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上手に褒めて犬を伸ばそう!褒め方のコツを解説

上手に褒めて犬を伸ばそう!褒め方のコツを解説

皆さんは日々犬と暮らしていく中で「褒める」と「叱る」を比べた時、どちらの割合が多いでしょうか。

一般的に日本人は「褒めることが苦手」と言われており、犬を褒める場合でも「自分自身が褒められる機会が少なかったから、褒め方がわからない」、「悪いところばかり目について、ついつい叱ってしまう」と悩む方も多くいらっしゃいます。

かつて筆者も犬を褒めるのが下手で苦手意識を持っていましたが、褒めることを意識したり、褒め方を学んだりするうちに自然と「褒めるしつけ」が出来るようになりました

今回は、そんな「褒めるしつけ」について、筆者の経験も交えながら解説していきます。

この記事の目次

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犬を叱ってしつけることは難しい

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犬でも人間の子供でも、「しつけ=悪いことをしたら叱る」と考える方も、いらっしゃるかもしれません。
人間の子供の場合は

  1. 「ダメだよ」と声を掛け、行動を制御する
  2. なぜダメなのかを説明する
  3. どうしたら良いのかを教える

といった過程を踏み、悪いことを理解させることが出来ます。
しかし、犬の場合は人間のような言語能力がなく、「なぜダメなのか」、「どうしたら良いのか」を言葉で教えることは不可能なため、叱るしつけが難しくなってしまうのです。

また、犬を叱る時の「タイミング」や「強さ」も難しい問題です。タイミングがずれてしまうと犬が「なぜ叱られたのか」を理解出来なくなり、ただ飼い主に対してマイナスイメージが付くだけになりがちです。
叱る強さが強すぎてしまうと、必要以上に飼い主に恐怖心を感じ、恐怖からくる問題行動を引き起こす可能性があります。

したがって、近年は叱ってしつけるよりも「褒めるしつけ」が主流になっています。叱るしつけの難しさを考えると、褒めるしつけはリスクが少なく犬も飼い主もお互いに楽しく暮らしていけるのではないでしょうか。

犬を褒める時のポイントとは

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ここからは、犬を「褒めてしつける」上での大切なポイントを2つご紹介していきます。

ポイント①タイミングよく褒める

犬は短期記憶が苦手なため、「直前の行動」に「起こったこと」を紐付けて記憶する習性があります。
簡単に言うと、

「オスワリ(直前の行動)」したら「おやつがもらえた(起こったこと)」

となります。好ましい行動を起こしたら、すぐに褒めてあげましょう

ポイント②感情を込めて褒める

犬を飼っている方の中には、ご自身の愛犬が「予想以上に人間の感情を理解している」と思った方も多いのではないでしょうか。飼い主が気持ちのこもらない「イイコ」という言葉を発した時、犬に見抜かれている可能性があります

実際に、犬に対して「(感情を込めずに)言葉だけで褒める」、「感情を込めて褒める」という、2つのパターンの褒め方を試してみて下さい。感情を込めて褒めた方が犬に伝わっていることを実感出来ると思います。

褒め方を使い分ける

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犬の褒め方を学ぶ上で、使い分けて欲しい2種類の褒め方があります。

褒め方①ハイテンションで褒める

  • 新しいことを覚えた時
  • 遊びの中で褒める時
  • 「オイデ」や「モッテコイ」など、動きのあるトレーニングの時

犬のテンションを上げたい場合は、高くやや大きめの声で、喜びを表現してあげましょう。体をワシャワシャと撫でたり、ポンポンと軽く叩いたりしても効果的です。

褒め方②穏やかに褒める

  • 落ち着かせたいシチュエーションの時
  • 犬に我慢をさせている時
  • 「フセ」や「マテ」など、動かないトレーニングの時

犬に落ち着いていて欲しい状況では、普段の高さのやや小さめの声で、穏やかに褒めてあげましょう。撫でるときは、ゆっくり穏やかに撫でることを意識してみて下さい。

褒める回数を増やす方法

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犬を褒めてしつけたいと思ったとしても、「イタズラばかりして、なかなか褒める機会がない」という場合もあると思います。そういった場合は、犬の存在自体を褒めてあげて下さい

例えば、

  • 犬と目が合った時に「かわいいね!」と声をかける
  • 犬がリビングでくつろいでいる時に「ウチに来てくれてありがとう!」と伝える

といった具合に、まずは愛情を伝えてみて下さい。
これは犬のしつけのセオリーではなく、かつて褒め下手だった筆者が「褒めること」を練習するために15年ほど前から独自でやっている方法です。

その結果、

  • 犬が飼い主(筆者)を見る時、キラキラした目で見てくれるようになった
  • 「かわいいね!」と声をかけるとニッコリするようになった

といった効果がありました。

言葉の意味までは理解していなくても、犬にはポジティブな空気が伝わっているのではないかと思います。また、こちらから愛情を伝える機会を多く作ることで、犬の筆者に対する印象自体がポジティブなものになっているように感じます。

「褒めること」に苦手意識を持っている方は、ぜひ試してみて下さい。

最後に

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「褒めるしつけ」を解説してきましたが、叱ってはいけないわけではありません。犬自身や飼い主、第三者などを傷つけてしまう状況であれば、叱って一旦その行為を止めさせることも必要です。

特に、子犬や家に迎えたばかりの犬は、人間との生活をする上での「良し悪し」の学習が不十分なため、叱るしつけが増えてしまいがちです。物を壊したり、咥えて持って行ってしまったりする場合は、犬の手が届かないような環境を作ったり、ストレスが溜まらないように十分な運動をさせたりして、対策してみて下さい。

音や物に対して反応して吠える場合は、その対象に馴らすことで「吠え」を防ぐようにトレーニングしていきます。その上で、まずは「叱る」より「褒める」機会を増やしてあげましょう

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