猫を運動させよう!楽しく体を動かすコツと注意点

2024.09.28
猫を運動させよう!楽しく体を動かすコツと注意点

お家の中で暮らす猫は、運動不足になりがちです。飼い主さんは猫が楽しみながら体を動かせる工夫をしてあげましょう。猫に適度な運動をさせると、ストレス解消や肥満の予防などが期待できます。

今回は、猫に運動させるコツや注意点を解説します。

この記事の目次

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室内飼いの猫は運動不足気味

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室内飼いの猫が運動不足になりがちなので、飼い主さんが工夫する必要があります。運動不足になってしまうのは、「狩りをしないから」という理由が大きいでしょう。いつもご飯が用意されているので、獲物を探す必要がありません。ねだったらねだっただけ、おいしいおやつをもらえる愛猫もいるのではないでしょうか。

かといって、ケガや感染症など危険が多すぎる外に出すわけにもいきません。そこで、家の中で飼い主さんが上手に誘導して、運動させることが大切なのです。

猫に運動させるメリット

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体を動かすメリットはさまざま。運動不足の解消はもちろん、肥満の予防も期待できます。体を動かすことによるストレス解消にも役立つでしょう。ストレス解消をすると、いたずらも減るはずです。

肥満解消や予防の期待

日頃の運動不足を解消することで、肥満の解消や予防が期待できます。「食べて寝る」生活ではやはり太ってしまうもの。おねだり上手な愛猫に負けて、ついついおやつを与えすぎてしまう飼い主さんもいるでしょう。

しかし、太ると動くのが面倒になり、ますます運動しなくなってしまいます。すると、さらに太るといった悪循環が生じてしまうでしょう。愛猫の健康維持のためにも、適度な運動は必要です。

猫の肥満については飼い主さんではわからない場合もあるので、動物病院で必ず相談してくださいね。

ストレス解消

体を動かすことで猫のストレス解消も期待できます。退屈な時間がなくなるので、毛がはげるまで体をなめ続けるなどの行動も減るでしょう。

捕食本能も満たしながら運動するので、人を咬むなどの問題行動もなくなると期待できます。ほどよく疲れるので、夜も寝てくれるでしょう。夜中に起きて騒ぐといった問題も減っていくはずです。

猫に運動させる方法

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猫を運動させるには、フードをあちこちに置いて探させる、おもちゃ遊びの工夫をするなどがポイントです。寝ている猫を抱きかかえて無理やり運動させようとしても、当然ですがうまくいきません。次のような方法を試してみてください。

フードをあちこちに置く

小さなお皿を用意して、フードを家のいろいろな場所に置いてみましょう。するとフードを探しながら移動して食べるようになります。キャットタワーの上に置くのもいいでしょう。退屈な時間もなくなるのもメリットです。

虫がわいたり、フードが劣化したりするので食べ残しは早めに片付けるようにしてください。

ドライフードを放り投げる

愛猫に手に乗せたドライフード1粒を見せてから、ちょっと遠くに投げます。最初のうちはフードが落ちた地点に移動して食べるでしょう。何度もやっていると、投げた瞬間に走り出す猫もいます。

おもちゃの動かし方を工夫する

おもちゃは、隠しながらちらちら見せると強い関心を持ちます。いつもの猫じゃらしも、ずっと魅力的に見えるでしょう。

新聞紙の下でガサガサさせながら見せる、猫用トンネルおもちゃの中で動かすなどもおすすめです。時々じっとさせるなど、小動物のような動きを意識するといいですね。

猫に運動させるポイント

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より運動の効果を得るためには、いくつかポイントがあります。遊ばせるタイミングや遊ぶ時間などをチェックしておきましょう。

運動はお腹が空いている時間に

遊びに熱中しやすいのは、狩りをしたくなる空腹の時。食事前に体を動かすようにします。食後やウトウトしているときに誘っても、遊びたがらないでしょう。

おもちゃで遊ぶのは1日合計20分程度

猫の年齢や状況にもよりますが、1日20分から30分遊ばせるようにします。一気に20分遊ぶのではなく、続けて遊ぶのは5分程度が適切です。

長時間遊ぶと疲れるだけでなく、飽きてしまうでしょう。遊びたがるときは、5分ほど休憩を入れて休ませます。ほんの少しおやつを与えると、落ち着くはずです。

獲物を捕る体験をさせる

遊びの最後には、フードを与え「狩りをして捕った」捕食体験をさせます。

猫にとっておもちゃは獲物です。最後は追いかけさせるだけで終わりといったスタイルでは、獲物を捕れないままと同じになります。一生懸命狩ろうとしているのに捕れない状況が続くと、せっかくの遊びも不満が残るでしょう。

既に1日分のフードを食べた場合は、蹴りぐるみや猫用のぬいぐるみなどを与えましょう。

おもちゃはローテーション

猫が飽きないよう、複数のおもちゃをローテーションさせて使いましょう。いつまでも同じものを使っていると、突然見向きもしなくなる場合もあります。愛猫が飽きてしまう前に、一度片付けて違うおもちゃで遊ばせます

猫に運動させる際の注意点

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猫も飼い主さんも安全に楽しく遊ぶためにも、注意したいことがあります。大切なのは猫に無理をさせないことです。

無理強いしない・無理させない

猫に無理強いは禁物です。乗り気にならない猫を無理にキャットタワーに乗せたり、おもちゃを投げつけたりすると飼い主さんと遊びたがらなくなることも。眠っているのに起こして、しつこく構うのもやめましょう。

特に、シニアの猫をジャンプさせようとしたり、走らせようとしたりするのは関節の負担になることも。少しでも体を動かすようになればよい、というくらいの気持ちでいるのがいいですね。

興奮させすぎない

遊んでいるうちに興奮しすぎる猫もいます。抑えが効かなくなると、ケガをする恐れも。さらに興奮して飼い主さんを咬む恐れもあります。特にレーザーポインターは追いかけて興奮しやすいので注意してください。

興奮する前に、いったん休ませて落ち着かせます。特に子猫や若い猫は興奮しやすいので様子を見ながら遊ばせましょう。

フードやおやつの食べ過ぎに注意

せっかく運動しているのに、フードやおやつを食べ過ぎてしまっては太る恐れも。小皿に分けてフードを与える場合も、1日の給与量以内におさめるようにしましょう。猫にねだられるまま与えないようにします。

誤飲に注意

猫が遊ぶ場所は、きれいに片付けておきましょう。特にフードを投げる場合、床に落ちているゴミなどを食べる恐れもあります。人間用の小さなおもちゃやヘアゴム、毛糸などは飲み込むと大変危険なので、注意が必要です。

まとめ

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猫に運動させるメリットは肥満予防やストレス解消などさまざま。運動させるには、フードやおもちゃを利用することがおすすめです。空腹時に遊ばせると、狩猟本能も刺激するので夢中になるでしょう。

ただし、無理強いは禁物です。遊ばせすぎや興奮させすぎ、誤飲には十分注意しながら、愛猫との時間を楽しんでください。

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