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いぬ健康

納豆は犬が食べても大丈夫!与え方と注意点をご紹介

Kei シェリー編集部

納豆は、人間だけではなく犬の健康にも良い食品です。血液をサラサラにしたり、免疫力や老化防止に役立ったりする効果があります。

また、納豆の独特な匂いやネバネバの食感を好む犬が多く、嗜好性の高い食品です。しかし、与えすぎや大豆アレルギーなど、注意をする点がいくつかあります。

今回は、納豆を犬に与えるメリットや与え方、注意点についてご紹介します。

適量なら犬に納豆を与えても大丈夫

健康や美容に良いと言われる発酵食品の納豆。犬の健康にも役立つ栄養素がたくさん含まれますが、犬にとって危険な成分は含まれていません。
そのため、基本的に犬に納豆を与えても大丈夫です。

納豆の発酵した独特な匂いは、犬にとっては良い匂いと感じることも。ネバネバの食感は好みが分かれるかもしれませんが、愛犬が進んで食べるようであれば、犬の普段のフードのトッピングやおやつとして取り入れても良いでしょう。

納豆の与え方

人間用の納豆をそのまま与えることができます。その際、たれなどで味付けしてはいけません。

どの粒の大きさでも食べることは可能ですが、小粒やひきわりの方が消化に良いです。胃腸が弱い犬や初めてあげる際は、必ず小粒やひきわりを選んであげましょう。

犬用のおやつとして、フリーズドライの納豆も販売されています。

与える量

納豆を与える際は、あくまでフードのトッピングやおやつの範囲内にとどめましょう。
おやつの適量は、1日の必要摂取カロリーの10%程度です。

納豆は1パック50gで約100kcalなので、5g=10kcalで計算してみることをおすすめします。

納豆に含まれる栄養素とメリット

原料である大豆に含まれる栄養素に加え、納豆菌の発酵により生成される栄養素が含まれるため、納豆は犬の健康にさまざまな良い効果をもたらしてくれます。

ナットウキナーゼ

発酵過程で生成される酵素のひとつであるナットウキナーゼは、血栓の成分を溶かし、血液をサラサラにするため、脳血栓や脳梗塞予防に効果があると言われています。

ナットウキナーゼは主に人間での効果しか研究結果が出ていませんが、犬にも同じ血液凝固のメカニズムがあるため、犬への効果も期待されています。

大豆サポニン

大豆に含まれる大豆サポニンには、抗酸化作用、免疫力向上、血流改善などの効果があります。愛犬の老化を防ぎ、健康的な生活をサポートしてくれます。

ビタミンK

ビタミンKはカルシウムの吸収を促進するため、骨を丈夫にしてくれます。また、出血した際に血液を凝固させる作用もあります。

タンパク質

タンパク質は筋肉、皮膚、臓器などを維持し、エネルギー源にもなります。
犬にとって植物性タンパク質は動物性タンパク質より吸収されにくいと言われますが、納豆菌による発酵過程である程度分解されるため、大豆そのものを食べるよりも吸収が良いそうです。

食物繊維

納豆には、スムーズな排便を促す不溶性食物繊維が多く含まれています。
また、食後の血糖値の上昇を抑えたり、コレステロールを排出したりする効果のある水溶性食物繊維も含まれています。

マグネシウム

マグネシウムは心臓の健康維持骨・歯を作るのに必要な栄養素です。
しかし、過剰摂取するとストルバイト結石を形成しやすくなってしまいます。

犬に納豆を与える際の注意点

納豆は栄養豊富な食品ですが、犬に与える際にはいくつかの注意点があります。

1. 大豆アレルギーの有無

大豆アレルギーのある犬には与えてはいけません。アレルギーがあるかわからない場合は、まずは少量から与えてみてください。
納豆を与えた後に以下の症状がみられた場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。

  • 皮膚の痒み
  • 目の充血
  • 下痢
  • 嘔吐
  • 元気消失

2. 口周りの汚れ

納豆はネバネバしているため、口周りが汚れやすいです。
口周りの毛が長い犬種は特に、食後は口をよく拭いてあげる納豆をかき混ぜすぎないなどの対策を行ってあげると良いでしょう。

3.たれなどを混ぜないで

納豆には付属のたれやからしが付いていますが、犬に与える際は絶対に入れないようにしましょう。塩分過多や消化器へ負担がかかります。

4.与え過ぎには注意

どの食材にも言えることですが、与え過ぎには注意しましょう。
納豆にはマグネシウムやタンパク質を豊富に含んでいますが、尿石症の既往がある・治療中の犬や、腎臓や肝臓の病気を患っている犬には、これらの過剰摂取は注意が必要です。

病気の治療中や薬を飲んでいる場合は、納豆を食べても大丈夫か獣医師に相談しましょう。

まとめ

納豆は犬の健康に良い栄養素が含まれており、嗜好性も高いです。
しかし、与えすぎやアレルギーなど注意をしなければ、体調の悪化につながることもあります。

既往症や治療中の病気には気をつけながら、適量をトッピングやおやつとして納豆を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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