遊ぶときは、目を離さないようにしましょう。

ポイント②おもちゃの形状もチェック

ネズミの形をした縦長の形状のおもちゃは飲み込みやすいので選ばないようにしましょう。

中心に型があり、周囲に毛皮を模したものをかぶせてあるタイプのおもちゃもおすすめできません。毛皮だけをむいて飲み込んでしまう恐れがあります。
おもちゃ代わりに毛糸や紐も与えないでください。飲み込むと、消化管の中で引っかかり腸閉塞を起こす恐れがあります。

ポイント③羽根など飾りがついていないタイプがおすすめ

飾りの羽根やリボン、ボタンなどが付いているタイプは、遊んでいるうちにとれやすいので危険です。特に興奮しやすい猫は噛んで引きちぎることがあるので、飾りがついたものを選ばないようにします。

ポイント④綿など天然素材でできたものを選ぶ

咥えて舐めるおもちゃは、綿や羊毛などの天然素材でできたタイプを選ぶようにしましょう。

ポイント⑤ひとり遊び用と飼い主さんと遊ぶ用のおもちゃを選ぶ

猫が一匹で遊べるおもちゃと、飼い主さんと一緒に遊ぶためのおもちゃどちらも用意しましょう。

ひとり遊び用のおもちゃ

ひとり遊び用は留守番中でも安心して遊べるおもちゃを選びます。転がすとフードが出てくるような知育おもちゃなどは夢中になって遊ぶでしょう。

「転がして食べる」ので、獲物を前足で捉えているような猫の捕食行動が満たせる点が大きなメリットです。運動不足や食べ過ぎ、ストレス解消にも役立ちます。ペットボトルでも作れるので、試してみてください。

猫にはおもちゃや遊びが必要!狩猟本能を刺激してストレス解消を

フードを探すパズルのようになっているおもちゃは、早食いをする猫におすすめです。

玉を転がして遊ぶおもちゃも猫に人気があります。

猫壱
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隠れるのが好きな猫にはトンネルもおすすめです。

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飼い主さんと一緒に遊ぶおもちゃ

飼い主さんと一緒に遊ぶおもちゃは、猫じゃらしタイプやひも付きタイプなどがいいでしょう。

キャティーマン (CattyMan)
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けりぐるみやぬいぐるみは猫の好みが分かれるようです。ただ単に与えるのではなく、飼い主さんが隠したり投げたりして一緒に遊ぶと遊ぶ確率が高くなります。ただし、けりぐるみやぬいぐるみは、布を食べる癖のある猫には与えないでください

ペティオ (Petio)
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レーザーポインターはあまりおすすめできません

猫用レーザーポインターがありますが、猫のおもちゃとしてはあまりおすすめできません。目に光が入る恐れがあるためです。夢中で追いかけるものの、レーザーポインターは咥えたり掴んだりできない点からも、猫に不満が残るおもちゃといえます。

猫が安全に遊ぶための注意点


誤飲などのトラブルを避けるためにも、次のことを守ってください。

おもちゃは必ず片付ける

トンネル以外のおもちゃは必ず片付けましょう。特に猫じゃらしやひも付きおもちゃは、猫だけで遊ぶと誤飲のリスクが高く危険です。猫が取り出せないような頑丈な引出しなどにしまっておきましょう。

ほころびや破損があったらすぐ処分

おもちゃにほころびや破損があったら、どんなに気に入っているおもちゃでもすぐ捨ててください。破片を食べたり、中の綿を食べたりする恐れがあります。

誤飲をしたかも?と思ったら動物病院へ

猫がおもちゃやおもちゃの一部を飲み込んだら、すぐに動物病院を受診してください。

飼い主さんが目を離したすきに猫がおもちゃで遊んだら必ずおもちゃの状況を確認します。もしおもちゃに破損があったり、猫の様子がいつもと違ったりしたら受診したほうがいいでしょう。

まとめ


猫にとっておもちゃは、狩猟本能を満たす重要なアイテムです。運動不足の解消や飼い主さんとのコミュニケーションにも役立ちます。ひとり遊び用と飼い主と一緒に遊ぶ用のおもちゃを必ず用意してあげましょう。

誤飲の恐れがない大きさや形状のもの、咥えたりなめたりしても安心な天然素材のおもちゃを選びましょう。遊んでいる最中は、目を離さないことも大切です。遊び終わったら、誤飲などトラブル予防のためにもおもちゃは必ず片付けてください。もし誤飲をしたら動物病院を急いで受診しましょう。

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