ペットを飼い始めて最初にしたい「しつけ」はトイレではないでしょうか?
最近では、ペットショップやブリーダーさんのところで、既にトイレトレーニングをしてくれていたりもしますが、環境が変わると飼い主さんも「しつけ」する必要に迫られます。自分の寝ているベッドや玄関マットにしていた…、なんていう話はよく聞きますよね。
そんな時、この3つのポイントに気をつければ、簡単にトイレのトレーニングをすることができるんですよ。
この記事の目次
1. トイレのタイミングに気をつけよう
ペットが排泄する時、一定の周期があります。日常的にトイレのタイミングをメモしておくと、次のトイレのタイミングも分かってきます。とは言え、ずっと観察し続けるのは厳しいですよね。一般的に、良く見られるのは、以下の3つのケースです。
- 寝起き
- 食後
- 遊んだ後
ちょっと面倒ですが、このタイミングが訪れた時、ペットをよく観察してみましょう。まだトイレがどこかわかっていない子の場合は、以下のようにしてください。
- おやつを使ってトイレのある所に誘導(なるべく自分の足で移動させること)
- ソワソワしだしたら、目の片隅でペットを監視(じっと見られると、排泄できないので)
- 別のところへ行こうとしたら、おやつで再度トイレへ誘導
- ちゃんとトイレでしてくれたら、おやつをたくさんあげて、思いっきり褒めてあげます
- トイレでできるようになってからも、褒めてあげてください
最初から上手くできる子はなかなかいません。ちょっと外してしまっても決して怒るようなことはせず、根気よく続けましょう。
2. フカフカのトイレを作ろう
犬も猫も共通して言えることがあります。それは、とてもきれい好きということ。自分の足におしっこがかかることをとても嫌がります。
よくベッドやマットの上でトイレを失敗してしまいますが、それはこの習性のためです。ツルツルの場所におしっこをすると、それが流れてきて自分の足にかかってしまいます。それが嫌なので、フカフカの場所を選んでトイレするのです。
トイレには、トイレシートを何枚か重ねて吸水性がある場所にしてあげてください。できればトイレの後はあまり長時間放置せず、すぐに取り替えるようにしてください。こうすることで、居心地の良いトイレと認識してくれます。
3. トイレは複数用意しよう
大きな家の場合に起こります。特に小さなペットの場合、トイレの場所は分かっているのだけど、離れていてそこに行くまで我慢ができないことがあります。
もし、「廊下に置いてあるトイレにもするけど、たまにリビングで失敗してしまう」なんていう場合は、トイレを複数用意することを検討してみましょう。その場所に匂いが残っている可能性も高いですが、「いつも同じ場所で失敗している」という場合は、そこを勝手にトイレだと思いこんでいる可能性が高いです。
そんな時は、よく失敗してしまうところを一時的なトイレにします。徐々に場所を移動させて2つ目のトイレを作りましょう。「たくさんトイレを用意するのは…」と思う気持ちもわかりますが、トイレを複数設置するほうが、いつも失敗されるよりは良いですよね。
【番外編】絶対にしてはいけないこと
トイレを教えるにあたって、絶対にやってほしくないことがあります。それはトイレに失敗した時に怒ることです。
トイレに失敗したのに、どうして怒ってはいけないのでしょうか?それは、ペットが排泄行為自体がいけないことだと思う可能性があるからです。とは言え、トイレを我慢し続けることはできません。そこでどうするか?怒られたくないがために、飼い主に隠れてするようになってしまうのです。
「あー!」とか「うわぁ!」とか言ってしまいそうですが、もし、ベッドやソファにしてしまったとしても、何も言わず黙って片付けましょう。その子の性格にもよりますが、そういったことを言うだけで、「しちゃいけないことをしてしまったんだ…」と思う子もいるのです。
むすびに
いかがでしたでしょうか?今すぐにできることばかりですよね。善は急げ、今すぐにでもやってみましょう。
もっと高度になると、掛け声で排泄を促すこともできるんです。また、トイレの場所は認識しているんだけれども、ちょっとだけ外してしまうような子もいると思いますが、これらの方法を応用することで、そんな時の対策もできます。
まずは、ここでご紹介した基本を押さえるところから始めてみてください。