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ねこ飼い方

猫を室外飼いすることは危険がいっぱい!?

MinMin シェリー編集部

猫を飼っていれば、1度は「外に出してあげようかな・・・」と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。中には、昼間は外に出してあげて、夜はお家で室内飼いという方もいるかもしれません。

しかし、猫ちゃんを外に出すことには、大きな危険が伴うということを、ご存知でしょうか?ここでは、猫を室外に出すことのデメリット5つをまとめました。

飼い主さんの知らないところで・・・

1. 交通事故に関わっているかも。


自動車を運転したことのある方は思い当たる節があると思いますが、野良猫や放し飼いされている猫は、突然走行中の車の前を横切ります。本当に突然。

ですから、自動車に轢かれてしまう場合があることはもちろん、それを避けようとした自動車やバイクが事故を起こし、通行人までも巻き添えにしてしまうかもしれません。猫と人間、両方の命を脅かしてしまうのです

また室内飼いと屋外飼いで、猫の寿命が2年も違うという結果が出ています。
(「一般社団法人 ペットフード協会」の平成28年(2016年)全国犬猫飼育実態調査 より引用)

  • 室内飼いで平均15.81歳
  • 屋外飼いで平均13.26歳

他の調査でも、「室内飼いで平均15歳、屋外飼いで平均7歳という、倍近くも寿命が違う」と言われていたりもします。

この数値は事故による死亡も含まれています。室内で飼った方が、2倍長く生きることができるのです。

2. 怪我・感染症の危険


猫を外に出すと、他の猫とのコミュニケーションが増えるため、喧嘩をして怪我をしてしまうことがあります。猫の怪我は皮膚の性質上、収縮してしまって発見が遅れることがあります。また、皮膚内部で化膿してしまうことも少なくないようです。

加えて、エイズなどの感染症にかかることもあります。猫のエイズは、咬まれるだけで猫同士の感染が起こってしまいます。

3. ノミ・ダニなどの危険


猫を外に出せば、泥などで汚れてしまうことはもちろん、ノミやダニなどをもらってくることもあります。もらってきたノミがカーペットで増殖してしまうこともあるかもしれません。

4. 野良猫と交配してしまうと大変


野良猫と交配することで、野良猫を増やしてしまったり、メス猫だと妊娠してしまうことがあります。発情期の妊娠率は90%を超えます。

動物愛護管理法の第37条では「犬及び猫の所有者の繁殖制限の責務」が定められていて、猫がみだりに繁殖して生活環境の被害が生じないようにしています。人間の手に負えないほど繁殖すると、周りの人々の生活環境の脅威となりうるのです。

5. 近所迷惑になってるかも。


猫に関する苦情では、特に次のようなものが挙げられます。

  • 被毛を飛散
  • 近所の庭や玄関で排泄行為
  • 発情期の鳴き声

「最近、ご近所さんから冷たい目線を感じる…何でだろう…。」と思ったら、猫ちゃんが原因かもしれないですね。

でも狭いところにずっといるなんてかわいそう!


実は、そんなことないのです。

猫は縄張り意識の強い動物で、縄張りをパトロールできないことが何よりもストレス。一度外に出てしまうと、縄張り範囲が広がり、むしろストレスになってしまいます。家の中の小さなテリトリーで暮らし続けることは決して猫にとってストレスではありません。

猫が外を眺めることから考える、猫の縄張り意識についての記事もあります。併せてぜひ読んでみてください。

外に出してあげたほうが良いの?猫が窓から外を見る3つの理由

それでも屋外で飼うなら


避妊・去勢手術を行い、近所の人ともよく話し合うことをオススメします。また、首輪やマイクロチップなど身元がきちんとわかるようにしておくと安心ですね。

猫のためにも、私たちのためにも、室内で。


屋外で飼うことは室内で飼うより様々な面でのリスクが大きいので、室内で飼うことをオススメします。
猫ちゃんのために、室内で飼ってみてはいかがでしょうか?

  • ストレス
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  • 交通事故
  • 交配
  • 危険
  • 室内
  • 屋外
  • 怪我
  • 感染症
  • 放し飼い
  • 生活環境
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  • 近所迷惑
  • 野良猫
  • 飼い主

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