犬の粗相対策にも!布製品も洗える水洗い掃除機「MIZUKI nu-no」を本音レビュー

2025.10.05
犬の粗相対策にも!布製品も洗える水洗い掃除機「MIZUKI nu-no」を本音レビュー

犬と暮らしていると、ソファやラグ、カーペットなどの布製品につく汚れやニオイが気になることはありませんか? 毎日の掃除や消臭スプレーだけでは追いつかず、布製品特有の嫌なニオイが残ってしまうのは、多くの犬飼い家庭に共通する悩みだと思います。

今回は、ハイアールの布製品水洗い掃除機「MIZUKI nu-no(ミズキ ヌーノ)」を実際に使い、その体験をレビューしました。布製品の汚れやニオイでお困りの方の参考になれば幸いです。

この記事の目次

犬の飼い主が悩む「布製品の汚れ・ニオイ問題」

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犬と暮らしていると避けて通れないのが、布製品につく汚れやニオイの問題です。洗濯機や手洗いで洗えるものならまだしも、カーペットやソファ、車のシートなどは簡単に洗えないため、清潔に保つことが難しいのが現実です。

特にカーペットは犬の足への負担を考えて敷いている家庭も多いですが、トイレの失敗やヨダレ、嘔吐などでどうしても汚れがつきやすくなります。

掃除しても「本当にきれいになっているのかな」と不安に感じることは少なくありません。特にトイレの失敗が多い子犬やシニア犬を飼っている人にとっては、より切実な悩みといえるでしょう。

布製品水洗い掃除機「MIZUKI nu-no」とは

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そこで注目したいのが、これまで洗うのが難しかった布製品を水洗いできる「MIZUKI nu-no」です。
MIZUKI nu-noは、「もっと布を洗おう。」をコンセプトに、身の回りの“洗濯できない布製品を洗いたい”という声から開発されました。

ラインナップは、水のみで洗浄するスタンダードモデルと、水・温水・スチームで洗浄できる温水スチームモデルの2種類。今回は、この温水スチームモデルをレビューしていきます。

「MIZUKI nu-no」の基本仕様

  • 品名:布製品水洗い掃除機
  • 品番:JC-RPS1A
  • 外形寸法:幅295 × 奥行220 × 高さ334mm
  • コード長さ:3.5m
  • 本体質量:約4.2kg
  • 給水タンク容量:1.6ℓ
  • 回収タンク容量:1.25ℓ
  • 真空度:標準 12000Pa / 強 15000Pa
  • ホース長さ:1.6m
  • 運転音:83dB
  • 付属品:標準ブラシノズル、ワイドブラシノズル、ホース洗浄用ノズル

開封してセットアップ

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実際に届いた製品を開封し、使える状態にするまでの流れや感想をご紹介します。

サイズや重さは一般的なキャニスター式掃除機と同じくらいで、特別重いとは感じませんでした。使用時は電源プラグを差して使いますが、アース線を取り付ける必要があり、この点はやや手間に感じるかもしれません。

準備としてはブラシを装着し、給水タンクに水を入れるだけなので、セットアップ自体はシンプルでわかりやすい印象です。

構造としては、給水タンクから水を供給し、その水で汚れを浮かせながら吸引し、回収タンクに汚れた水を集める仕組みになっています。

実際に使ってみた

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操作パネルはシンプルで、吸引モードは「標準」と「強」の2段階、さらに3種類の水温モードを切り替えるだけです。

水温モードは、

  • 水モード:水に溶けやすい飲料や液体調味料、ペットの尿などの汚れを洗浄
  • 温水モード(約60℃):水では落ちにくい油分を含む汚れを洗浄
  • スチームモード(約100℃):高温の蒸気で脱臭やダニ対策

といった使い分けができます。

尿の掃除に向いている「水モード」

犬の尿の掃除を想定し、実験してみました。下の画像の左はコーヒーをこぼしたタイルカーペット、右はMIZUKI nu-noで掃除した際に回収された排水です。

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排水にはコーヒーの色がしっかりと出ており、汚れが確実に落ちていることがわかります。

