みなさんは猫カフェに行ったことがありますか?猫カフェでとっても可愛くてお気に入りの子ができてしまうと、「この子を連れて帰れたらいいのになあ」なんていうように思うことがあるかもしれません。
そんなとき、本当に連れて帰れてしまえるのが里親募集型猫カフェなんです!今回の記事では里親募集型猫カフェとはどういうところなのか、そしてその魅力を紹介していきます!
この記事の目次
里親募集型猫カフェとは
里親募集型猫カフェとは、動物保護団体が運営する猫カフェです。たとえ里親になることができなくても、会いに行って寄付をすることで保護された猫たちを支援することができます。
純粋に猫たちとリラックスするのもいいし、気に入った子がいたら自分が里親になることもできるという形態の猫カフェで、保健所からひきとった動物の保護も兼ねているんです!
寄付によって救われる猫たち
里親募集型猫カフェの料金形態は、時間制だったり寄付制だったりと店舗によって様々ですが、そこで集めたお金は保護猫の養育のために使われます。1000円で子猫たちのご飯5日分とトイレ砂二週間分がまかなえて、3000円ならそれにプラスしてお薬一週間分とワクチンが買えます。
里親募集型猫カフェを利用することは、猫たちと触れ合って癒されると同時に、保健所などで処分する前に引き取られた猫たちの養育援助にもなるんです!
安全性やケアはしっかりしているのか
病気の検査
里親募集型猫カフェに在籍する猫の多くは血液検査を終えていて、猫エイズ・白血病のウイルスチェックが陰性と判断されています。さらに、初年度の3種ワクチン2回と、ノミやダニの除去を終えている状態の猫もいます。里親として引き取る際は職員さんにきちんと確認をとった上、念のため引き取った後に健康診断等をしておく方がいいでしょう。
不妊手術
不妊手術に関しては、生後半年以上の猫の場合は術後の譲渡、半年未満の子猫の譲渡になる場合は里親さんの元で手術をお願いすることがあります。どちらにせよ、こちらも譲渡前などに団体の職員さんにきちんと確認しましょう。
譲渡決定までのステップ
里親の条件
これも店舗や団体によって様々ですが、主な条件としては以下のようなものが挙げられます。
- 猫を生涯、家族の一員として大切にする
- 完全室内飼育にする
- ペット可の住居に住んでいる
- アレルギーの家族がいない
- ワクチン接種や病気治療などをする
他にも年収の条件や、以前猫を飼った経験があることなどの条件も課されていることがあります。
譲渡までの流れ
お店のシステムなどの違いにより多少のズレはあるかと思いますが、大まかなステップは以下のようになります。
- お店を訪問し、猫と触れ合う
- それぞれの猫の性格や特徴を知る
- 譲り受けたい猫を決める
- トライアル期間の申し込みをする
- 一緒に生活し、環境や相性を見る
- お店側が問題ないか判断する
- 正式譲渡の契約書にサインする
他の保健所などと違って、猫たちとおもちゃやおやつで触れ合ってから譲り受ける猫を選ぶことができます。また、トライアル期間については以下の記事でも触れているので、是非そちらも参考にしてください。
里親募集型猫カフェの社会での役割とは
里親募集型猫カフェでは、保護活動を行うボランティア団体や動物愛護センターから引きとった猫や、職員さんが保護した猫などを養育しています。ここを利用することは、間接的に保健所で殺処分される猫や飼育放棄された猫たちを助けることになります。
そして、里親募集型猫カフェでは譲り受けだけが保護猫の助けになるわけではありません。利用やグッズ購入などによるお金は猫たちの養育の大きな助けになります。猫たちと触れ合うという目的だけでも、結果的に猫たちを助けることになるのです。
最後に
里親募集型猫カフェは、猫を入手するときの優れた手段であるだけでなく、利用することでパピーミルや保護猫の殺処分などの深刻な問題を解決する手助けとなります。猫を買うことに決めたら、まずは里親募集型猫カフェを訪れてみてはいかがでしょうか?
動物愛護センターや保護団体から迎えることも可能です。こちらの記事も合わせてご覧ください。