猫ちゃんがご飯を食べてくれないと、「どうしたのかな?」と心配になりますよね。
その原因、もしかしたら食器かもしれません。
ここでは、猫ちゃんが快適に美味しくご飯を食べられる食器選びのポイントをまとめてみました。
この記事の目次
「猫ちゃん用食器」選びのポイント
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*猫用食器選びポイント6つ*
1. 大きいもの
2. 重いもの
3. 適度な深さ
4. 形状(円形の縁あり)
5. 材質(プラスチック・ステンレス・陶器)
6. 適度な高さ
①食器は「大きいもの」を。
食器は適度に大きいものがオススメです。
猫ちゃんの中には食事中にヒゲが器に当たって食べにくくなることを嫌う子がいます。小さい器ですと、ヒゲが当たってしまうからです。
大きめの器を使うと、その分えさを多くあげがちです。大きい器だからこそ、餌の量は要注意!
しっかり測って、多めにあげないように気をつけましょう。
②基本的には「重いもの」
重さは、重いものがオススメです。
軽いものだと、猫ちゃんが食べている時に動いてしまったり、少し体重をかけただけでひっくり返って、餌が台無しになってしまいます。
軽いものは、固定して使用する等工夫をしましょう。
③「浅すぎず、深すぎず」が理想
器の深さは浅くも深くもない適度な深さが良いと言われています。
浅すぎる食器は平らなので、猫ちゃんが舌で餌をすくい上げる時に食べにくく、こぼしてしまいます。
深すぎる食器は、顔を器の中に深く入れて食べなければならないので、食器の縁に喉やヒゲがあたってしまったり、底に残った餌を食べきれないこともあります。
- 適度な深さは3〜5センチ
- 深さがあるものでも、横に広く、手前の縁が低いものならOK
上の商品のような、ヒゲと喉にあたらず、底の餌も食べきれるような食器なら問題ありません。
④「円形で縁のあるもの」がオススメ
形は円形で縁のあるものがオススメです。
角がある食器は口先がうまく入らない場合があるためです。
また、縁がないと食器の周りに餌がこぼれてしまい、猫ちゃんが嫌がることもあるのです。
⑤材質は工夫次第でどれでもOK
食器の材質は、大きく分けて3つあります。
- プラスチック
- ステンレス
- 陶器
清潔に管理するのであれば、どれも問題ありません。フードによって、お皿を分けている飼い主さんもいるようです。
プラスチック
- 良い点:安価なものが多い。落としても割れにくい。
- 悪い点:軽いので食事中に動いてしまう。傷つきやすい。汚れが落ちにくい。
安いものなので、定期的に買い換えて、滑り止めなどで固定してあげることが大切です。
ステンレス
- 良い点:傷が入りにくく、頑丈で長持ち。汚れが落ちやすい。
- 悪い点:寒い時は冷たい。金属の匂いがある。やや軽いため、食事中に動いてしまう。
ギラギラ光ることや、金属の匂いが苦手な猫ちゃんもいますので、注意が必要です。
陶器
- 良い点:汚れが落ちやすい。重く、安定している。長期使用可能。食べ物の匂いや細菌がつきにくい。温かいものが冷めにくい。
- 悪い点:値段が他と比べたら高め。割れやすい。
長い目でみれば、最も経済的です。
⑥猫ちゃんの体に適した高さ
食事中の前に屈んで喉を下げている姿勢は、食道が曲がって食べ物が通りにくい姿勢で、吐いてしまうこともあります。
器を床に置くのではなく、台などの上に置いてあげましょう。
床から顎までの高さをみて、その猫ちゃんに合わせて調節してあげてくださいね。
↓脚付のものは、台がなくても良い姿勢で食事ができます。
それぞれの猫ちゃんに合った食器を。
様々な工夫がされた猫ちゃん用の食器が売り出されていますが、何より、その猫ちゃんが好むものが1番です。
食器を変えても猫ちゃんの食欲が戻らない場合は、別の原因が考えられますので、獣医さんに診てもらいましょう。
また、猫が水を飲まないときの対策についてまとめた記事もありますので、ご参照ください。
最も素敵な猫ちゃんの食器と出会えますように。