ニオイやダニの抑制に向く「スチームモード」

MIZUKI nu-noの公式サイトによると、脱臭効果・殺ダニ効果はいずれも99%以上とのこと。どちらも非常に気になるポイントです。

そこで、愛犬がよく過ごすカーペット敷きの部屋をスチームモードで掃除してみました。この部屋は普段、掃除機と消臭スプレーで対応していますが、犬のヨダレや人間の汗など落としにくい汚れやニオイが気になっていました。

実際に掃除してみると、排水には想像以上に多くの汚れが溶け出しており、その量に驚かされました。これだけの汚れを落とせたと思うと、掃除後は本当に清々しい気分になりました。

翌朝は、普段なら気になるニオイが全く感じられず驚きました。ダニへの効果はすぐに実感できませんが、過去にダニが発生して大変な思いをした経験があるため、この効果が期待できるのはとても心強いです。

洗剤を使ってさらに洗浄力アップ

公式サイトで紹介されていた、頑固な汚れ向けの「ストロングコース」も試してみました。処分予定だったクッションにコーヒーを吸わせ、実際に洗浄していきます。

ストロングコースは、「洗剤 → スチーム → 温水 → 強吸引」という流れで洗浄します。

洗剤は、MIZUKI nu-noで推奨されている「ハッピーエレファント 泡マルチクリーナー」を使用。吹きかけてから5分ほど置き、その後にスチームや温水を使いました。

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コーヒーの汚れは落ちにくいため「洗濯しないと無理かも」と思っていましたが、上の画像のとおりかなりきれいに落ち、正直驚きました。

掃除後の片付けとメンテナンス

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後片付けは、給水タンクや回収タンクの水を捨て、ノズルなどと一緒に水洗いするだけです。タンクやノズルが乾いたら片付け完了となります。

ホースの汚れが気になる場合は、付属の洗浄用ノズルを取り付けて内部を洗浄できます。そのほかはフィルターに付着した異物を取り除く程度で、メンテナンスの手間はほとんどかかりません。

MIZUKI nu-noを使って感じた良いところ

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実際に使ってみて感じた、MIZUKI nu-noの良い点をご紹介します。

圧倒的な洗浄力

最大の魅力は、なんといっても洗浄力です。スチームモードで掃除した翌日のニオイの違いや、排水に出た汚れの多さからも、しっかりきれいになっていることを実感できました。

3種類から選べる洗浄モード

3種類の洗浄モードを切り替えられるため、汚れの性質に合わせて洗浄できるのも大きなメリットです。

透明で外して洗えるノズル

ノズルのフタが透明なので、汚れが吸い込まれる様子を目で確認でき、掃除の効果を実感できます。また、標準ブラシノズルのみですがフタを外して洗えるため、毛が詰まりやすい犬飼い家庭にとっては嬉しい機能です。

MIZUKI nu-noを使って気になった点

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本音レビューですので、気になった点もまとめました。

音の大きさは少し気になる

運転音は83デシベルとされており、一般的な掃除機の音(約60~76デシベル)より大きめです。住宅環境によっては、音が気になる場合もあるかもしれません。

スチームが出るタイミングがわかりにくい

初めてスチームモードを使ったとき、いつスチームが出る状態になったのかがわからず、噴射レバーを押すと水が出てしまいました。個人的には、アイロンのスチームのように「噴射可能になったことがわかる表示」があれば、より使いやすいと思います。

温水やスチームは犬がいない環境で

温水モードは約60℃、スチームモードは約100℃と高温になるため、使用時は犬を別の部屋に移すなど、安全への配慮が必要だと感じました。

まとめ

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実際に使ってみると、MIZUKI nu-noは音の大きさやアースの取り付けといった課題はあるものの、犬と暮らす家庭で避けられない布製品の汚れやニオイ対策にしっかり活躍してくれる掃除機でした。水・温水・スチームの3モードを汚れの種類に合わせて使い分けられる点も便利です。

カーペットやソファを清潔に保ちたい犬の飼い主には、とても頼もしい一台だと言えるでしょう。

MIZUKI nu-noの詳細が気になる方は、ぜひ公式サイトもチェックしてみてください。

布製品水洗い掃除機 MIZUKI nu-no|Haier
https://www.haier.com/jp/markets/mizukinu-no/

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