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いぬ犬種

【犬図鑑】ビーグルの性格や特徴、飼い方のポイントをご紹介!

Risa シェリー編集部

スヌーピーのモデルとなった犬種として有名な「ビーグル」。
ビーグルは小型犬にしては大きく、垂れ耳やくりっとした目、ぶちのような模様が特徴の犬種です。

今回の記事では、ビーグルを飼おうと思っている方、飼い始めた方のために、ビーグルの性格や特徴、かかりやすい病気と、飼う上で気をつけたいポイントをご紹介します。

ビーグルの歴史

古代ギリシャでウサギ狩りをしていた?

ビーグルの祖先は、もともとは「嗅覚ハウンド」に分類される犬種で、古代ギリシャ時代に優れた嗅覚を使ってウサギ狩りの手伝いをしていました。

その後、ヨーロッパ中で広まり、イギリスを中心に品種改良が進んで現在のビーグルの形に至ったとされるため、原産国はイギリスだと言われています。

「ビーグル」の名前の由来

アメリカン・フォックスハウンドやダルメシアンなど、ほかの嗅覚ハウンドに比べて体が小さめのビーグル。名前の由来も、フランス語で「小さい」を意味する言葉から来たという説があります。

また、数頭で吠えながら獲物を追い込む狩猟スタイルから、「森のトランペッター」「草原の声楽隊」などの愛称を持ち、ビーグルという名前も「大声で鳴く」という意味の言葉が由来ではないかとも言われています。

スヌーピーの犬種として有名

アメリカのチャールズ・モンロー・シュルツが描いたコミック『ピーナッツ』に登場する「スヌーピー」は、ビーグルのオスだとされています。
世界中で愛されている人気のキャラクターであり、「スヌーピーが好きだからビーグルを飼い始めた」という方も多いでしょう。

ビーグルの特徴

体の大きさ

体の大きさはオス・メスともに、体高33~40cm、体重7~14kg程度で、小型犬に分類されることが多い犬種です。

ただし、もとは猟犬ということもあり、筋肉質でがっしりとした体格をしているので、他の小型犬に比べるとやや大きく、重たく感じるでしょう。

被毛の特徴

ビーグルの被毛で最も一般的なのは、白色、褐色、黒色の3色が組み合わさった「ハウンドカラー」または「トライカラー」と呼ばれる色です。このような目立つ模様をしているのは、野原や山でキツネと見分けがつきやすいようにするためだと言われています。

ドッグショーでは、しっぽの先が白色のものが好まれます。

被毛は短めですが、しっかり密集して生えているため、悪天候への耐性も強いと言われています。

性格の特徴

ビーグルはもともと群れで狩りをしていたので、協調性があってフレンドリーな性格が特徴です。
人にも懐きやすく、子供や他の犬とも良い友達になれるでしょう。逆に、ひとりで過ごすのは苦手なので、仕事などで家を空ける時間が長い場合には向かないかもしれません。

また、探究心が強くて少し頑固な面もあるので、散歩の際にはしっかりとペースをコントロールをする必要があります。
子犬の頃から「マテ」などを教え、しっかりとしつけをしておくことが重要です。

ビーグルがかかりやすい病気など

椎間板ヘルニア

椎間板の変形で脊髄神経が圧迫され、歩行障害や排尿障害を引き起こす病気です。
遺伝による可能性が大きいですが、ビーグルはよく走ったり跳ねたりする活発な犬種なので、足腰に負担がかかりやすいと考えられます。

椎間板ヘルニアになると、軽度の場合は内科療法や安静にすることで治りますが、重症の場合は手術が必要になることもあります。

外耳炎

細菌やカビによって外耳に炎症が起こる病気です。
垂れ耳の犬は耳の中が蒸れやすいために、外耳炎になりやすいとされます。

白内障

若くても発症しますが、高齢で発症する場合が多いです。
黒目が白く濁ってきて、進行すると次第に視力が失われていき、慣れないところで物にぶつかってしまうようになります。

白内障の予防は難しいですが、点眼薬などで進行を抑えることが可能なので、濁ってきたら早めに獣医師さんに相談しましょう。

ビーグルの飼い方のポイント

1. たくさん運動させてあげよう

ビーグルは、小さい割にとてもスタミナの強い犬種です。

運動量も多いので、毎日30分の散歩を2回するようにしましょう。
できれば時々ドッグランに連れて行き、雨の日にはおもちゃなどを使って室内でも運動ができるようにしましょう。

運動不足は、ストレスや肥満の原因となります。

2. 肥満に注意!

ビーグルは肥満になりやすい体質の犬種です。肥満になると、ヘルニアなど様々な病気になりやすくなります。十分な運動に加え、食事にも気を使いましょう

成長に合わせ、獣医師さんと相談しながら給餌量をしっかり管理することが重要です。
また、おやつのあげすぎを防ぐため、1日に与えて良いおやつの量をあらかじめ決めておくようにしましょう。

3. 嗅覚を使わせてあげよう

もともと、強い嗅覚を活かして狩りを手伝ってきたビーグル。
散歩中には適度ににおいを嗅がせてあげたり、隠したおやつを探させる「ノーズワークゲーム」で遊んであげるなど、できるだけ嗅覚を使わせてあげましょう。

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4. 耳のお手入れを忘れずに

垂れ耳のビーグルは外耳炎になりやすいため、適切な耳のお手入れが必要です。
綿棒で強く擦ってしまうと耳が傷ついてしまうので、湿らせたコットンなどで優しく拭くようにしましょう。

5. 腰への負担を極力減らそう

椎間板ヘルニアになりやすい犬種は、日常生活の中での足腰への負担を軽減してあげる必要があります。

具体的には、滑りやすいフローリングにはマットを敷く、ソファなどの段差には犬用のステップを設置する、抱きかかえるときは縦にせず、地面と平行になるようにするなどの対策をしましょう。


6.無駄吠え対策をしよう

もともとは吠えながら獲物を追い込んでいたため、ビーグルの声は大きく、よく吠えます。そのため、子犬のうちから無駄吠えをしないようにしつけをしましょう。

無駄吠えをやめさせる方法は、以下の記事をご参照ください。

問題行動ワースト1!吠えをやめさせる3つの方法

まとめ

今回は、ビーグルの特徴や飼い方のポイントをご紹介しました。

小型犬に分類されるため、広い家でなくても室内飼いが可能なビーグルですが、運動量は多いためたくさん散歩をさせる必要があります。

また、ビーグルは一般的にフレンドリーな性格だと言われており、子供や他の犬がいるご家庭でも家族の素晴らしいパートナーとなってくれることでしょう。

スヌーピーが好きな方や、家にいる時間が長くて犬とたくさん遊びたい方、犬と一緒にアウトドアスポーツを楽しみたい方は、ビーグルを家族に迎えることを検討してみてはいかがでしょうか。

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