愛犬が散歩を嫌がるのはなぜ?その原因と対処方法。
散歩に行くよ!と言っても喜ばない。散歩に出かけても嫌がる。こんなわんちゃんいませんか?「犬は普通散歩が大好きなはずなのに…」と思うかもしれませんね。この場合に考えられる、原因と改善方法をご紹介いたします。
お散歩が嫌い理由3つ
1. 外が怖いのかも
多くの犬は、散歩が大好きです。外に出れば、たくさんの刺激が受けられ、他の犬とのコミュニケーションをとることもできます。飼い主さんと外を歩くことは、ストレス解消になり、楽しい時間です。
しかしそれを嫌がるということは、「散歩=怖いもの」と思っているのかもしれません。
犬にとって、生後1ヶ月〜4ヶ月の社会化期というのはとても重要です。この社会化がうまくできなかった場合、散歩が嫌いになってしまうことがあります。家族以外の人や、たくさんの犬たちに触れる機会がなかったり、うまく関わることができなかったなどです。
また、外で何か怖い思いをした場合も、「外は怖いから出たくない」と思うきっかけになります。
対処方法として、外は怖くないと学習させることが必要でしょう。具体的には、
- 外に出かけることができたらご褒美としておやつをあげる
- 少しでも歩いたら、褒めちぎる
などが挙げられます。ポイントは、犬に「散歩って楽しいんだ!」と思ってもらうことです。
場合によっては、車や通行人が怖いのかもしれません。子供のことを怖いと感じる犬も意外と多いのです。その場合は、車や音、人など、その犬が怖いと感じているものを探って、それを直していく必要があります。
また、どうしても散歩が嫌いな犬もいるようなので、様子を見ながら行いましょう。
2. お散歩アイテムが苦手なのかも
犬によっては、首輪が嫌いという子もいるようです。小型犬に特に多いと言われています。この場合、首輪を細いものに変えたりするなどして対応して見てください。
また、なんらかの病気によって関節が変形し、首輪やハーネスにぶつかって痛いために動けない、という場合もあるようです。
これは作者の経験なのですが、冬場に寒くて震えていた愛犬に服を着せたことがあります。ですが、嫌がって硬直し、全く動かなくなってしまいました。身に付けるものに不快感を感じている場合、動かなくなってしまうのかもしれません。
3. 体調が悪いのかも
散歩は、犬の体調や調子を観察することができる絶好の場です。例えば、足を怪我していた場合、実際に散歩で歩いている姿を見ないと、その怪我に気がつくことができないでしょう。
愛犬が、散歩に行きたがらない・出かけてもうまく歩いてくれないという場合には、不調なのかな?と疑っても良いかもしれません。
また、老化によって、「以前は適応できていた気温でも今は辛くて出たくない」というケースもあります。
病気かもしれないと心当たりがあるのであれば、無理に外へ連れ出さない方が良いでしょう。
甘えている可能性もあり
散歩が嫌いでもなんでもないのに、「歩くのが嫌いなだけなんだわ!抱っこしてあげよう!」と甘やかすことはよろしくありません。「黙っていたら、飼い主さんが抱っこしてくれるんだな。今度からもこうしよう」と学習してしまいます。
原因の見極めが大切
なんでこの子は嫌がっているのだろう?と考え、日頃の行動などから分析し、原因を見極めることが大切です。そうでなければ、適切な対処をすることは難しいでしょう。
飼い主さんだからこそわかる、わんちゃんの体調や好み、クセなどがあると思います。しっかりと原因を特定し、楽しいお散歩ライフを送ってくださいね!