この記事は公開から1年以上経っています。

成長とともに毛の色が変わる!猫の毛色が変化する5つの理由とは

2021.06.05
成長とともに毛の色が変わる!猫の毛色が変化する5つの理由とは

猫は成長するにつれて、毛の色が変化するのをご存知ですか?
「うちの子は仔猫のときに比べて毛色や模様が変わった」と実感している猫飼いの方も多いと思います。

「毛の色の変化」というと「白髪」を想像するかもしれませんが、それ以外にも様々な理由があります。

今回は、猫の毛色が変化する理由をご紹介します。

この記事の目次

犬猫ペット用品の個人輸入代行「うさパラ」
広告

猫の毛の色が変わる理由①「老化現象」

猫,毛色,変化,成長
猫は人間と同様、老化によって白髪が生えることがあります。

毛を着色しているのは、メラニン色素と呼ばれる色素細胞で、加齢と共にメラニンの機能が衰えることで白髪になることがあります。
「若白髪」というように、若いうちから白髪が生える猫も稀に存在し、白髪が増えるタイミングは猫によって様々です。

猫の白髪は、口、目、耳の周りなどに部分的に生えることが多いと言われていますが、全体的に被毛の色が薄い色に変化することもあります。

老化により毛の色が変わる際に注意したいこと

老化によって毛色が変化した際は、被毛がごわつく、フケや乾燥など皮膚・被毛トラブルなども起きやすくなっている可能性があります。

対策として、毎日ブラッシングをすることで、新しい毛への生え変わりを促進することができます。また、保湿剤被毛の健康のためのサプリメントなどもおすすめです。

オーアールピー(ORP)
¥1,591 (2024/12/03 06:53:48時点 Amazon調べ-詳細)

ハッピーペット
¥510 (2024/12/03 06:53:49時点 Amazon調べ-詳細)

猫の毛の色が変わる理由②「遺伝子の組み合わせ」

猫,毛色,変化,成長
猫の毛色や模様に関する「遺伝子座」は9種類あり、遺伝子の優性・劣性の組み合わせにより決まります。そのため、受け継いだ遺伝子によって、成長に伴う色の変化が起こります。

これは、仔猫の時に抑えられてた色味や柄の遺伝子が、成猫になってから発現するということを意味しています。

猫の毛色の変化の例

よくある色の変化として、以下が挙げられます。

  • 白→クリーム、茶色
  • 黒→茶色
  • オレンジと白→オレンジ
  • 灰色→黒

猫の毛の色がこんなにも変わるのは、成長と共に変化する遺伝子の発現が関わっています。

猫の毛の色が変わる理由③「紫外線」

猫,毛色,変化,成長
日向ぼっこが大好きな猫ですが、太陽の光をたくさん浴び続けると、紫外線の影響で毛の色が薄く変化し、毛が日焼けのような状態になることがあります。黒い色の猫が赤っぽく変化することもあるそうです。

なお、白色など被毛の色素が薄い猫は、紫外線の影響で日光性皮膚炎という皮膚の炎症を起こすことがありますので注意してください。

猫の毛の色が変わる理由④「温度による変化」

猫,毛色,変化,成長
成長や加齢とは別に、温度の変化が毛の色に影響する猫種もいます。

気温が高い夏には薄く白っぽく、気温が低い冬は濃く黒っぽくなり、シャム猫などが代表として挙げられます。

また、このような猫では、体温の高い仔猫では白っぽく、体温の低い老猫では黒っぽくなるため、見た目も大きく変化することが多いです。

猫の毛の色が変わる理由⑤「栄養不足」

猫,毛色,変化,成長
被毛の健康を保つためには、たくさんの栄養素をバランスよく摂取する必要があります。
特に、オメガ3とオメガ6という必須脂肪酸が不足してしまうと、艶がなく、くすんだ被毛になってしまいます。これが色が変わったように見えてしまう原因です。

完全栄養食のキャットフードを食べていれば、栄養不足になることは考えにくいですが、栄養の吸収度や体質は猫によって様々なので、注意が必要です。

成長による猫の体のその他の変化

猫,毛色,変化,成長
毛の色の他に、成長による猫の体の変化はいくつかあります。

1.目の色の変化

仔猫は種類に関わらず皆、生まれたばかりの頃は青い目をしています。これは「キトンブルー(Kitten Blue)」と呼ばれます。

仔猫の目は、虹彩のメラニン色素が極端に少ないため青く見えます。青色には個体差があり、真っ青な色もあれば、灰色がかった青色もあります。
大体生後2〜3ヶ月を過ぎると、メラニン色素がついてきてそれぞれの色へと変化してきます。

変化後の猫の目の色

成長した後、猫の目の色は大きく以下の5つに分けることができます。

  • ブルー
  • グリーン
  • ヘーゼル(薄めのブラウン、中心からグラデーションあり)
  • アンバー(琥珀色)
  • カッパー(褐色、銅)

上記の他にも、珍しい色としてレッドやオッドアイがあります。

2.毛質の変化

年齢と共に、毛質にもパサく、ツヤがなくなる、硬くなるなどの変化が見られます。

毛質が変化する原因は老化以外にも、栄養不足グルーミング不足が挙げられます。毎日触れ合いケアをすることで、愛猫の毛質の変化を見逃さないようにしましょう。

3.鼻の色の変化

成長するに従って、鼻の色も変化することがあります。黒からピンクになったり、ピンクから茶色になったりします。
老化による色素沈着が原因で、色が変化することもあるようです。

まとめ

猫,毛色,変化,成長
猫の毛色の変化には、様々な理由があることをご紹介しました。

毛色の変化には遺伝的要素や個体差があるので、この色はこの色に変わるとはっきりしたことは言えません。その分、愛猫ごとの個性が発揮される部分でもあります。

成長とともに変化するかもしれない、愛猫の毛の色。成長と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?

関連記事

こちらの記事も読まれています

いぬ」の記事をさがす