毛が抜けやすいペットを飼っている人であれば、ペットの抜け毛問題には常に悩まされているのではないでしょうか。衣服についた毛を取るのは本当に面倒ですよね。
頑張ってコロコロで取っても、気づくとまたどこからかフワ〜っと舞ってきて付着してくるペットの抜け毛。
そんな厄介な抜け毛問題ですが、今回は、洗濯のコツに焦点を当ててご紹介します。
この記事の目次
洗濯のコツをステップごとに確認
今回はペットを飼っている方にぜひ実践してほしい洗濯のコツを、7つのステップに分けてご紹介します。
それでは早速ステップごとに詳しく見ていきましょう。
簡単7ステップ① まずは洗濯物を分けて
まず、洗濯物を3つに分類して、別々のカゴに入れるようにしてください。
A. 毛のついていない人の洗濯物
B. 毛のついた人の洗濯物
C. ペットの洗濯物
以下のような縦型でカラーが複数あるランドリーボックスですと、省スペースで分別も分かりやすいですね。
ペットの服を人の服と一緒に洗ってしまうと、ニオイや菌が付着してしまうかもしれないので避けましょう。ペットのお洋服は、ペット服用の洗剤で洗うとすっきり良い匂いで清潔になるのでオススメです。
「A. 毛のついていない人の洗濯物」「B. 毛のついた人の洗濯物」は一緒に洗濯できますが、ひとつ注意があります。詳しくはステップ③でご紹介します。
簡単7ステップ② コロコロで毛を取る
カーペットにも、ソファにも、衣服にも、とにかく使えるのがコロコロクリーナーです。
「B. 毛のついた人の洗濯物」を、洗濯前にコロコロしておくだけで、洗濯がかなり楽になります。
さらに、洗濯前に毛を取り除くことで、洗濯機への負担も軽減できます。
粘着ロールタイプは毛羽立ちが気になりますが、ロールを替えなくてもよいエチケットブラシタイプのコロコロもおすすめです。
簡単7ステップ③ 洗濯ネットで分類
「A. 毛のついていない人の洗濯物」「B. 毛のついた人の洗濯物」は一緒に洗濯できます。ただし、「A. 毛のついていない人の洗濯物」は必ず洗濯ネットに入れましょう。
フェイスタオルなどに抜け毛がついてしまうと、顔に毛がついて取れないし、肌触りもよくないし、いくら愛するペットの毛とはいっても気持ちいいものではないですよね。
「A. 毛のついていない人の洗濯物」はまとめて目の細い洗濯ネットに入れて洗濯すると付着が軽減されます。目が荒すぎると簡単に毛が混入してしまうので注意してください。
このとき、間違って「B. 毛のついた人の洗濯物」の方を入れないように!洗濯ネットの中に抜け毛を閉じ込めてしまいます。
簡単7ステップ④ 柔軟剤を入れて
洗濯ネットに入れた「A. 毛のついていない人の洗濯物」と、そのままの「B. 毛のついた人の洗濯物」をまとめて洗濯機に入れたら、洗剤と一緒に柔軟剤も注ぎましょう。
柔軟剤を使うと、衣服の表面を滑らかに仕上げてくれるため、抜け毛が落ちやすくなります。
静電気防止効果で、ホコリや花粉もつきにくくなるので一石二鳥ですね。強い香りのついたものはペットが嫌がることもあるため、香料は控えめのものがおすすめです。
簡単7ステップ⑤ 洗濯ボールを投入しよう
洗濯している間に毛が落ちてくれればなぁ…。そんな願いを叶える便利グッズ、「洗濯ボール」をご存知ですか?
洗濯ボールの中には、洗濯物自体の絡まりを防止してくれるものや、洗剤を節約してくれるものもありますが、ここでは毛やゴミを絡めとってくれるスポンジタイプのものをご紹介します。
使い方は簡単!洗濯物と一緒に洗濯機の中に入れるだけ。ただし、効果を適切に発揮させるには、いくつか注意点があります。
- 縦式洗濯機で使うことが望ましい
- 大量の洗濯物には向かない
- 百均のものはすぐ砕けてしまうためおすすめしない
ここまで来たら、洗濯機を回しましょう。ほとんどの毛は取れてくれるはずです。
簡単7ステップ⑥ 軽くパンパンして
洗濯が終わったら、干す、または乾燥機に入れる前にもうひとつだけ。表面についた抜け毛を払い落とすように、 洗濯物をパンパンパンとはたきましょう。
洗濯前のコロコロも大事ですが、洗濯後のはたきにもちゃんと効果があります。
簡単7ステップ⑦ あとはお片付け
最後にお片づけです。次に使うときに毛が付着しないようにしましょう。といっても、洗濯機(と乾燥機)のフィルターを掃除して、洗濯ボールの毛を取って陰干しするだけ。これで完了です。
「7ステップも覚えられないよ」という方は、この記事を見ながら1、2回トライしてみてください。簡単なので、身体が勝手に覚えるはずです。
おまけの対策
ブラッシング前にちょっと一手間
いつものブラッシングのときに、あることをするだけで、部屋に散らかる抜け毛を楽に処理できるのです。そのあることとは、 濡れた布巾で撫でてあげるだけ。濡れ布巾の感触を嫌がる猫もいるので、手早く済ませてあげてください。
毛に湿気を含ませることで、ブラッシングのときにふわふわと舞い上がる毛を抑えることができるということです。ブラッシングは、ペットとの大事なコミュニケーションの時間でもありますので、ぜひこまめにやってあげてくさい。
おすすめブラシはこちらの記事でご紹介しています。
洗濯機、選ぶなら縦式か二層式
抜け毛対策としては断然、縦式洗濯機や二層式洗濯機がおすすめです。
その理由は、節水で叩き洗いが得意なドラム式に比べて、使用する水量が多いからです。たっぷりの水で洗濯した方が、衣服にからまった毛が浮いてきやすいのです。
抜け毛対策に適しているのは縦式洗濯機や二層式洗濯機ですが、環境やお財布への配慮も忘れずに洗濯機を選んでくださいね。
その他にも対策いろいろ
今回は、洗濯のコツのご紹介でしたが、その他の対策と合わせることでより抜け毛に悩まされる時間が減るでしょう。毛のつきにくい素材選びや、お部屋の掃除に便利なグッズなども合わせてぜひご覧ください。
また、抜け毛が少ないと言われている犬種もいます。これから犬を飼う予定がある方はぜひ参考にしてみてください。