愛犬家なら行ってみたい!犬にまつわる神社・仏閣7選【東日本編】

愛犬家なら行ってみたい!犬にまつわる神社・仏閣7選【東日本編】

日本の神社やお寺には、動物にゆかりのある場所が多く存在します。日本の宗教や信仰は自然との共存と調和を重視しており、そのために動物が神聖視されることがあります。

今回は、その中でも東日本にある、犬に関連する神社や仏閣をご紹介します。

この記事の目次

①栃木県「白鷺神社」

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白鷺神社(しらさぎじんじゃ)は、ヤマトタケルにゆかりの深い白鷺にちなんだ像や彫刻を境内で見られる神社です。白鷺像から湧き出る手水舎の水は「金明水」と呼ばれ、健康や金運のご利益があるとされています。

また、この神社は日本一大きい「干支絵馬」や、世界平和を願って制作された全長12mの「平和の剣」など、見どころが豊富なスポットとなっています。

白鷺神社では、ワンワンの語呂合わせから、毎月11日に「わんわん御朱印」を頒布しています。さらに、毎年2月22日の猫の日に合わせて、愛猫の長寿を願って猫の御朱印も頒布されています(※ただし、御朱印の販売期間は2月22日以前から始まり、数量限定のため、ご注意ください)。

白鷺神社
栃木県河内郡上三川町しらさぎ1-41-6(Googleマップ
http://www.shirasagi.or.jp/s/

②東京都「武蔵御嶽神社」

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武蔵御嶽神社(むさしみたけじんじゃ)は、「おいぬ様」と呼ばれるニホンオオカミの大口真神(おおくちまがみ)を守り神として祀っています。

この神社には、犬連れで参拝でき、愛犬のためにご祈祷やお祓いができることでも有名です。

また、神社へのアクセスには御岳山鉄道のケーブルカーを利用できます。犬をキャリーやカートに入れる必要はありませんが、特定の「ペットスペース」への乗車が必要です。

武蔵御嶽神社
東京都青梅市御岳山176(Googleマップ
http://musashimitakejinja.jp/

※「武蔵御嶽神社」については、こちらの記事もご覧ください

【愛犬とおでかけ】青梅市の武蔵御嶽神社で愛犬の健康祈願
https://cheriee.jp/dogs/32164/

③埼玉県「三峰神社」

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三峯神社(みつみねじんじゃ)の歴史は非常に古く、天皇の命により東国平定に遣わされたヤマトタケルが、三峯山に登った際、山川の美しさに感銘を受け、この国が永遠に平和であることを祈り、この神社を建立しました。

この時、ヤマトタケルに道案内したのが狼(山犬)であったとされ、その狼も神様の使者として一緒に祀られています

三峯神社は、全国的にも珍しい3つの鳥居組み合わせた「三ツ鳥居」や、龍神が住んでいると伝わる井戸から汲まれた貴重な「神乃山水」など、多くの名所や名物があります。

残念ながら、令和元年からはペット連れの参拝が禁止されています。

三峰神社
埼玉県秩父市三峰298-1(Googleマップ
https://www.mitsuminejinja.or.jp/

④長野県「光前寺」

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光前寺(こうぜんじ)は、「霊犬早太郎伝説」が伝わるお寺として広く知られています。早太郎とは、光前寺で飼われていた山犬の名前で、遠州府中(現在の静岡県磐田市)で人身御供として差し出された娘を助けるため妖怪と戦い、苦しめられていた人々を救ったという勇敢な伝説上の犬です。現在、光前寺の本堂の横には早太郎のお墓が建てられています。

また、春には枝垂れ桜が美しく咲き誇り、秋には見事な紅葉が楽しめるお寺でもあります。光前寺庭園は国の名勝に指定されています。

さらに近年では、テレビアニメで「わんこ寺」として登場し、ファンの間では聖地巡礼スポットとして人気です。

光前寺
長野県駒ヶ根市赤穂29(Googleマップ
http://www.kozenji.or.jp/

※「光前寺」については、こちらの記事もご覧ください

【犬旅】伝説の犬を祀る「光前寺」とその周辺スポットへ!南信州の旅
https://cheriee.jp/dogs/38572/

⑤静岡県「見付天神 矢奈比賣神社」

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見付天神 矢奈比売神社(みつけてんじん やなひめじんじゃ)には「霊犬しっぺい太郎伝説」が伝えられています。実は、このしっぺい太郎は、先ほど紹介した長野県の光前寺に祀られている早太郎と同じ犬だとされています。

