猫の毛の種類を解説!ダブル・シングルコートの違いと換毛期対策

2026.11.02
猫の毛の種類を解説!ダブル・シングルコートの違いと換毛期対策

ペットショップの店員さんの説明やペット関連サイトで「オーバーコート」や「ダブルコート」といった聞き慣れない言葉を聞くことがあります。

そんなとき、これから紹介する猫の毛に関する基礎知識があれば、より深くその内容を理解することができるでしょう。

今回の記事では、猫の毛の種類について、性質による分類と生え方による分類の両方から紹介していきます。

この記事の目次

猫の被毛の種類

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猫の被毛は大きく「オーバーコート」と「アンダーコート」に分類されます。ここからは、それぞれの毛がどのような役割を持っているのか紹介します。

オーバーコート

「上毛(じょうもう)」「トップコート」「ガードヘアー」などとも呼ばれます。皮膚を保護するための毛で、水を弾き、紫外線から皮膚を守る役割を持ちます。

アンダーコート

オーバーコートの内側に生える柔らかい毛で、「下毛(かもう)」とも呼ばれます。一つの毛穴から数本まとまって生え、オーンヘアとダウンヘアの2種類に分かれます。いずれも防寒の役割を担っています。

オーンヘア

オーンヘアは、「芒毛(ぼうもう)」とも呼ばれます。アンダーコートを構成する2種類の毛のうち、長く粗めの毛質が特徴です。

ダウンヘア

ダウンヘアは、アンダーコートを構成するもう一方の毛で、短くやわらかく縮れた毛質が特徴です。

被毛の生え方の違い

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被毛の性質による分類に加えて、猫の毛には生え方による違いもあります。オーバーコートとアンダーコートの両方が生えている「ダブルコート」と、どちらか一方のみが生えている「シングルコート」の2つに分けられます。

以下では、それぞれの特徴を長毛種・短毛種別に紹介します。

ダブルコート

ダブルコートは、オーバーコートの下にアンダーコートが生えている二重構造の被毛です。

代表的な猫種として、短毛種ではアメリカンショートヘアやロシアンブルー、スコティッシュフォールドが、長毛種ではノルウェージャンフォレストキャットやペルシャ、ラグドール、メインクーンが挙げられます。

日本でよく見られる日本猫(雑種)も、多くがダブルコートだといわれています。

アンダーコートがしっかり生えている分、換毛期などは抜け毛が多くなりやすいのも特徴です。

シングルコート

シングルコートは、オーバーコートのみ、またはアンダーコートが非常に少ない被毛のことです。ただし猫種の中には、季節によってアンダーコートの量が増減したり、個体差があったりするケースもあります。

代表的な猫種として、短毛種ではシャムが、長毛種ではターキッシュアンゴラやターキッシュバンが挙げられます。

中でも、被毛がオーバーコートのみの猫は、比較的抜け毛が少ないといわれています。

珍しい被毛の猫

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猫の中には、ここまで紹介した分類に当てはまらない珍しい被毛を持つ品種もいます。

ヘアレス種

スフィンクスに代表されるヘアレス種は、オーバーコートやアンダーコートといった毛がほとんど生えておらず、桃の皮のような極薄の産毛に覆われています。触るとベルベットのように滑らかで、独特のしっとりとした肌触りが特徴です。

代表的な猫種としてスフィンクスやバンビーノ、ピーターボールド、ドンスコイなどが挙げられます。

レックス種

デボンレックスやコーニッシュレックスは、毛が縮れているのが特徴の品種です。

中でもコーニッシュレックスは、アンダーコート(ダウンヘア)のみしか持たないという珍しい被毛の構造をしています。そのため、他の猫種に比べて被毛が非常に柔らかく、巻き毛のような質感になります。

ワイヤーヘア種

アメリカンワイヤーヘアは、すべての毛が針金のように縮れているのが特徴です。この巻き毛の性質は、アメリカンショートヘアから生まれた1匹の猫の突然変異に由来するとされ、毛質以外の特徴はアメリカンショートヘアによく似ています。

「換毛期」と健康への影響

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猫は春(3月頃)と秋(11月頃)の年2回、「換毛期」と呼ばれる毛の生え変わりの時期を迎えます。

冬毛から夏毛へ、夏毛から冬毛へと生え変わるタイミングで、普段よりも多くの毛が抜け落ちるのが特徴です。特にダブルコートの猫はアンダーコートの量が多いため、換毛期の抜け毛も目立ちます。

気をつけたい毛球症

この時期に注意したいのが「毛球症」です。猫は毛づくろいの際に自分の毛を飲み込みますが、通常であれば便として排出されたり、吐き戻したりすることで体外に出されます。

しかし、換毛期など抜け毛が多い時期にケアを怠ると、飲み込んだ毛が胃や腸の中で塊になり、うまく排出できなくなることがあります。これが毛球症です。

毛球症になると、食欲不振や便秘、繰り返す嘔吐といった症状が見られることがあります。症状が進行すると腸閉塞につながるケースもあるため、日頃からまめなブラッシングで抜け毛を取り除くことが重要です。

ブラシの選び方については、こちらの記事をご覧ください。
https://cheriee.jp/articles/3779/

最後に

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猫の毛の種類やその性質によって、毛並みの手入れの仕方は大きく変わってきます。

愛猫がオーバーコートとアンダーコートのどちらを持っているか、シングルコートかダブルコートかを知っておくと、日々のブラッシングやお手入れの参考になります。

猫の毛について調べたり、ペットショップの店員に聞いたりする際は、ぜひこの記事を役立ててください。

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