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ねこ飼い方

保護猫が家に慣れるまでの期間は?懐いてもらう3つの方法をご紹介!

白木 真希
白木 真希 保護猫ライター

保護猫が家に来てから新しい環境に慣れるまで、大体どのくらいの時間がかかるのでしょうか?

そもそも猫は環境の変化が苦手な動物なので、保護されて急に知らない場所へ連れて行かれると不安でいっぱいになります。特に、野良猫は飼い猫よりも人への警戒心が強いので、慣れるまでの時間も長くなると考えましょう。

保護猫に早く家に慣れてもらい、懐いてもらうには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

今回は、保護猫を飼育している筆者の体験に基づき、保護した猫が家に慣れるまでにかかる期間やおうちに慣れやすくする方法、懐きやすくする方法について、具体的にご紹介します。

保護猫を家に迎え入れてからすぐに注意すること

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家に来たばかりの保護猫は、初めての環境で不安でいっぱいになっています。警戒している猫との接し方は、慎重にならないとかえって猫の警戒を強めてしまうことがあります。

猫との接し方や住環境など、保護猫を迎え入れて最初に気をつけるべきことを詳しく見ていきましょう。

先に猫の情報をなるべく細かく知っておく

保護猫を譲渡してもらう場合は、事前にできるだけ細かく保護する猫の情報を教えてもらいましょう。
次のようなポイントが重要です。

  • 猫の性格
  • 保護に至った経緯
  • 好きな餌やおやつ
  • どこまで人馴れしているか
  • 嫌がること、好きなこと
  • トラウマになる経験

人馴れしている猫なら懐きやすく、好奇心旺盛な猫ならすぐに家に慣れる可能性が高いです。

筆者が保護した元野良猫は、もともと河原で茶色の大きな猫に虐められていたこともあり、毛色が茶色の先住猫に対して半年以上警戒を解けませんでした。このように先に知っていることで対策できることもあるので、細かく情報を教えてもらいましょう。

初めのうちは干渉しない

「できるだけ早く仲良くなりたいから、猫にたくさん構ってあげよう」。そう思って初めから干渉しすぎるのは、かえって猫の警戒心を煽ってしまうかもしれません。

初めのうちは、猫との接触は「ご飯やトイレ」など最低限のお世話のみにします。また、猫にとって目を合わせることは敵意の表れなので、できるだけ目を合わせすぎないようにしましょう。

広めのケージを用意する

警戒心が強い猫は、家に慣れるまでほとんどの時間をケージの中で過ごす場合があります。
そのため、ケージは広めの物を用意して、トイレ・ご飯・飲み水・爪とぎを設置します。

また、ケージにこもっていても運動不足にならないように、2段〜3段の高さのケージを用意するといいでしょう。

ケージに毛布をかける

ケージに毛布やタオルを掛けて、中から部屋が見えないようにしてみましょう。
猫は本能的に、狭くて囲われた場所にいると落ち着く習性があるため、視界を狭めてあげることで安心しやすくなります。

保護猫が家に慣れるまでの期間

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保護猫が家に慣れるまでの期間は猫によって大きく変わりますが、最低2週間以上はかかると考えておくと良いでしょう。筆者が保護した猫は人馴れしていましたが、家に慣れるまで3週間近くかかりました。

猫は段階を踏んで少しずつ家や人に慣れていきますが、ステップごとに注意点や猫との関わり方が変化します。
筆者の保護経験を元に、保護猫が家に慣れていく過程やステップごとの注意するポイントについてご紹介します。

ステップ①ご飯を食べ、トイレをする

最初は保護猫が警戒して、ご飯を食べなかったりトイレをしない場合があります。筆者が保護した猫は、保護から2日経ってご飯を食べておしっこをして、ウンチをするまでは4日もかかりました。

猫がご飯を食べたりトイレをしたら、少しは警戒が和らいできたと思っても良いでしょう。
しかし、まだ完全には慣れていないので猫との関わり合いは最低限に留めます

ステップ②威嚇の回数が減ってくる

最初に威嚇されることは仕方がありませんが、慣れ始めていくと徐々に威嚇の回数が減っていきます。

筆者自身、近づきすぎてしまうなど少しでも猫を驚かせてしまうと威嚇や攻撃をされていました。威嚇が減るまでに3〜4日、完全に威嚇がなくなるまで3ヶ月ほどかかりました。

この段階でも猫との接触はなるべく避けた方が良いでしょう

ステップ③ケージの外に出ようとする

さらに環境に慣れ始めてくると、猫はケージから出て家の中を探検し始めます。
この行動は、自分のテリトリーを確認するためなので、できるだけ自由にさせてあげると良いでしょう。

筆者が保護猫を迎え入れた時、家の全てを探検させてあげなかったために毎晩夜鳴きをして大変でした。猫の気がすむまで探検に付き合ってあげてください。

また、壁やソファで爪とぎをしないように、前もって家中に爪とぎを置いておくと良いです

ステップ④色々なところで寝るようになる

ケージから出て部屋の中で寝るようになれば、ほとんど家に慣れてきた証拠です。しかし、慣れてきても猫との距離感はまだ慎重になる必要があります。

近くに寄って来てくれたら少し触ってあげましょう。猫のペースに合わせて接すると早く仲良くなれます。

猫が家に慣れ始めてくると、飼い主さんを鳴いて呼び始める場合がありますが、反応しすぎると鳴き癖がつくので、鳴いたあと少し時間をおいてから構ってあげてください

保護猫に懐いてもらう3つの方法

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猫に懐いてもらうためのポイントは、「積極的に構ってはいけない」ということです。
猫にとって体の大きい人間が急に近づいてきたり、抱っこしたり、上から見下すことは脅威でしかありません。

ここでは、保護猫に懐いてもらいやすくなる3つのポイントをご紹介します。

1.慣れてきても猫に嫌われる行動はしない

以下のような、猫が嫌がる行動はしてはいけません。

  • 積極的に近づく
  • 上から見下ろす
  • 猫が近づいてきていないのに触る
  • 大声や騒音を出す
  • 目を合わせる
  • 追いかける

猫が構ってほしそうにしている時だけ構ってあげることが、懐いてもらうためのポイントです。

2.猫が好きなおやつをあげる

猫は、ご飯やおやつをくれる人に好意を持ちます。スプーンなどで猫に直接おやつをあげてみましょう。

あげすぎを防ぐため、1日の摂取量を明確に決め、タッパーなどに分けて保存しておくのがおすすめです。

3.少しずつ遊んであげると慣れやすい

元野良猫や警戒心の強い保護猫でも、慣らしていくとだんだんと飼い主さんと遊んでくれるようになります。猫には狩りをする本能があるため、一緒に遊んでくれる人にも好意を示します。

最初は遊んでくれませんが、まずは物陰でおもちゃをチラつかせ、猫の様子を伺ってみましょう続けていると約1〜2週間で遊んでくれるようになります
猫によって好みのおもちゃは変わりますが、ねこじゃらしやリボンは好きな猫が多いのでおすすめです。

まとめ

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今回は、保護猫が家に慣れるまでの期間で気をつけることや、懐いてもらうための方法をご紹介しました。

ポイントは、「最初はなるべく構わないこと」と「慣れてきたら猫のペースに合わせて自由にさせてあげること」です。

警戒心が強いうちはあまり干渉せず、慣れて来たら段階を踏んで少しずつ家の中を探索させたり、遊んであげたりしましょう。
猫によって慣れるまでの期間や行動などは異なりますので、猫をよく観察しながら、それぞれの猫ちゃんのペースに合わせて仲良くなっていきましょう。

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