朝晩の冷えに備えて犬の寒さ対策を。室内犬のための寒さ対策6選

2024.07.30
朝晩の冷えに備えて犬の寒さ対策を。室内犬のための寒さ対策6選

今年は暖冬ということもあり、徐々に暖かくなってきました。しかしながら、朝晩はまだ冷え込む日がありますので、最後まで気を緩めずに寒さ対策をしていきたいところです。

さて、本題ですが、ご存知の通り、犬は人のように衣類を自分で着たり脱いだりすることができません。ですから、飼い主さんが犬の寒さ対策をしてあげる必要があります。

寒さに強い犬もいれば、弱い犬もいます。「ひとことに寒さ対策といっても具体的になにをすれば良いか分からない」という方も多いかもしれません。そんな飼い主さんのために、犬の寒さ対策の方法をご紹介します。しっかり対策して、寒さから大切な愛犬を守りましょう!

この記事の目次

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犬は寒さに弱い?

犬が寒さに弱いというのは本当?

犬が寒いと感じる温度

犬種や個々の犬によって多少異なりますが、一般的に犬にとっての適温は24度前後であると言われています。ですから、室内の温度は20度を下回らないように気をつけましょう。

冷気は床付近に溜まりやすく、犬の生活空間は室内の温度計が示す温度よりも低い場合があることに注意してください。

寒がっている時のしぐさ

以下のようなサインが見られた場合は、室温が下がりすぎていないか確認してください。

  • 体を震わせている
  • 鼻先を隠している
  • 体を丸めて縮こまっている
  • 水を飲もうとしない
  • 下痢をしている

寒さに弱い犬の特徴

犬ぞりのイメージがあったり、シベリア等の極寒地帯で暮らす犬もいるため、犬は寒さに強いと思っている方も多いでしょう。半分は正解です。

寒冷地が原産の犬種や、厚いダブルコートに覆われている犬種は寒さに強いといえますが、そのほかの犬は寒さに弱いと思ってください。

特に寒さに弱い犬の特徴は、以下のとおりです。

  • 南国原産の犬種
  • 小型犬
  • シングルコートの犬種
  • 短毛の犬種
  • 子犬、老犬

人間も同様、犬種に関わらず急激な温度変化は体調を崩す原因になりますので、なるべく避けるようにしましょう。

室内犬の寒さ対策6選

室内犬の寒さ対策6選
では、実際にどのような寒さ対策を行えば良いのでしょうか。

1. 湯たんぽを使う

湯たんぽのメリットは、「熱い」「冷たい」と感じる時には犬が自らから離れ、適温の時にはくっついて温まることが出来るという点です。

しかし、湯たんぽに長時間触れていると、低温やけどをしてしまう危険性があります。
犬が気に入って長時間ずっとくっついているようであれば、最初から中に入れるお湯の温度を60度くらいにしておいて、低温やけどが起こるのを防ぎましょう

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2. ペットヒーターを使う

ペットヒーターとは、ペットが座れるサイズに作られたホットカーペットのような商品です。
ペットヒーターをコンセントに繋いで温度を設定すると、その設定温度に合わせて加温し続けてくれます。

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こちらの商品は、電源コードにスチール製のラセン管が巻かれているため、噛み癖がある犬でも安心して使える設計です。

3. 犬用防寒着を着せる

犬に洋服を着せることに対して抵抗のある飼い主さんもいらっしゃるかと思いますが、犬にとって快適ではない気温、気候の場合は、洋服を着せることがペットの健康を守ることにつながります。

洋服を着ることに慣れていない犬は、寒い日にいきなり着せようと思っても、嫌がるかもしれません。普段から少しずつ慣れてもらい、必要な時にしっかり着用できるようにしておきましょう。


4. ケージの中の工夫

ケージは、なるべく窓際から離し、日当たりがよく暖かい場所に設置するようにしましょう。ただし、直射日光や直風が当たるような場所は避けてください。

また、冷たい床やプラスチックなどに、直接犬の肌が触れることがないよう、ケージの中の床には毛布などを敷いてあげると良いでしょう。

5. 犬用ベッドを置く

犬用のベッドはたくさん売られていますが、冬場はもこもこで暖かいものを選んであげると良いでしょう。
シンプルなものから可愛らしいものまでたくさんのデザインがあるので、インテリアに合わせてお好みのものを選んでみてください。

6. トイレは暖かいところに

トイレが廊下などの寒い場所に設置してある場合には、犬はその寒さを嫌がってトイレを我慢してしまうことがあります。
泌尿器系のトラブルを避けるためにも、トイレは暖かい場所に設置しましょう。

犬の寒さ対策で注意すること

室内犬の寒さ対策での注意点

乾燥に注意

暖房をつけると、部屋が乾燥しやすくなります。温度だけでなく湿度の管理もしっかりし、犬の水がなくならないように注意しましょう。

常に水を飲めるようにしておいてあげれば、犬は自分で水を飲みに行きますが、それでも犬が水をあまり飲まない場合は、水分の多い食べ物を食べさせるなどして様子を見るようにしましょう。

やけどに注意

ヒーターを使う際は犬がヒーターに近づきすぎないように柵を置くなどの対策が必要です。

また、犬用のヒーターマットや湯たんぽを使用する際には、長時間の使用をさせないなど、低温やけどをしないように気をつけましょう。

こちらも、犬が自分で離れられるようにしておくと、自分で移動して、快適に感じられるように調整してくれます。そのため、ハウスの中に入れっぱなしにして、逃げ場がなくなってしまうような置き方はしないようにしましょう。

床暖房には注意が必要

冬の床はとても冷たいですから、床暖房は効果的な寒さ対策です。しかし、床暖房はその部屋の床全体が暖かくなるため、犬が暑いと感じた時の逃げ場がなくなりがちです。

犬が暑いと感じた時に逃げ込める避難場所として、床にすのこを置いたり、ソファにすぐに上がれるような工夫を施す必要があります。

冬のお散歩の工夫

犬の冬のお散歩でも工夫しよう
寒い冬は、犬も飼い主さんも散歩に出るのが億劫になりますよね。しかし、適度な運動は筋肉を作り、代謝を上げてくれますし、ストレス発散にもなります。冬でもきちんとお散歩に連れて行ってあげるようにしましょう。

冬のお散歩の仕方については以下の記事で詳しく紹介しています。

最後に

犬の寒さ対策は工夫が大事

今回は、冬でも愛犬が快適に過ごせるよう、犬の寒さ対策をご紹介しました。室内犬は体温調節が苦手なため、寒さ対策をしてあげないと風邪を引いてしまうかもしれません。

寒い冬でも愛犬があたたかく過ごせるよう、防寒グッズを用いるなどしてしっかり対策をしてあげましょう!

今は、春先ということもあり、防寒グッズなどがセール販売されていたりもします。今年はもうあまり利用できないかもしれませんが、来年に向け、このお買い得な時期に用意しておくのも良いかもしれませんね。

改訂履歴
2020/02/26 情報を更新
2018/12/18 初版公開

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