愛するペットを亡くしてしまったことで起こるペットロス。強い悲しみや罪悪感、突然の涙、不眠、食欲不振など、さまざまな不調が起こることがあります。そんな飼い主の心に寄り添い、精神的な回復をサポートするのが「ペットロスカウンセラー」です。
今回は、世間ではまだあまり知られていないペットロスカウンセラーという職業について詳しく紹介します。
この記事の目次
ペットロスカウンセラーとは

ペットロスカウンセラーとは、ペットを亡くし、精神的に落ち込んでしまった飼い主に寄り添い、そこから抜け出す手助けをするカウンセリングの仕事です。
飼い主が抱える辛く苦しい気持ちを、無理のない範囲でゆっくりと話してもらいながら、心が健康な状態を取り戻せるようサポートします。
どうすればなれるのか
ペットロスカウンセラーになるためには、ペットロスに関する基礎知識に加え、相談者に安心感を与える対応力や、状況に応じた適切なアドバイスを送るスキルなどが求められます。
こうした知識やスキルを証明する資格を取得しておくと、相談者からの信頼を得やすくなるでしょう。
必要な知識
ペットロスカウンセラーには、ペットロスに関する基礎知識だけでなく、グリーフケアやカウンセリングに関する知識も求められます。
また、老齢のペットを飼っている方に向けて、ペットの死への心構えを整える手助けをする役割も期待されます
こんな人に向いている
ペットロスカウンセラーには、動物への深い愛情に加え、相手の話をじっくり受け止める傾聴力や、自分の感情に振り回されない精神的な安定感が求められます。
動物病院やペットショップ、トリミングサロンなど、日頃からペットと飼い主に接する仕事をしている方には、学んだ知識やカウンセリング技術を活かしやすいでしょう。
また、聞き手として相手の気持ちに寄り添いながらも、一定の距離感を保てる人柄も大切です。
活躍できる場所
ペットロスカウンセラーはまだ世間的な認知度が低く、これだけを本業にするのは簡単ではないのが実情です。ただし、ペット葬儀会社やペットショップ、動物病院などと契約し、フリーランスとして活動している方は一定数いるようです。
近年は、SNSやオンラインカウンセリングサービスを通じて個人で活動を広げる人も増えており、対面だけでなく、場所を選ばない働き方も選択肢の一つになっています。
また、ペットを飼う人が増えていることから、今後はペットロスカウンセラーへの需要が高まり、活躍の場も広がっていくことが期待されます。
ペットロスカウンセラーの資格の種類

ペットロスカウンセラーに関連する資格は複数存在します。ここでは代表的なものを紹介します。
ペットロス・ハートケアカウンセラー
メンタルケア学術学会が認定する資格で、2級・3級があります。受験するには、指定教育機関での講座受講が必要です。
アニマル・ペットロス療法士
ペットロス・ハートケアカウンセラーの上位資格です。ペットロス・ハートケアカウンセラー2級の合格、または指定教育機関での講座受講修了が受験条件となります。
喪失感や悲しみを乗り越えた飼い主が、次のステップに進む手助けをするために必要な知識を学びます。
ペットロス検定
日本ペットロス協会が実施する検定で、ペットとの別れに関する全般的な知識や考え方を問う内容です。受験資格は特になく、どなたでも受けられます。1〜4級があり、在宅での受験が可能です。
ペットロスケアアドバイザー
日本ペット技能検定協会が主催する資格です。ペットロスを理解し、適切な対応を行うためのスキルを習得していることを示す資格です。協会指定のカリキュラム修了後に受験できます。
ペットロス専門士
一般社団法人日本グリーフ専門士協会が認定する資格です。死別による悲しみ全般を支援する「グリーフケア」の枠組みの中で、ペットロスに特化したコースが用意されています。オンライン講座の受講と課題提出を経て資格認定となります。
ペットロスケアマネージャー
一般社団法人全日本動物専門教育協会(SAE)が認定する通信講座の資格です。獣医師監修のテキストを通じてペットロスによる心身の変化を心理学的に学び、ペットの飼い主と接する仕事に活かせる資格として取得できます。
おわりに

ペットという家族との別れは、ペットを飼う以上避けて通れないものです。だからこそ、悲しみの中にいる飼い主を支えるペットロスカウンセラーの存在は、今後ますます必要とされていくでしょう。
ペットロスについて学ぶことに興味を持った方は、まずは基礎知識を身につけるところから始め、資格取得も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

































