モルモットを部屋で散歩させる「部屋んぽ」。大切だと知っていても「どう遊ばせていいのかわからない」「踏みそうで怖い」など、なかなか実践できない飼い主さんもいるでしょう。
しかし、モルモットの部屋んぽは、飼い主さんがしっかり対策をすれば楽しく遊べ、触れ合いもできるようになります。
そこで、この記事では、モルモットが安全に楽しく遊べる部屋んぽの方法を解説します。かわいいモルモットとの部屋んぽタイム、楽しんでくださいね。
この記事の目次
モルモットを部屋んぽさせるメリット

モルモットをケージから出して遊ばせる「部屋んぽ」には、次のようなメリットがあります。
運動不足やストレスの解消
モルモットの部屋んぽは、ケージから出て歩き回れるので、運動不足の解消につながると期待できます。また、自由に動き回ることでストレスの解消にもつながるでしょう。
ケージの中だけでは、どうしても行動範囲が狭くなりじっとしていることも増えてしまいます。運動不足になると肥満を招き、モルモットの健康維持に悪影響を及ぼす恐れもあります。
例えば肥満は、足裏に炎症が起きる「足底皮膚炎」を引き起こす原因の一つです。ストレスは脱毛や食欲不振などさまざまな症状を引き起こします。
もともとモルモットはストレスを受けやすい動物です。しかし部屋んぽをすれば、適度に体を動かすので運動不足やストレス解消が期待できます。
ただし、モルモットのストレスの原因はさまざまですので、「運動不足だけ」と決めつけず、日ごろからモルモットをよく観察しましょう。
飼い主さんとのコミュニケーション
部屋んぽは、飼い主さんとのコミュニケーションにも役立ちます。最初は警戒されるかもしれませんが、優しく接していればだんだん馴れてくるはずです。
信頼されるようになると、抱っこやなでなでなどの触れ合いもできるようになります。体に触れるようになると、健康チェックもできる点もメリットです。
モルモットの部屋んぽの準備

いきなりモルモットをお部屋に解放するのではなく、安全に遊ぶための準備を事前にしておきましょう。
家具などのすき間をふさぐ
モルモットを遊ばせる部屋では、家具などのすき間には入れないようにクッションなどでふさいでおきます。臆病なモルモットは、ちょっとしたきっかけで家具と家具のすき間やベッドの下などにももぐりこんでしまいます。
一度入ると捕まえるのも大変なので、しっかりふさいでおきましょう。
身を隠せるトンネルなどを置いておく
家具のすき間をふさいだら、身を隠せるようにトンネルなどを置いておきます。驚いたときの逃げ場があれば、モルモットも安心です。
出入りしたり、上に登ったりといった遊びもできます。かじってもよい木製・わら製がおすすめです。
危険なものは片付けておく
モルモットがかじらないように、観葉植物やビニール袋などは片付けておきましょう。タマネギなど、モルモットが食べると中毒を起こす野菜もしまっておきます。
また、電気コードや充電コードなどは、かじり防止ガードを付けておくと安心です。
汚れてもいいペット用マットなどを敷いておく
洗えるペットマットを、遊ばせる範囲に敷いておきます。モルモットはトイレを決めずあちこちに排泄する動物です。洗える布製のマットなら足にもやさしく、滑りにくいのでおすすめです。
ペットシーツや新聞紙でもいいのですが、かじる子の場合は誤食の恐れがあります。マットは洗い替えがあると便利です。
サークルで囲むと安心
「部屋んぽのために毎回お部屋を片付けるのは大変……」という飼い主さんにおすすめなのが、モルモットが遊ぶ範囲をサークルで囲む方法です。家具のすき間や後ろに入り込むリスクもありません。
モルモットはジャンプ力があまりないので、フェンスの高さはそれほどなくても大丈夫です。折りたたみタイプなら、遊ばないときは場所を取りません。
サークルで囲む場合も、床には洗えるマットなどを敷くのがおすすめです。
家族や同居人に知らせておく
意外と忘れがちなのが、同居している人への告知です。「これから部屋んぽする」と知らせておきましょう。
告知しておけば、「家族が突然ドアを開けてモルモットがビックリ」「何も知らずに入ってきてモルモットを踏んだ」といったトラブルも回避できます。
モルモットの好きなおやつを用意しておく
ふれあいの際や、モルモットをケージへ戻すときのために、おやつを用意しておきます。フルーツや野菜は特におすすめです。
保存がきく小動物用のドライフルーツなどを与えるのもいいでしょう。手から牧草を与えてみるのもおすすめです。繰り返しているうちに「部屋んぽすると楽しい、おいしい」と覚える効果も期待できます。
モルモットとの部屋んぽの進め方

