愛犬の成長は飼い主次第!目指したい指示の出し方と褒め方

愛犬の成長は飼い主次第!目指したい指示の出し方と褒め方

愛犬にはどのように指示を出していますか?また、指示に対応してくれたらどのように褒めてあげていますか?

犬は基本的に人のコトバを理解できないことがわかっていても、ついコトバで色々なことを言ってしまったりと、愛犬の成長を止めてしまうような指示を出しているかもしれません。

今回は、やってしまいがちな指示の出し方と愛犬の成長を伸ばす指示の出し方を紹介します。

この記事の目次

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やってしまいがちな対応

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頭ではわかっていても愛犬を前にすると、つい愛犬には伝わりづらい指示や褒め方をしているかもしれません。指示の出し方に問題はないか改めてチェックしてみましょう。

良くない指示の出し方

  • コトバの指示の連呼
  • いきなりコトバのみでの指示
  • 刺激の多い中での指示
  • コトバの指示を変える(例:オスワリ!スワッテ!スワレ!オスワリデショ~)

これらはいずれも愛犬には伝わりにくく、失敗を誘発してしまいます。失敗(指示が伝わらない)を繰り返す場合は、上記の対応をしていないかを客観的に確認し、愛犬にどうしたら伝わりやすいかを再度考える必要があります。

良くない褒め方

  • カラダを強く撫でる
  • 大きな声で褒める
  • 普段あげているフードをご褒美にあげる
  • 小さいサイズのおやつをあげる

これらの褒め方は愛犬には「褒め」として伝わらず報酬になっていない可能性があります。よく、「大袈裟に大きな声で思い切り褒めましょう」という方法を見聞きしますが、愛犬からすると、突然人が大きな声で勢いよく自分に向かってきたら、うれしいといったプラスの感情よりも驚き怖いといったマイナスな感情が強くなることも考えられます。

人間のコトバが基本的にはわからない犬には、褒めコトバや撫でることよりも、しっかり大きさのある大好きなおやつをひとつもらえた方が報酬となり、行動が定着しやすいです。食欲があまりない場合は、優しく愛犬が喜ぶ撫で方をしたり、おもちゃが好きであればおもちゃ遊びをしてあげると報酬になるでしょう。

自分で考えることも大切

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まずは、指示を出して対応できるまでトレーニングすることが必要ですが、指示に対応できるようになった後には、愛犬が自分で考えて対応できるようにすることも大切です。毎回指示を出してばかりでは考える力は養われず、「言われたからやる」だけの対応になってしまいます。毎回指示を出す飼い主さんも大変ですね。

自分で考えられるようになると、人の前に来たらオスワリやフセをする、呼ばれなくてもアイコンタクトを取る、人の横について一緒に歩く、マットの上に行ったらフセをするなど、愛犬が考えてその行動を取れるようになり、人が求める行動も定着しやすくなります。

考える前に手とコトバの指示でトレーニング

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まずは、手の指示(動き)で刺激が強い中でもしっかりと愛犬がその行動をできるようになるまでトレーニングをします。犬はコトバよりも動きの方が理解がしやすいとされているため、まずは手や体の動きで覚えてもらいましょう。

その後、コトバで対応を覚えてもらいます。ただし、いきなりコトバだけを言っても伝わらないため、先に覚えた手の指示とコトバを組み合わせてトレーニングをします。

コトバの指示の教え方

指示のコトバを言ったあとに、手の指示を出すという順で練習をします。

<例:オスワリ>
「オスワリ」と言ったあとにオスワリの手の指示を出し、愛犬がオスワリできたら報酬をあげます。

一連の流れを何度も繰り返します。
「オスワリ」のコトバのみでオスワリができたら報酬をあげます。

この流れで練習すると、どんな対応もコトバの指示のみでその行動が取れるようになっていきます。

考えて行動を取るトレーニング

オスワリを例に説明をします。ゴールは、人の前にきたら自らオスワリをしてキープできる状態です。

考える力を養うトレーニングの方法

①オスワリが手やコトバの指示でできるようになったら、人の前に来て一度だけオスワリの指示を出して、できたら報酬をあげます。

②人の前に来たら指示は出さずに待ちます。待っている間はコトバをかけたり手の指示も出しません。圧をかけない程度にアイコンタクトを取っておきます。

③愛犬自らオスワリをしてくれたらおやつをあげます。

④一度できたら、再度指示は出さずにオスワリができたらおやつをあげるという流れを繰り返します。そうすると「人の前に来たら自らオスワリをする」という行動が定着します。

上記のやり方でうまくいかない場合のトレーニング方法

①再度オスワリの指示を出してオスワリをしたらおやつをあげます。

②人の前に愛犬が来たら、オスワリの指示を出しますが、すぐには出さずに指示を出すまでの時間を1秒、2秒、3秒…10秒と少しずつ伸ばします。指示を出してできた際も、指示を出さずに愛犬自らオスワリができた際もおやつをあげます。

この要領で、愛犬が自らできる対応を増やせるように練習してみてください。

もちろん、スムーズにできないこともたくさんあり、指示で対応するトレーニングの段階で躓くこともあると思います。その際は、信頼できるドッグトレーナーに、愛犬に合ったトレーニング方法を教えてもらうのもおすすめです。

まとめ

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愛犬に伝えたい気持ちが強くなりすぎて、指示の連呼や指示以外のコトバを発したりと、結局愛犬には伝わらない指示になっていることがあるかもしれません。

また、愛犬が求めている対応をしてくれた際の褒め方もとても大切で、ただテンション高く強く撫でただりするだけでは愛犬には褒めとして伝わっていないこともあります。自身の対応によって愛犬がどのような対応をするかを観察し、うまくいかない場合には自身の対応を変えてみましょう。

指示での対応ができるようになったら愛犬が考える力を養い、さらにレベルアップを目指してみるのはどうでしょうか。愛犬の成長を伸ばすのも止めるのも飼い主さんの対応次第かもしれません。

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