しっぽで分かるうさぎの気持ち!引っ張ると取れてしまうって本当⁉︎

しっぽで分かるうさぎの気持ち!引っ張ると取れてしまうって本当⁉︎

うさぎを飼っている方は、うさぎのしっぽについてどれだけ知っていますか?

実は、うさぎのしっぽはとても重要な役割を担っています。また、かわいらしいしっぽについ触ってみたくなる気持ちは分かりますが、うさぎのしっぽは繊細なので、取り扱いには注意しなければなりません。

今回の記事では、うさぎのしっぽの役割や、しっぽから分かるうさぎの気持ち、しっぽの扱いの注意点やお手入れ方法についてご紹介します。

この記事の目次

うさぎのしっぽの真実

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うさぎのしっぽは丸くない!?

うさぎのしっぽといえば、丸いポンポンのような形のイメージがあるかもしれません。

しかし実際には、スプーンのような形(種類によります)をしており、丸くはないのです。
また、しっぽには「尾椎(びつい)」という骨が通っています。

しっぽの裏はたいてい白い

しっぽの形や毛色は種類によって違いますが、どの種類のうさぎでもたいていはしっぽの裏側が白くなっています

しっぽはあまり触らないで!

ここまでで、自分のうさぎのしっぽを調べてみたくなった方もいるかもしれません。しかし、しっぽを触られるのを嫌がるうさぎは多いですし、しっぽ自体も脆いので、あまりいじったり引っ張ったりしないようにしましょう

うさぎのしっぽの役割

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多くの犬や猫に比べて短いうさぎのしっぽですが、実はとても大切な役割があります。

1. 仲間とコミュニケーションをとる

うさぎは声帯を持っていないので、基本的には鳴くことがありません。そのため、鳴き声以外のコミュニケーション手段として、「しっぽ」が大活躍するのです。

例えば、オスがメスに求婚するとき、しっぽを上げてメスに裏側の白い部分を見せるなどの行動が見られます。

2. 仲間に危険を知らせる

うさぎは、天敵を察知して身の危険を感じたときにも、しっぽの裏側を見せることがあります。裏側の白さはよく目立つため、仲間も気付きやすい色なのです。

そして、しっぽをあげているのを見た仲間のうさぎは、他のうさぎにも危険を知らせるため、次々としっぽを上げて伝達していきます。

体が小さく力も弱いうさぎにとっては、大きな耳としっぽの伝達によって少しでも早く危険から逃れることこそが、自然界で生き抜くための戦略なのでしょう。

しっぽがサイン!うさぎの気持ちを読み取ろう

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1. しっぽをぐいっと上げている

怒っているときの他、興奮したり何かに強い興味をもっているときに、しっぽを上げることがあります。

しっぽを上げるときの例
・おやつやごはん、おもちゃに興奮しているとき
・怒ったり興奮したりして足ダン(地面を足で鳴らす行為)をしているとき
・部屋の中や外で周りのものに興味をもって散策しているとき
・まだ家に来たばかりで警戒しているとき

2. しっぽが下がっている

うさぎのしっぽが下がっているのは、リラックスをしているサインです。

しっぽを下げるときの例
・眠くてうとうとしているとき
・撫でられて気持ちが良いとき

3. しっぽを振っている

犬も嬉しいとしっぽを振りますが、これはうさぎも同じです。

しっぽを振るときの例
・おやつを前にして興奮しているとき
・ケージから出してもらって遊んでもらえるとき

しっぽを引っ張ると取れるって本当⁉︎

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うさぎは、天敵に襲われそうになるとしっぽを置いて逃げることがあるそうです。

このことから、「うさぎのしっぽは取れやすい」と聞いたことがあるかもしれませんが、少し触っただけで取れてしまうことはあまり考えられません。「取れた!」と思っても、よく見たら大きな毛玉が落ちただけだったということもあります。

強く引っ張ると取れることはある

しかし、そうは言ってもうさぎのしっぽは犬や猫のしっぽよりも脆いので、強く引っ張ったり、誤って踏みつけてしまったりすると、根元から取れてしまうことはあるようです。

うさぎのしっぽは極力触らないようにし、なんらかの原因で万が一取れてしまった場合は、早急に動物病院へ連れて行ってください。

うさぎはしっぽを触られるのが嫌い

しっぽを触られても気にしないうさぎもいますが、基本的にしっぽやお尻はうさぎにとって触られたくない部位だと考えましょう。

しっぽのお手入れ

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うさぎは自分でしっぽのお手入れができるので、基本的には飼い主さんが拭いてあげなくてもキレイに保つことができます。しかし、下痢をしている場合や、うんちやおしっこの上を通ってしまった場合に、しっぽが汚れしまいます。

おしっこやうんちなどでしっぽが汚れてしまったときは、次のようにお手入れしてあげましょう。

  • ぬるま湯につけて絞ったタオルやガーゼなどで、汚れをやさしく拭き取る。
  • 汚れが取れにくい場合は、ブラシを使って毛をほぐしながら拭き取る。

また、トイレは常に清潔に掃除し、うさぎの下痢が続くようならなるべく早く動物病院に連れて行きましょう。

まとめ

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今回は、うさぎのしっぽについて詳しくご紹介しました。

うさぎのしっぽの重要性や、扱い方のポイントを理解していただけましたか?

鳴き声を出さないうさぎは感情が分かりにくいこともありますが、だからこそ備わっている大切なしっぽを見て、うさぎの気持ちを読み取るヒントにしてみましょう。また、しっぽはとても繊細なので、なるべく触ったり引っ張ったりしないようにして、大事に扱ってあげてくださいね。

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