準備ができたら、いよいよ部屋んぽです。モルモットをしっかり見守りながら飼い主さんも楽しみましょう。
部屋んぽタイムは30分~1時間程度
部屋んぽタイムは、だいたい30分から1時間ほどで大丈夫です。飼い主さんもそうそういつまでも見守っていられませんし、モルモットも疲れてしまいます。様子を見ながら時間を調節するといいでしょう。
モルモットは優しく扱う
モルモットは優しく扱いましょう。特に、モルモットは上からぎゅっとつかまれるのが大の苦手です。上からつかまれるのは「敵につかまって捕食される」状況に近いため、おびえてしまいます。
手のひらをモルモットの前に差し出して、両手で包み込むようにそっとつかむことがポイントです。
人はしゃがんで遊ぶ
なるべく人はしゃがんで遊びます。立ってうろうろすると、モルモットを踏むリスクがあるためです。
抱っこする場合は、必ず座ってから行うようにします。何かに驚いたとき、モルモットが転落する恐れがあるためです。
特に小さなお子さんが抱っこする場合は、お子さんが座ってからモルモットを渡すようにします。
触れ合いは少しずつ慣れさせる
部屋んぽ中の触れ合いは、少しずつ人に慣れさせます。モルモットは大変臆病な動物です。部屋んぽデビューしたばかりのタイミングでは、いきなり抱っこはおすすめできません。
動物園のふれあいコーナーにいるモルモットは、すでに人馴れしているので抱っこできますが、おうちのモルモットは、おやつを手のひらに乗せて食べさせるところから始めましょう。
警戒せず食べるようになったら、あごの下あたりをそっと触ってみます。嫌がらないようなら、様子を見つつ触れる範囲を増やしていきます。
警戒心がなくなれば、抱っこしても大丈夫です。「カチカチ」と歯を鳴らしたり身をよじったりするのは、嫌がっているサインですので、すぐにストップしましょう。
モルモットの部屋んぽの注意点

モルモットと楽しく安全に部屋んぽを楽しむためにも、次の注意点を守りましょう。
机など高いところでは遊ばせない
落下の危険があるため、机やテーブルの上など、高いところでは遊ばせないようにします。モルモットは机の上などを走り回る際、「高いところにいる」認識がありません。そのまま端っこから転落するケースもあります。
「サークルで囲めば大丈夫」と思うかもしれませんが、ケージに戻す際などにモルモットを落とす恐れがあります。安全のためにも、モルモットの部屋んぽは床でやりましょう。
他のペットとは遊ばせない
他のペットを飼っている方は、モルモットと一緒に遊ばせないようにします。どんなにおとなしい犬や猫でも、モルモットのような小動物を見ると興奮する可能性があります。
追いかけられたり、吠えたてられたりするのはモルモットにとって大きなストレスです。さらに、モルモットが咬まれる、爪で引っかかれるなどでケガをする恐れもあります。
また、ウサギとも遊ばせないほうが良いでしょう。ウサギは、ボルデテラ菌を保持していても無症状の場合がある一方で、モルモットはボルデテラ菌に感染しやすく症状も出るためです。
まとめ

モルモットにとって、部屋んぽは運動不足やストレスの解消のために欠かせません。飼い主さんとのコミュニケーションにも役立ちます。
部屋んぽの前に、家具のすき間をふさぎ、電気コードなどは片付けておきます。家族など同居する人にも「部屋んぽする」と知らせておくと、安心です。
モルモットはところかまわず排泄するので、床には洗えるペット用マットを敷いておきます。サークルで囲んだ範囲内で部屋んぽするのもおすすめの方法です。おいしいおやつも用意しておきましょう。
部屋んぽタイムは30分から1時間程度が目安です。びっくりさせたり上からつかんだりせず、優しく接しながら遊ぶようにします。
触れ合いは、おやつを与えながら少しずつ慣れさせるのがコツ。警戒心がなくなれば、抱っこもできるようになります。机やテーブルでの部屋んぽは転落の危険があるので、避けてください。
犬や猫、ウサギなど他のペットとは遊ばせないようにすることも大切です。モルモットとの部屋んぽ、しっかり準備して安全に楽しんでくださいね。







































