人の子に「3歳神話」があるように、犬にも性格を決める大事な時期(社会化期)があります。この時期にオススメの、パピーパーティについてご紹介いたします。しつけ教室や犬の幼稚園、動物病院などで開催されているこのパーティ。一体パピーパーティとはなんなのか、なぜ行くべきなのかをお伝えできればと思います。
この記事の目次
パピーパーティとは
パピーとは子犬のことで、その名の通り子犬たちと飼い主さんが集まるパーティになっています。その多くは、1年から6ヶ月に満たない子犬たちしか参加できないようになっており、特に〜4ヶ月の子犬たちが対象となっています。では、なぜこの時期の子犬達が集まる必要があるのでしょうか。
犬の社会化のため
子犬には社会化期と呼ばれる大事な数ヶ月があります。この社会化期は、一般的には生まれてから大体1ヶ月〜4ヶ月以内と言われており、この時期にどう過ごすかが重要と言われています。
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この社会期にはたくさんの人や犬と会う必要があるのですが、そんな機会はあまりないですよね。ドッグランが近くにない、犬を飼っている知り合いが少ない…。パピーパーティは、そんな人に特にオススメのイベントなんです。ここでは子犬の社会化のために、同じ月齢の子達が集まって、コミュニケーションなどの社会性を学んでいきます。
どんなことをするのか
基本的には犬同士が自由に遊ぶ時間が設けられています。他の犬とじゃれることで遊びを学んだり、他の飼い主さんに触ってもらうことで人へ慣れていきます。犬の社会化期には、一人でも多くの人と会うことが推奨されていますが、いろんな年代の人に会うことも大事なことの1つです。こうやって様々な環境で過ごすことで、どんな人へも怖がったり怯えたりしない、強い子に育って行くのです。
ドッグランとは違い、パピーパーティは獣医師やドッグトレーナー等、専門家がついていてくれます。ドッグランでは他の犬にいじめられてしまったり、トラブルに巻き込まれたりすることもありますが、パピーパティでは専門家がきちんと見ていてくれるので、愛犬にとってはもちろん、飼い主にとっても安心な場であると言えます。
飼い主さんにとっても良い
ドッグトレーナーや動物病院が開催していることも多いので、社会化や犬のお世話についての情報を教えてくれるところもあります。プロの方々による講義は、今後犬と付き合っていく上で大きな助けとなるでしょう。また、パピーパーティで出会う人々は、自分と同じような月齢の犬を飼っている人たちです。悩みを共有し、助け合える友達もできるかもしれません。
初めからうまく行かないこともある
最初から他の犬たちの輪にうまく入って行けない子もいるかもしれません。でも、大丈夫。それぞれの子達のペースで良いのです。何度も参加するうちに、他の犬との遊び方を覚えるでしょう。
人間と同じように、既に社会化された犬は、うまく輪に入れない他の子をリードしていくのです。そういった「オトナ」な犬によって、社会化されていない犬も自然と輪に加われるようになっていきます。そして一緒に遊び、じゃれるうちに噛む力の加減を知り、そういったコミュニケーションの仕方も習得していきます。これは、愛犬にとって、家でじっとしているだけでは得ることのできない一生モノの経験になるでしょう。
焦らずに、暖かく見守りましょう。
終わったら、家でゆっくり休ませましょう
パピーパーティ終了後、犬はぐったりと疲れているかもしれません。慣れない環境で過ごすことは、私たち人間で考えてもとても疲れることですよね。飼い主さんと離れた場所でたくさん知らない犬に会うのですから、当然のことです。家に帰ったら、ゆっくり休ませてあげましょう。
自慢の我が子に!
社会化期をどう過ごすかで、その後に大きく影響します。パピーパーティは、この大切な時期にたくさんの人と出会うチャンスです。調べると、近くでやっているパーティがいくつかわかると思います。そして早速行ってみましょう!
大きくなってからでは参加ができなくなってしまいますので、今、行ける時に行っておきましょう!そして、この一歩が幸せなペットライフを送るために欠くことのできない大事な一歩になることでしょう。