フェレットはとても好奇心旺盛で遊び好きな動物です。少なくとも1日に1時間以上はケージから出して、遊ばせてあげたほうが良いと言われています。
1日の大半をケージの中で過ごすフェレット、せっかくなら遊びの時間はとことん楽しませてあげたいですよね。
今回は、フェレットとの遊び方と注意点、そしてフェレットが喜ぶおもちゃについてご紹介していきます。
この記事の目次
フェレットと遊ぶ前に
フェレットが遊ぶスペースを確保しよう
フェレットと遊ぶ際には、ケージから出して広いスペースで遊ばせてあげましょう。
ペットガードなどもいいですが、隙間があったり、登れる素材だとすぐに脱走してしまうため注意が必要です。
余裕があれば、フェレットが遊ぶための部屋などがあると、脱走の心配もなく安心です。
危険なものは別室に移動させておこう
フェレットは好奇心が強く、周りにあるものはなんでも遊びに使おうとします。
そのため、危険なものや傷つけられたくないものなどは、別室や高いところに置くなどフェレットが触れないようにしましょう。
遊びはコミュニケーションの一環!
遊ぶのが大好きなフェレットは、実はひとりでも遊んでくれます。
ですが、飼い主さんと一緒に遊ぶことも大好きです。コミュニケーションも兼ねて、ぜひ一緒に遊んであげてください。
フェレットはどんなおもちゃが好き?
フェレットはどんなものでもおもちゃにしてしまいますが、やはり安全面から見ても、ペット専用のおもちゃで遊ぶのが一番です。そこで、どんなおもちゃが人気なのか、フェレットが喜ぶのはどんなおもちゃなのかご紹介していきます。
ボール
フェレットにボールをあげると、前足で持って自分のお気に入りの場所まで持って行きます。
両手で抱えられる程度の大きさのボールだと、誤飲の心配もなく、ちょうど良いサイズでしょう。また、音が鳴るものも、喜んで遊んでくれます。
ぬいぐるみ
フェレットはぬいぐるみをかじったり、手に持って転がったりと、シンプルなものでもとても喜んでくれます。ぬいぐるみも、ボールと同じように音が鳴るものだと、フェレットがより気に入ってくれるでしょう。
ぬいぐるみと遊んでいるフェレットは写真映えもしますし、遊び疲れてぬいぐるみの横で眠るフェレットの可愛さは筆舌に尽くし難いです。
猫じゃらし
習性も猫と似ているフェレットですが、猫じゃらしも大好きです。
目の前で動かしてあげると、捕まえようと一生懸命追いかけます。捕まえた後はかじったりするので、できるだけ飾りのないシンプルなものがおすすめです。
ボールプール
ボールを敷き詰めたプールはフェレットの格好の遊び場になります。
ボールの下に潜って移動し、顔をひょっこりと出す姿はとても可愛らしいです。
また、狭いところが好きなフェレットにとって、ボールに囲まれるのが落ち着くのか、ボールプールの中で眠ってしまうこともあるようです。
プレインスターチ
プレインスターチは、でんぷんと水でできた、発泡スチロールのようなおもちゃです。水に溶けるため、誤って食べてしまっても大丈夫という特徴があります。
実際、夢中になってかじって遊ぶ子もいるようです。しかし、食べすぎてしまうと便秘になってしまうため、遊ばせる際には目を離さないようにしましょう。
また、フェレットはおもちゃをお気に入りの場所に持って行く習性があります。
そのため、気づいたら部屋がプレインスターチまみれ、ということもあるので、ボールプールのようにプールに敷き詰めて遊ばせましょう。
トンネル
フェレットのおもちゃの代表格といっても過言でないのが、ジャバラ式のトンネルです。
狭く細い場所が大好きなフェレットにとってトンネルは最高の遊び場であり、大興奮でトンネルの中を走り回ります。
繋げて長くしていくタイプなら使わないときは分解してしまうこともできますし、買い足せばもっと長いトンネルを作ることも可能です。また、ジャバラ式なら長さの調節も簡単です。
フェレットと遊ぶ際の注意点
フェレットにとって遊ぶ時間はとても重要であり、同時に飼い主さんにとっても癒しの時間となるのではないでしょうか。ですが、フェレットと触れ合う中で気をつけなければならない点もあります。
1. おもちゃの誤飲
誤飲しやすい小さなおもちゃは避けましょう。また、フェレットはおもちゃをかじってしまうため、壊れやすいものは使わないようにしてください。
遊んでいるうちに徐々に壊れていってしまうこともあるため、遊ぶ前に毎回、おもちゃの状態を確かめることが大切です。
2. 決まった時間に遊ばない
フェレットは賢いため、決まった時間に遊んでいるとそのことを学習します。
ですが、いつもの時間帯に遊んでもらえないとストレスが溜まってしまうため、できるだけ決まった時間に遊ぶのではなく、さまざまな時間にケージから出して遊んであげるのが良いでしょう。
3. 隙間や家具の裏
フェレットは狭いところを好むため、遊んでいると家具の裏や押し入れ、机の下などに入り込みたがります。そのため、気づかないうちに家具を動かしてフェレットを怪我させてしまったり、閉じ込めてしまう危険性があります。
遊ぶときは家具がないところで遊ばせるか、もしくはどこにいるのかを常に把握するようにしてください。また、ひとりで遊ばせるのではなく、一緒に遊んで、フェレットから目を離さないことが大事です。
まとめ
今回は、フェレットとの遊び方と注意点、そしてフェレットが喜ぶおもちゃについてご紹介しました。
活発で遊び好きのフェレットにとって、遊ぶ時間はとても大事な時間です。フェレットと楽しく遊ぶためにも、適切なおもちゃを使い、安全な場所で遊ばせてあげてください。