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ねこ健康

猫が水を飲まない!その理由と、試してみたい10の対策

和田 千智 シェリー編集部

猫が水を飲んでくれない..


愛猫が水を飲んでいないと不安になりますよね。猫も人間と同様に、体の多くは水分でできています。そのため、全く飲まないと不調の原因になってしまいます。

水分を摂取できないと猫の身体にどういった影響が出るのか、どうやったら飲んでくれるのかという対策法をまとめてみました。

飲まないとこういう病気になる


元々猫は、あまり水を飲まなくても平気なように身体ができています。というのも、砂漠地帯で生きていくために身体ができているからなんです。

濃いおしっこを作り、耐えられるようになっています。しかし、その影響で泌尿器系や腎臓系の病気にかかりやすくなっています。水分を十分に摂取できる現代において、猫が全く飲んでくれないのは考えものです。

水をきちんと飲まないことによって、以下の病気にかかる可能性があります。

  • 尿結石
  • 腎不全(濃い尿を作ろうと腎臓を使うため)
  • 膀胱炎
  • 尿道閉塞

これらの病気で猫ちゃんが苦しむことのないように、「猫が水を飲んでくれる方法」を一緒に考えていきましょう。

試したい10の対策

ここからは、猫が水分不足にならないための対策を見ていきます。10個の方法を紹介していますので、自分や愛猫を考えて、実行可能なものを選んでいってくださいね。

1. ウェットフードに置き換える


今までドライフードをあげていたのならば、それをウェットフードに変えてみましょう

「全部の食事をウェットフードに変えるのは無理!」という方は、「週に2回だけ置き換える」という方法をとってみてください。全部を変えなくても大丈夫です。

ウェットフードは80%が水分でできているため、5-10%が水分のドライフードとは得られる水分量にかなり大きな差があるからです。

2. ドライフードに水

ドライフードに水やお湯をかけてふやかすという方法もあります。ぬるいお湯や、ささみの茹で汁などをかけるとよく食べた(飲んだ)というケースも聞きます。(後ほど詳しく書きますが、猫は温かい水を好みます)

3. 器を変える


猫は、髭が濡れることを極端に嫌います。そのため、器の深さや大きさによっては「この器じゃやだ!濡れる!」といって飲んでくれない可能性があります。

また、陶器の器で、中に水を入れるだけで美味しくなるものもあります。こちらも検討してみても良いかもしれません。

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4. 設置場所を増やす


たくさん飲んで欲しい場合、あちこちに置くことも効果的です。よく通る場所や、お気に入りの場所に設置できるとより多く飲んでくれるでしょう。また、猫はかなりの清潔好きなので、不清潔な場所やトイレの近くだと飲んでくれなくなります。

5. 容器を洗剤で洗うのをやめる


飼い主の皆さんは、水を入れている容器はどのように洗っているでしょうか。猫は、洗剤の匂いや味が苦手です。それらが残っている場合、その容器から飲んでくれない可能性があります。特に、柑橘系の匂いが苦手なため、柑橘系の洗剤で洗っている場合は飲んでくれないかもしれません。

水やお湯で洗い、洗剤は使わないで綺麗なスポンジを使って洗うようにしましょう。

6. 手からあげる


なぜか飼い主さんの手を通した水は飲むという猫ちゃんが少なくありません。

自分の手を介して飲む、自分がすくった水なら飲むという猫ちゃんであれば、定期的に自分の手からあげるようにしてもいいかもしれません。

7. 流れる水がお好き


猫は、新鮮かつ流れている水が好きです。蛇口から流れている水を好む子が多いのですが、それをずっとやっているわけにもいかないですよね。そこで、このような循環式の給水機を使うのはいかがでしょうか。

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流れる水って上から滴る式じゃないの?と思う方もいるかもしれませんね。しかし、髭や毛が濡れる心配からか、好まない猫ちゃんもいます。

上から流れていなくても、動いていればOKなんです。

流れている水に興味を惹かれて飲むようになるって、いかにも猫っぽくて可愛いですよね。。。

8. 新鮮、清潔にする


水の交換はこまめに行って、新鮮で清潔な水を用意しましょう。1日1回だと少ないぐらいです。数回は交換して、綺麗な水を供給しましょう。

9. 沸かした水をあげる

カルキ臭が苦手な猫ちゃんには、一度沸かした水を冷ましてあげると良いでしょう。先述した通り、猫はゆるい温度のお湯を好むので、少し暖かい状態であげても良いかもしれません。(熱湯はダメですよ!猫舌ですから)

10. お湯を用意する


猫は、体温に近いぐらい(36℃~38℃)のお湯を好みます。お風呂のお湯が好きな猫ちゃんも多いのではないでしょうか。

ぬるま湯ぐらいに温めたお湯をあげると、嬉しそうに飲んでくれることも多いです。電子レンジで少し温めてあげてみるのも方法の1つです。

水分は大事!


人間もそうですが、猫も身体の多くは水分で出来ています。水分不足が招く病気を知った上で、愛猫を観察してみてください。

もし「うちの猫、あまり水を飲んでいないかも…」と思ったら、10個の対策のどれかを試してみてください。病気で苦しむ猫ちゃんが1匹でも少なくなりますように。

  • 尿結石
  • 尿路結石
  • 病気
  • 腎不全
  • 飲まない

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