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「愛猫に手作りごはんを作りたい!」
愛猫の健康と幸せのために、猫のごはんを手づくりしたいと考える飼い主さんもいらっしゃるかと思います。
手作りごはんには、「安心安全の無添加ごはんを作れる」というメリットがありますが、猫と人間の身体の違いを理解して作る必要があります。
今回は手づくり猫ごはんのメリットと注意点、そして手づくり猫ごはんのレシピをいくつかご紹介します。
猫のごはんを手作りするメリットとは?
猫の体調や好みにあわせられる
手作りごはんのメリットの1つとして、愛猫のコンディションや状態に合わせて、最適なごはんを作れるということがあげられます。
肥満ぎみでダイエット中の猫に対しては低脂肪低カロリーのごはんを。たくさん運動した後の猫や育ち盛りの猫には、タンパク質を多めに作ったり。
他にも、お腹の調子が悪ければ消化にいい物を取り入れる、といったように、手作りごはんであればその日の細かい体調にまで合わせる事ができます。
また、その日のごはんを考えるために、愛猫の健康に敏感になるので、小さな病気にもより早く気付く事ができるかもしれません。
水分を摂取できる
猫の体の60%以上を構成する水分は、重要な必須栄養素の一つです。ですが、なかなかすすんで水を飲みたがらない猫も多く、水分不足に陥りやすいと言われています。また、水分不足であることによって腎臓に負荷がかかり、病気になってしまうリスクが高まってしまいます。
この悩みを、「水分量を多くした手作りごはん」によって解決することができます。
水分含有量が60〜80%である手づくりごはんは、10%程度しか水分を含まないドライフードに比べて、有効な水分補給の手段となってくれます。
水分量の多い食事で十分に水分を摂取すれば、代謝を促進し老廃物の排出を助け、便通の改善にもなります。
無添加ごはんを作れる
市販のキャットフードには、添加物が使用されていることも少なくありません。かといって、無添加のキャットフードを毎回選ぼうとすると、かなり高価になってしまうこともあります。
猫によっては、そういった添加物が原因で、体調を崩したり異変が出ることもあります。
手づくりごはんであれば、自分で食材を選ぶことができるので、無添加かつ低価格に抑えることができます。健康が気になる場合には、是非試してみると良いでしょう。
手づくりするときに気をつけるべき事は?
栄養バランスと調理方法
猫は肉食動物なので、ご飯は野菜や穀物でなく、肉や魚を中心にしましょう。
ごはんの栄養バランスは、動物性タンパク質(肉や魚)が6〜7割、野菜が3〜4割ぐらいが良いとされています。
また、はじめから手作りごはんにガラっと変えるのではなく、普段のフードに添えるなどして、少量からはじめていくようにしましょう。
こうすることで好みの味、食材を把握することができます。
猫によって、調理方法の好みも異なってきます。ゴロゴロと大きく切る、こまかく切る、ペーストにする、生のまま、焼く、ゆでる、といった、色々な調理方法があります。これらも、少量から試してみて、愛猫の好みを把握していきましょう。
NG食材リスト、アレルギー
猫に絶対食べさせてはいけない主な食材は以下のものです。
- ネギ類(ネギ、タマネギ、ニラ等)
- ココア、チョコレートなどカカオ製品
- ブドウ、レーズン
- アワビ、サザエ等の内臓
- 生の豚肉
- 香辛料
- 肉、魚の骨
上記の食材がダメな理由は、それぞれ異なりますが、少量であっても深刻な健康被害を招くことがあります。最悪の場合死に至る可能性がありますので、注意をしましょう。
上記には記載されていませんが、塩分と油分の量は抑えることや、ニンニクの使用も極力控えましょう。自分で手作りをする際には、食材についてきちんと調べ、決して中途半端な知識で臨まないようにしましょう。
また、猫によってはアレルギーを持っていることもあるので、動物病院で検査を受けるなどをして、愛猫のアレルギーを把握しておくことも大切です。
「#手作り猫ごはん」レシピまとめ
instagramにアップされている、愛情たっぷりなごはんを紹介していきます。
栄養満点スープのレシピ
こちらは、猫の健康にとっても良さそうなスープ。
肉や魚といったたんぱく質が中心で、野菜は消化しやすいよう細かく調理されています。スープなので水分量が多いのも嬉しいですね。
忙しい日でも大丈夫!なレシピ
鱈とキャベツ、人参、エリンギ、鰹節をカットして茹でるだけなので、忙しい時でも短時間で作れますね。
食物繊維が豊富な野菜が多く使われていて、消化を助けてくれそうです。
特別な日にあげたいレシピ
こちらはお正月や記念日にぴったりな、特別な日の手づくりごはんです。お祝いの日は猫と一緒におしゃれなごはんを食べると、より素敵な1日になりますね。
手づくりごはんにチャレンジしてみよう
暑い季節は、夏バテをして体調を崩してしまう猫ちゃんもいるのではないでしょうか。
そんな時、手作りご飯ならいつもより食べてくれるかもしれません。
毎日とはいかなくても、体調が気になるときや、特別な日に、手作りごはんにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?