猫が寝る場所と寝相からわかる!飼い主さんへの信頼度と猫の性格

2024.12.18
猫が寝る場所と寝相からわかる!飼い主さんへの信頼度と猫の性格

猫を飼っている皆さんは、猫の寝る場所やその姿を気にしてみたことがありますか?実は、猫の寝る様子は飼い主さんへの信頼度や猫の性格を知るヒントになります。

今回は、猫の寝る場所と寝相からわかる信頼度や性格について解説します。なお、ここで紹介する内容は、あくまで一般的な傾向です。参考までに楽しんでいただければ幸いです。

この記事の目次

猫が寝る場所からわかる!信頼度や猫の性格

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野生の猫と異なり、家で飼われている猫はいつまでも甘えん坊な子が多くいます。これは、飼い主さんを自分の保護者として認識しているためだと言われています。特に避妊・去勢手術を受けた猫は、飼い主さんに甘える傾向が強くなります。

親猫のような存在の飼い主さんと一緒に寝るために、布団に潜り込んでくることもあります。そして、猫が飼い主さんをどれほど信頼しているのかは、寝る場所や寝相を観察することである程度判断できるのです。

1. 顔の周りで寝る

猫が顔の近くで寝るのは、甘えたい気分の表れです。

猫が顔の周りに寄ってくるのは信頼の証で、猫同士でも親しい間柄では鼻やおでこをくっつけ合うことがあります。特に子猫にはこの傾向が強く、飼い主さんの顔に近づいたりくっついたりしてきます。

また、成猫であっても、「飼い主さんを信頼していて、甘えたい」場合には枕元で寝る姿が見られます。

2. 布団の中で寝る

布団の中に潜り込んでくる猫は、顔の周りで寝る猫ほどではないものの、こちらも甘えん坊な傾向があります。「飼い主さんのことが好きで近くにいたい」という場合が多いようです。

3. 布団の上で寝る

布団の上や股のあたりで寝る猫は、クールな性格なのかもしれません。「飼い主さんを信頼していて側で寝たいけれど、あまり触って欲しくはない」と思っている可能性があります。

4. 足元で眠る

猫が足元で寝ている場合、少し警戒心があるのかもしれません。「布団のような暖かい場所で寝たいけれど、何かあったらすぐに逃げられるよう準備している」とも考えられます。

5. 離れた場所で寝る

お迎えしたばかりで警戒している猫は、離れた場所で寝がちです。他にも、大人びた性格で、「寝るときはひとりでゆっくり寝たい」という猫も、あえて距離をとって寝ることがあります。

ただし、離れた場所で寝ているからといって必ずしも信頼関係がないとは限りません。どこにいるかわかる距離で寝ている場合は、ある程度の信頼関係は構築できていると言えるでしょう。

猫の寝相からも信頼度がわかる?

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猫の寝る場所以外にも、猫の寝相からも飼い主さんへの信頼度がうかがえます。次のような格好で寝ている場合は、飼い主さんを信頼している証拠です。

1. 仰向けで寝る

猫が仰向けでお腹を見せて寝るのは、安心している証拠です。急所であるお腹を無防備にさらけ出しているのは、周囲に危険がないと考えているからです。

つまり、飼い主さんを信頼しており、自分のテリトリーが安全だと認識している状態だと言えます。

2. お尻をむける

動物にとって背後は死角であり、警戒すべき場所です。そのため、お尻を飼い主さんに向けるということは、信頼しているサインです。

自分では警戒できない背後を、信頼できる相手に守ってもらいたいという心理が働いているのかもしれません。

猫と一緒に寝るときの注意点

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布団に潜り込んでくる猫は非常に可愛らしいものです。そんな姿を見ると一緒に寝たいと思う飼い主さんも多いでしょう。しかし、猫と一緒に寝る際には、いくつかの注意が必要です。

十分なスペースをとる

寝ている間に猫を押しつぶしてしまう危険性があります。また、飼い主さんが寝返りをした際に、猫がベッドから落ちてしまい、ケガをする可能性もあります。

そのため、添い寝する際にはできるだけスペースを確保しましょう。

衛生面に気をつける

寝具に粗相してしまう猫もいるようです。特に羽毛布団は、猫が粗相しやすいと言われているので、避けた方が無難です。また、猫と添い寝すると被毛や体の汚れが寝具に付着し、不衛生になりがちです。寝具のこまめな洗濯や猫のブラッシングを心がけましょう

子猫との添い寝は控える

特に子猫の場合、押しつぶされた際に逃げきれなかったり、ベッドから転落して大ケガをする危険性があります。そのため、生後5〜6ヶ月を過ぎて体が成長するまでは、添い寝を控えるようにしましょう。

充電スペースを枕元から離す

就寝時には枕元などで、スマホを充電する方も少なくないのではないでしょうか。しかし、飼い主さんが寝ている間に猫がケーブルで遊んでしまい、感電する恐れがあります。

そのため、スマホは枕元以外の場所で充電するか、あらかじめ充電を済ませておきましょう。ただし、枕元でなくとも、猫がケーブルで遊んでしまう場合は保護カバーなどをつける必要があります。

感染症に注意する

寝具についた猫の体液などを飼い主さんが吸い込んでしまったり、過度なスキンシップによって、人獣共通感染症(ズーノーシス)にかかる恐れがあります。特に幼児やお年寄り、体力が低下している方は重症化してしまうこともあるので、注意が必要です。

ノミ・ダニを予防する

猫にノミやダニが寄生していると、飼い主さんも刺されたり寝具に住み着いてしまう可能性があります。これにより、感染症やアレルギーを引き起こす可能性があるため、外飼いの猫はもちろん、室内飼いの猫でも定期的なノミ・ダニ予防は欠かさないようにしましょう。

こまめに爪切りをする

飼い主さんの寝返りなどに猫がびっくりして引っ掻いてきたり、噛んできたりすることがあります。軽い傷程度で済む場合もありますが、時にはその傷が原因で感染症にかかることもあるので、日頃から猫の爪を短くしておくことでリスクを軽減できます。

まとめ

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今回は、猫が寝る場所や寝相が示す意味、猫と添い寝する際の注意点について解説しました。猫がどこで寝ているか、どんな格好なのかに注目することで、猫の性格や飼い主さんへの信頼度がわかるかもしれません。

また、猫との添い寝は幸せなひとときですが、健康のために注意すべき点もあります。お互いの健康を守りつつ、猫との暮らしを楽しんでくださいね。

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