この伝説には諸説あり、しっぺい太郎伝説の犬は妖怪との戦いで重傷を負い、この地に倒れたため、人々は見付天神の横に山神として祀ったと伝えられています。光前寺の早太郎伝説の犬は和尚さんの元まで帰り、間もなく亡くなったとされています。

神社の裏にはつつじや桜で有名なつつじ公園もありますので、参拝の後には愛犬と一緒に散策を楽しめるでしょう。

見付天神 矢奈比賣神社
静岡県磐田市見付1114-2(Googleマップ
https://www.mitsuke-tenjin.com/

⑥静岡県「神祇大社」

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神祇大社(じんぎたいしゃ)は、ペットと一緒にお参りできる神社として知られており、ペット用の手水舎や犬や猫の顔をかたどった絵馬、ペットのお守りなどもあり、愛犬と一緒に神社巡りを楽しめるスポットです。

また、神社の境内には60種類もの象形文字の敷石が配置されており、これを踏むことで、それぞれの文字に関連したご利益を得られると伝えられています。

さらに、神社の周辺にはドッグランやペットと同伴できるカフェなども点在しており、愛犬と一緒に訪れるのに最適な場所となっています。

神祇大社
静岡県伊東市富戸1088-8(Googleマップ

⑦愛知県「伊奴神社」

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伊奴神社(いぬじんじゃ)には、創建にまつわる次のような伝説が伝えられています。

その昔、庄内川の氾濫に困った村人を助けたのが、旅の山伏から授けられた一匹の犬の絵と「犬の王」という文字が書かれた紙が収められていた御幣でした。再び洪水が襲った際、山伏はこの御幣を埋めて神社を建て、村人に祀るよう伝えました。その後、洪水は起こらなくなり、それが伊奴神社の始まりだといわれています。

御祭神である「伊奴姫神(いぬひめのかみ)」は、安産や子授けにご利益があるとされており、犬は安産の象徴でもあるため、神社には犬の石像が奉納されています。安産祈願に訪れる妊婦さんが、犬の石像をこすりながらお祈りする光景がよく見受けられるそうです。

ただし、残念ながらこの神社でも犬を連れての参拝は禁止されています。

伊奴神社
愛知県名古屋市西区稲生町2-12(Googleマップ
https://inu-jinjya.or.jp/

犬連れで参拝したい時の注意点

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せっかく犬にまつわる神社やお寺に行くのなら、愛犬も一緒に連れていきたいですよね。犬を連れて参拝する際には、以下の点に注意しましょう。

犬連れの参拝が可能か、事前に確認する

今回ご紹介した中には、犬を連れての参拝が禁止されている神社やお寺もあります。かつては許可されていた場所でも、マナーの悪さなどから、禁止になってしまった所もあります。

この記事の執筆時点では犬連れが可能な場所でも、今後禁止になる可能性も考えられますので、事前に犬連れが可能かどうかを確認して参拝することをおすすめします

混み合う時期には参拝しない

犬にゆかりのある神社やお寺でも、訪れる人々は必ずしも犬好きばかりとは限りません。また、犬が踏まれたり、他の人に接触して迷惑をかけたり、人で混雑する場所が犬にとってストレスになることも考えられます。

そのため、初詣やお祭りなど混雑が予想される時期には、犬を連れて参拝はしないようにしましょう。

敷地内で排泄させない

神社仏閣は神聖な場所であるため、犬に排泄させることは絶対に避けましょう。犬を連れて訪れる際には、事前にトイレを済ませさせる、おむつを使用する、バギーを使ったり抱っこをしたりして地面に下ろさないなどの対策をとるよう心がけましょう。

他の参拝者に迷惑をかけない

神社仏閣に限らずですが、他の人に迷惑をかけないよう心がけましょう。リードを短く持つ、木や柱に係留しない、吠えさせないなどの点に注意しましょう。

まとめ

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今回ご紹介した以外にも、犬にまつわる神社仏閣は数多く存在します。中には愛犬の健康祈願をしてくれる場所もあるので、愛犬の幸せを願いながら訪れてみてはいかがでしょうか。

愛犬と一緒に参拝する場合は、神聖な場所であることを心に留め、マナーを厳守して訪れるよう心がけましょう。

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