猫は動くものを追いかけることが大好きで、「魚が好き」というイメージがありますよね。
そのため、猫にいたずらされてしまうと思い、金魚や熱帯魚を一緒に飼うことを諦めている猫の飼い主さんも多いかもしれません。
確かに、飼い猫が水槽の中の金魚を食べたり傷つけたりしてしまった例はあります。
しかし、気をつけるポイントを抑えれば、猫と金魚や熱帯魚を一緒に飼うことは不可能ではありません!
今回は、猫と金魚や熱帯魚を一緒に飼う際に、絶対に抑えておきたいポイントをご紹介します。
この記事の目次
猫と金魚は一緒に飼える?
結論から言えば、猫と金魚・熱帯魚を一緒に飼うことは可能です。
しかし、安全に同居させるには、気をつけなくてはいけないポイントがいくつかあります。
猫が近くにいることで金魚のストレスになってしまったり、猫が金魚を捕まえようとして怪我をさせてしまうことがあるためです。最悪の場合、金魚を死なせてしまう可能性もあるのです。
そのため、猫と金魚、両方に配慮した飼い方をすることが必要です。
猫は金魚を食べるの?
猫が金魚を食べてしまうことはあるのでしょうか?
「魚好き」のイメージがある猫ですが、実際は必ずしも魚を好むわけではありません。
しかし、実際に屋外で飼育している金魚が野良猫に食べられてしまう例は多いようです。
室内飼いの猫は家で十分な食事をもらっているため、あえて金魚を食べることは少ないと思われますが、それでも食べてしまう例はあります。
ほとんどは遊ぶため
全ての猫が水槽の魚に興味を持つわけではなく、猫の性格や気分によるところが多いです。
しかし、水槽の中で泳ぐ金魚・熱帯魚を見て、狩猟本能が刺激される猫は多く、特に好奇心の強い猫は、水槽に前足を突っ込んで金魚を掬い取ってしまうことがあります。
食べるためというよりは遊ぶために金魚を獲り、転がしたりつついたりしてしまうのです。
猫にとっては遊びのつもりでも、金魚にとっては致命的な事態ですよね。
上記のことからも、猫と金魚が一緒に暮らすためには、ポイントを抑えた対策を講じる必要があるのです。
猫と金魚を一緒に飼う際のポイント5つ
金魚が猫に襲われないために、猫と金魚を一緒に飼う際は、以下でご紹介する5つのポイントを意識した環境作り・飼い方をする必要があります。
①部屋を分ける
最も安全なのは、猫と魚の暮らすスペースを完全に分けることです。
余裕があれば部屋を分ける、そうでなければ柵で区切るなどすれば、猫と金魚の接触を防ぐことができます。
ただ、猫は狭い隙間も素早く通ることができるため、金魚専用のスペースに猫を立ち入らせないようにしっかり扉を閉じましょう。
②蓋のある水槽で飼う
猫と同居させる場合は、金魚鉢のような蓋のない水槽で金魚や熱帯魚を飼育することはやめましょう。金魚鉢のような水槽は、猫の前足が届いてしまったり、ぶつかった拍子に倒れてしまったりする危険性があります。
軽い素材の蓋だと猫が器用に開けてしまう可能性があるため、重みがありしっかりと固定できる頑丈な蓋のある水槽を選びましょう。
③水槽に近づかないようにしつけをする
猫が自分から水槽に近づかないように教えてあげることも有効です。
好奇心旺盛な猫をしつけをすることは大変かもしれませんが、少しずつ学習させることが大切です。
大きな声を出したり叱ったりすることはせず、猫が水槽に近づくたびに「ダメ」「ノー」などと言うことを繰り返しましょう。
④水槽周りのケーブル類をまとめる
水槽周りには照明器具やエアポンプなどのケーブル類が多くなりますよね。
水槽周りに限らずですが、ケーブルに猫がじゃれたり引っかかったりすると大変危険です。
ケーブル類は猫が届かない場所にまとめておきましょう。
⑤水槽のメンテナンス時も注意
普段はしっかり対策できていても、水槽のメンテナンスをする際に事故が起こることがあります。
水換えや掃除のために魚を一時的にバケツに入れている隙に、猫が来てしまう…なんてことが起こりかねません。
メンテナンス時には、猫を部屋に入れない、魚を蓋のあるバケツに入れておくなどして、油断しないようにしましょう。
魚を飼う際は襲われないような対策を!
金魚や熱帯魚を他の動物と一緒に飼う場合は、猫に限らず、犬や鳥などでも襲われる危険性があります。
また、魚を屋外で飼う場合は、野良猫以外にも、カラスやハクビシンなどの小型動物にも狙われます。
対策をしっかりと取って、魚にとってストレスのない安全な環境を整えてあげましょう。
まとめ
猫と金魚・熱帯魚は、対策をしっかり講じれば一緒に飼うことが可能です。
魚を猫から守ってあげること、そして猫自身にも魚に近づいてはいけないことをわかってもらうことが大切です。
猫が魚にどのくらいの興味を示すかはそれぞれ異なるため、魚をお家に迎えた後はしばらく愛猫の様子をしっかり観察しましょう。
毎日一緒に暮らすわけですから、イレギュラーが発生することもあります。猫と魚の安全を守るために、十分すぎるくらいの対策を取っておくことをお勧めします。