保護猫が家に来たばかりだと、なかなかトイレをしてくれないことがあります。
猫が長時間トイレをしないと、「大丈夫かな?動物病院へ行った方がいいかな?」と心配になってしまいますよね。
ですが、初めての環境で猫がトイレをしないのは決して珍しいことではありませんので、あまり心配する必要はありません。
今回は、保護猫を飼育している筆者の実体験を元に、保護猫がトイレをしてくれない時の対処法をご紹介します。
悩んでいる飼い主さんはぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
保護猫がトイレをしない理由
保護猫を迎え入れた初日にトイレをしてくれないのは、決して珍しいことではありません。
筆者自身も保護猫を飼い始めた時に、初めておしっこをするまで2日ほどかかりました。
猫は環境の変化が苦手
保護猫に限らず、猫は繊細で環境の変化が苦手な生き物。
慣れない環境に連れてこられた保護猫は、その場所が安全だと分かるまで警戒してトイレをしないことが多いのです。
トイレをしない場合、動物病院に連れて行くべき?
2~3日様子見を
保護猫がトイレをしないからといって、すぐに慌てる必要はありません。
まずは、2〜3日様子を見ましょう。猫が家に慣れてきたら自然とトイレをしてくれるはずです。
次の章でご紹介する対処法を試しながら、猫の様子を見てあげてくださいね。
長引く場合は病院へ
4日以上トイレをしない場合や、猫の様子が少しでもおかしいと感じた場合は動物病院へ連れて行きましょう。
筆者も保護猫を飼い始めた時、うんちをする気配が3日以上なかったため動物病院へ連れて行き、潤滑剤や便秘薬を処方して貰った経験があります。
気になることや心配事があったら、動物病院の先生に相談すると安心です。
保護猫がトイレをしない時の3つの対処法
次に、保護猫がトイレをしない時の対処法を3つご紹介します。
1. 猫砂の種類をいくつか用意する
猫砂は粒の大きさや匂い、素材など様々な種類があります。
猫によって好みが別れるため、初めはいくつか用意しておくと良いでしょう。
ちなみに、猫砂を販売しているライオン商事株式会社が実施した調査では、鉱物系の猫砂を好む猫が多いことが分かりました。
猫砂で迷ったら鉱物系を選ぶと、猫がトイレをしやすくなるかもしれません。
ちなみに、トイレをいくつか用意する場合は、ダンボールにペットシートを敷いてから猫砂を入れると簡単にできるのでおすすめです。
2. 香料が少ない猫砂を選ぶ
猫の嗅覚は人間の20万倍以上もあると言われています。
そのため、人間でも匂いが強いと感じる物は、猫にとってはそれ以上に感じるでしょう。
消臭効果を強めるために香料が強く効いた猫砂もありますが、猫のためには紙系や鉱物系など匂いの弱いものを選ぶと良いです。
また、可能であれば保護猫が前に住んでいた場所の猫砂を少し貰って、新しいトイレの猫砂に混ぜておくと、猫がトイレを認識しやすくなるのでおすすめです。
3. ケージの中にトイレを入れる
猫は狭い場所を好む習性があります。
ケージなど、猫専用の狭くて落ち着ける場所を作ってあげ、しばらくそっとしておいてあげると家に慣れやすくなります。
筆者が保護猫を飼い始めた際も、猫をケージに入れて部屋を暗くしてそっとしておいたら、知らないうちにトイレをしていました。
トイレの他に、ご飯や水、爪とぎもケージの中に設置して、ケージの中で生活が完結できるようにしてあげるとなお良いでしょう。
おすすめのトイレグッズ
最後に、筆者がおすすめしたい便利なトイレやトイレグッズをご紹介します。
香料が少なくて消臭バッチリ「デオトイレ」
猫のトイレなら、幅広のデオトイレが使いやすく、匂いもほとんどしないのでとてもおすすめです。
猫砂はシリカゲル系で、砂自体の匂いもほとんどしません。
筆者の家でもこれまでに色々なトイレを試しましたが、臭いや使いやすさから3年以上デオトイレを愛用しています。
本当に匂いが漏れない「うんちが臭わない袋」
ペットのうんちをトイレに流せない自治体にお住いの方は、猫のうんちを袋に入れて可燃ゴミに出すことが多いでしょう。
猫のうんちは臭いが強いので、普通の袋では臭いが漏れ出してしまいます。
匂いに敏感な飼い主さんは、ペット用のうんち袋がおすすめです。
最近では環境に配慮した生分解性の袋も売られているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
今回は、保護猫がトイレをしてくれない時の対処法をご紹介しました。
猫は環境の変化が苦手な繊細な生き物です。初めての家で警戒しているでしょうから、まずは早く家に慣れるように静かにそっとしておくことが大切です。
もし、家に来て2〜3日経ってもトイレをする様子がなく心配な場合は、動物病院へ相談すると良いでしょう。
気になってしまいますが、心配しすぎずにそっと見守ってあげてくださいね。