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猫の肥満はあっという間。
可愛くおねだりされると、ついついあげたくなっちゃう気持ち、わかります。しかし、猫が太るのはとても簡単です。人間もそうですが、痩せるのは大変なのに太るのはあっという間なんですよね。
この記事では、肥満が及ぼす影響についてみていくので、そんなついついあげちゃう気持ちが引き締まると思います(^^)
1. 毛がボロボロになる
猫は太ると、脂肪が邪魔をしてグルーミングができなくなります。グルーミングをしないことによって毛艶が悪くなったり、グルーミングできないことがストレスになってしまいます。
結果的に、肥満と関係なさそうな皮膚病にまでなってしまうケースも少なくありません。ボロボロの毛になった愛猫を見たくはないですよね。
2. 足腰を痛める
関節炎
体重が増えるということは、その重みを足が支えることになります。猫は上下運動が好きな動物です。遠くへジャンプしたり、高いところから降りてくる時には、その衝撃を足の関節が受け止めます。
猫の肥満は、足の関節へ大きな負担を強いることになり、関節炎を招きます。
椎間板ヘルニア
猫は犬に比べてヘルニアになりにくいと言われています。しかし、肥満の猫ちゃんの場合、そのヘルニア発症率が高まるとされています。
肥満が椎間板に負担をかけ、圧力が加わることで変形してしまうのです。ヘルニアが進行すると、だんだんと歩くことが困難になっていきます。
3. トイレに行かなくなる
尿路疾患
猫は太ると、動くことが面倒なのでトイレに行く回数が減ります。トイレを我慢することは腎臓を酷使することに繋がります。
おしっこを我慢してしまって、尿路結石や膀胱炎など様々な尿路疾患の原因になります。
4. 他にも怖い病気がたくさん
脂肪肝
肝脂肪(肝リピドーシス)は太り気味の猫に発症しやすい病気です。ホルモンの異常などから、肝臓に脂肪が多く溜まりすぎている状態です。
命に関わる病気で、食欲や元気がなかったり、数日間ご飯を食べていない場合には、病院に行くことをオススメします。重度の場合には、黄疸や痙攣などが起きる場合があります。
糖尿病
肥満の猫ちゃんは、糖尿病にかかりやすいと言われています。
糖尿病は、糖分を細胞に取り込む際に動くはずの「インスリン」が正常に機能してくれなくなります。そのため、取り込んだ糖分を細胞が吸収してくれず、血液を流れて尿として出てきてしまいます。
糖尿病の猫ちゃんは、トイレの回数が増える、水を多く飲む、ご飯をよく食べるようになるなどの症状が現れます。この段階の時に病院へ行きましょう。さらに進行すると、食欲がなくなったり、合併症状が起きてしまいます。
猫の肥満を甘く見ないで!
デブ猫ちゃんは確かに可愛いです。でも、それによって不健康になってしまうのは、猫ちゃんも飼い主さんも嫌ですよね。
猫の健康管理ができるのは、飼い主さんなんです。だから、肥満を甘く見ずに、日々の健康管理をしっかりとしてあげてくださいね。
猫の肥満の原因が知りたい!という方は、この記事も役にたつはずです。