「犬を飼い始めたはいいけれど、どんな手続きが必要なの?」
犬を初めて飼う初心者さんや、子供の頃に家族で飼ってたけど自分で飼うのは初めて…という方は、戸惑うことも多いかもしません。
ここで、飼い始めてすぐにやらなくてはならない「畜犬登録」と「狂犬病注射」の2つを確認しておきましょう!また、おすすめスケジュールも載せておきましたのでぜひ参考にしてください!
この記事の目次
やること①畜犬登録
これは、人間の赤ちゃんでいう出生届のようなものです。犬を飼い始めたら30日以内に届出をすることが義務づけられています。以下にまとめてみましたので、参考にしてください。
- 対象:生後91日以降の子
- なぜ:犬の所有者を明確にし、自治体が把握するため
- いつ:飼い始めてから30日以内
(生後91日未満の子を飼っていた場合は、生後91日を経過した日から) - どこ:住民票のある市町村の役所か保健所で登録(どちらで登録するかは、自治体のHPを確認すること)
引っ越した場合や、譲ったりして登録者が変わった場合は再手続きが必要です。
犬を譲り受けた場合は、登録済みなのかも必ず確認しておきましょう。
登録はいくらするの?
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登録手数料:3,000円前後
飼い始めてすぐは慣れないことが多くあまり余裕がないかもしれませんが、飼い主の義務ですので必ず手続きしてくださいね。
また、登録時に鑑札が交付されますので、必ず首輪に着けましょう。
やること②狂犬病注射
狂犬病とは、動物だけでなく人も感染してしまう恐ろしい病気です。発症した場合、致死率は100%とも言われています。現在、日本では長らく発生していませんが、海外ではいまだになくなっていません。万が一、国内に病原菌が持ち込まれても蔓延を防ぐことができるように、予防接種を必ず行いましょう。
- 対象:91日以後の犬
- なぜ:狂犬病の感染を防ぐため
- いつ:生後91日以後になるべく早く
- どこ:動物病院
- 何を:
1、予防注射を打つ
2、注射済み証明書をもらう
3、役所か保健所に提出(自治体のHPを確認)
注射はいくらするの?
- 狂犬病予防接種料金:2000〜3000円
- 注射済票交付手数料:550円前後
- 注射済票再交付(紛失したとき):400円前後
となっています。
毎年受けよう
狂犬病注射は、生後91日以後に一度受け、その後は年に一度、4月〜6月の間に注射することが義務づけられています。自治体が行っている集団注射で受けるか、動物病院に行くかのどちらかから選べます。集団注射の方が安い場合が多いですが、時間が決められていたり、待ち時間が長かったりします。
いつなにをすればいいの?
どの時期のわんちゃんを飼うかによって、いつまでに何をするかが少し変わって来るため、2パターンの図解を用意しました。
生後91日未満の子犬を飼った場合
生後91日が経過した犬を飼った場合
畜犬登録は飼い始めてから30日までに行かなければならないため、その前までに狂犬病注射に行くことが望ましいでしょう。そうすれば、病院から交付される「注射済票」を、役所(保健所)で畜犬登録の手続きをするときに提出することができます。病院によっては、注射済票を提出してくれるところもあるようなので、こちらも事前に確認をしておくと良いでしょう。
飼い主の義務
国が定めた飼い主の義務は以下の3点となっています。
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(1) 現在居住している市区町村に飼い犬の登録をすること
(2) 飼い犬に年1回の狂犬病予防注射を受けさせること
(3) 犬の鑑札と注射済票を飼い犬に装着すること
(参考:厚生労働省HP)
このうち、能動的にやらなければならない手続きを含む上位2つを説明いたしました。飼い主の義務を果たすことは、犬を飼う以上きちんと果たさなければなりません。
犬を飼い始めたばかりの時は、何をしたらいいかわからず右往左往してしまうこともあるでしょう。こうした手続きなどもしっかり行い、素敵なペットライフを過ごしましょう!
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