あなたのわんちゃんは、車におとなしく乗っていられるタイプでしょうか?吠えてしまったり、トラブルを起こしてしまう子も少なくありません。
知らない場所に連れていかれて犬もイライラ。鳴きっぱなしの声に、飼い主さんもイライラ。そんなイライラムードの車内を転換し、愛犬も飼い主さんも快適に車内を楽しめるようにしたいですよね。
わんちゃんも何か困ったことがあって吠えているわけなので、頭ごなしに叱るのではなく、様々な方法を試して行く必要があります。
この記事の目次
吠えるのには意味がある。
ずっと鳴きっぱなしだと、喉が枯れてしまうんじゃないかと不安になったり、その鳴き声にイライラが募ったりしてきますよね。犬が鳴く行為に対して、よく「無駄吠え」と言ったりしますが、犬の立場からすれば無駄な鳴き声はないはずです。
犬が吠えるのには、そこに理由が必ずあります。理由がわかれば、対処もスムーズになるのでどれが当てはまるか考えて行きましょう。
- 車が怖い
- 変わる景色に落ち着かない
- 車から伝わる振動が嫌
- 不安感や恐怖感、トラウマ
どういった対策が有効なのかは、原因によって様々です。特定が難しい場合も多いと思うので、1つ1つやってみる必要があるでしょう。
1.クレートに入れ、布をかける
狭くて暗い場所が落ち着くから
「犬をケージに入れるのは狭くてかわいそう!」と思う方もいるかもしれません。しかし、犬は狭くて暗い場所の方が落ち着くことができます。
犬の先祖は、穴ぐらで暮らしていたと言われています。そのため、狭くて暗い場所を好み、本能的に心を落ち着けることができます。
窓から色々見えるのが落ち着かないから
また、犬が吠える原因が「窓から見える風景が目まぐるしく変わリ、それが落ち着かないから」というものも考えられます。その場合、クレートに入れて、上から布を被せることが効果的です。
クレートに入れてそっと布をかけてあげることで、目に飛び込んでくる情報量が多くて混乱してしまわないようにできます。
2.身体を安定させる
身体が揺れる不安定な状態が嫌だと思って吠えるわんちゃんも少なくありません。そのため、小さめサイズのクレートを用意し、身体を固定させるような状態を作ってあげましょう。
また、クレートに入っていない状態で急ブレーキがかかったりすると、思わぬ事故も招きます。それだけでなく、席から落ちてしまった場合に、車にトラウマを持つようになる可能性もあります。
そうならないためにも、身体を固定させてあげましょう。
3.少しずつ慣れさせる
犬が車に慣れるのには、ある程度の回数と時間がかかります。いきなり遠出をするのではなく、少しずつ距離を伸ばして行きましょう。
また、初めて車に乗るときも
- 車に乗り込む(エンジンをかけない)
- エンジンをかける
- 慣れてきたら、近場を運転してみる
のように、徐々に車に慣れさせることが必要です。
車のエンジンや振動にびっくりして吠えてしまうわんちゃんも多いので、ゆっくりと慣れるのが良いでしょう。
4.「車=嫌なところに連れて行かれる」のイメージはない?
最初の方は、動物病院でのワクチンなど、楽しくない出来事のために車に乗ることも多かったのではないでしょうか。車に乗って、最初に出かけた先が病院などの怖い場所だと、「車に乗る=嫌な思いをさせられる」という方程式が、わんちゃんの中で作られてしまいます。
車に乗って近くの公園に行くなど、むしろ楽しい場所に連れて行ってくれる乗り物というイメージを持ってもらいましょう。
5.車=楽しいのイメージづけ
車は怖くない!と思ってもらうために、ご褒美作戦で、イメージ回復を狙いましょう。車に乗れたら褒める、目的地まで着いたらおやつをあげるなどして、楽しいイメージを持ってもらいます。
何度も繰り返すことで、「パブロフの犬」でおなじみの条件反射として効果を発揮するでしょう。
6.お気に入りグッズを置く
不安にならないように、愛犬の大好きなおもちゃや使い慣れたブランケットを用意しましょう。普段使っているものであれば、家のにおいや自分の匂いがするはずです。
車内は、いつもと違う匂いがしているはずなのに、安心出来る匂いを作り出すことも重要です。
7.車の中で遊ぶ
車内が怖いものでなくなるように、お出かけがない日にも、車の中で遊んでみてはいかがでしょうか。そうするうちに、車が怖いもので亡くなって、むしろ好きになったという事例もあります。
快適な車内を目指して!
愛犬が車の中を快適に過ごせるようになったら、大きくライフスタイルも変わるのではないでしょうか。
「愛犬が吠えるから、かわいそうでドライブに連れていけない」「吠えるから、私までイライラしてしまって…」などの困ったを解決して、楽しいドライブを楽しめるようになりたいですね!