「猫が大好きで飼いたいけれど、アレルギー持ちで飼えない」という方も多いのではないでしょうか。
筆者も実はアレルギー持ちです。ですが、全く飼えないというわけではありません。猫の中にも、「アレルギーに優しい(アレルゲンが比較的少ない)猫」がいるのです。
今回は、アレルギーに優しい猫種7選をご紹介します。
⚠️ご注意ください
アレルギーは時には命に関わる病気です。今回ご紹介するのはあくまで「アレルゲンが比較的少ない猫種」であるため、自己判断で猫を飼うのはおすすめしません。必ず医師に相談し、過度なスキンシップは避けるようにしましょう。
この記事の目次
猫アレルギーとは

猫アレルギーの主な原因は、皮脂腺や唾液腺などで産生される「Fel d1(フェルディワン)」というタンパク質です。
猫が毛づくろいで体を舐めると、唾液に含まれるアレルゲンが被毛に付着します。また、皮脂腺から直接産生されたFel d1も皮膚や被毛に存在します。これらが空中に漂い、触れることでアレルギー症状を発症します。
以前はアレルギーではなかったという人も、アレルゲンが許容量を超えて体内に蓄積されると、ある日突然発症することがあるため、決して他人事ではありません。
1. アレルゲンが少ない「サイベリアン」

アレルギーの症状が出にくい猫として有名なサイベリアン。長毛種ですが、皮脂腺や唾液腺で産生されるFel d1の量が、他の猫種より少ないとされています。
一部では、猫アレルギーを持つ人の中にも「サイベリアンでは症状が出にくかった」という報告があります。ただし、症状の出方には個人差があり、すべての人に当てはまるわけではないため注意しましょう。
2. 飼いやすい猫としても注目「ロシアンブルー」

抜け毛が少ない猫種です。飼い主さんへの忠誠心が強く、その様子はまるで犬みたいだと言われます。大人しく、ゆったりとした生活と一緒に楽しみたい方にオススメです。
「初めてでも飼いやすい猫5選」の中でも紹介しています。
https://cheriee.jp/articles/1050/
3. 好奇心旺盛なヒョウ柄猫「ベンガル」

抜け毛が少ない猫種です。成長していくと、さらに模様がはっきりとし、毛並みも艶やかにキレイになっていきます。水遊びが好きという猫には珍しい種類です。
好奇心が旺盛で活発なため、一緒に元気に遊びたいという方にオススメです。
4. 最も美しい猫の異名を持つ「シャム」

抜け毛が少なく、短い毛を持つ猫種です。とても運動好きで、個性的な子が多いと言われています。飼い主さんへの愛着が強いため、一緒に遊びたい人にオススメです。
運動量が多いため、広いスペースと遊んであげられる時間の確保が必要になります。
5. 優しさと活発さ「オリエンタルショートヘア」

毛が短いため抜け毛が部屋に飛び散りにくく、アレルギー持ちの人に比較的優しい猫種です。
シャムの体型に、様々なカラーバリエーションを持たせるべく交配をして生まれました。シャム猫と同じように賢さと活発さがあり、加えて優しいところ・甘えたがりなところがあると言われています。
6. 長毛種でも飼える「バリニーズ」

長毛種ながら、アンダーコートが少ないため、抜け毛が少ない猫種です。シャムにターキッシュアンゴラの血が混ざり、突然変異として生まれた子を確立させ、今のバリニーズとなりました。基本的にはシャムと共通点が多いので、「シャムの長毛種バージョン」と考えて良さそうです。
少しわがままで甘えん坊な子が多く、人懐っこいと言われています。
7. 猫界のプードル「デボンレックス」
クルンとした巻き毛が特徴で、抜け毛が少ない猫種です。被毛はプードルのように巻き毛で、その手触りの良さから「スエードのよう」と表現されることもあります。
犬では、アレルギーが出にくい犬種としてプードルが知られていますが、これは巻き毛によって抜け毛が飛び散りにくいためとされています。
デボンレックスも同様に抜け毛が比較的少なく、室内へのアレルゲン拡散が抑えられる可能性があることから、アレルギーを持つ人から注目されることがあります。
また、好奇心旺盛で甘えん坊な性格も魅力です。猫としては珍しく、嬉しいときに犬のように尻尾を振ることもあります。感情表現が豊かで、賢さも兼ね備えた猫種です。
アレルギーに優しい猫の特徴

これまで7種類の猫種をご紹介してきましたが、アレルギーに優しいとされる猫の特徴をまとめてみました。
- 毛が短い
- 抜け毛が少ない
- 巻き毛で、抜け落ちにくい
- Fel d1の産生量が少ない(サイベリアンなど一部の猫種)
毛の短さや抜け毛の少なさには、アレルゲンの拡散を抑える効果があります。ただし、Fel d1そのものの産生量を減らすわけではなく、すべての猫はFel d1を産生しているため、真の意味で「アレルゲンゼロ」の猫種は存在しません。
それでも、こういった特徴を持つ猫はアレルギー持ちでも比較的飼いやすい猫と言えるでしょう。
メス猫の方がアレルギーに優しい?

被毛の特徴だけでなく、「オスかメスか」「去勢手術の前か後か」といった点によっても、アレルギー反応の出やすさに違いがあるとされています。
猫アレルギーの原因物質であるFel d1は、オス猫に多い傾向があり、これはオス猫が多く持つテストステロンというホルモンが関係していると考えられています。そのため、一般的にはオス猫よりメス猫の方が、アレルギー症状が出にくいと言われています。
また、オス猫でも去勢手術後はアレルゲンの産生量が減少する傾向があるという研究結果も報告されています。
猫アレルギーに優しいキャットフード

キャットフードの中にはFel d1を中和し、環境中のアレルゲンを減らすことが期待できるものもあります。猫アレルギーが気になる人は、このようなキャットフードを活用するのもひとつの方法です。
ただし、効果には個人差や猫ごとの個体差があるため、こうしたキャットフードを与えたからといって、完全にアレルギー症状が出なくなるわけではありませんので注意しましょう。
アレルギー持ちでも諦めたくない

「猫アレルギーを持っているけど、どうしても飼いたい」という気持ち、すごくよくわかります。筆者もアレルギー持ちです。それでもペットが大好きなので、これまでさまざまな対策や方法を調べてきました。
ただし、アレルギーが出にくいとされる猫種であっても、まったく症状が出ないわけではありません。また、アレルギーの程度にも個人差があり、軽症から重症までさまざまです。
医師によく相談し、猫に触った後に手を洗う、猫を寝室に入れない、掃除機で頻繁に掃除するといったことを実施した上で猫と接するようにしましょう。
自分の症状をしっかり把握したうえで、決して無理はしないようにしてくださいね。
アレルギーの詳しい対策方法はこちら
https://cheriee.jp/articles/242/
他の、猫の種類に関する記事はこちら
https://cheriee.jp/articles/1050/









































