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いぬ飼い方

スポーツとしてのノーズワークとは?4つの科目と犬に良い理由を解説

千葉 綾
千葉 綾 シェリー編集部

皆さんは愛犬と一緒に「ノーズワーク」を楽しんでいますか?

一般的にノーズワークと聞くと、マットや知育玩具に隠されたおやつを探す遊びを想像する方も多いかもしれませんが、実はより本格的なドッグスポーツとしてのノーズワークも存在します。

今回は、そんなドッグスポーツとしてのノーズワークやその効果、それを応用した遊びなどをご紹介いたします。

ノーズワークとは

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ノーズワークはもともと、保護施設で暮らす犬たちにアクティビティを与えることで生活の質を向上させ、精神的な満足感をもたらすことを目的に、2006年にアメリカのドッグトレーナーたちによって考案されました。ノーズワークを通じて、すべての犬が本来持っている自然な本能を発揮でき、これが犬に充実感と満足感をもたらします。

また、ノーズワークはドッグスポーツの一種でもありますが、運動能力の差にかかわらず、小型犬やシニア犬、障害を持つ犬でも楽しめる競技です。

現在では、ヨーロッパやオーストラリアなどでもスポーツとして導入され、国によって名称やルールに違いがあるものの、ハンドラーと犬がエリア内に隠された特定のにおい(ハイド)を探すという共通の目的のもと、世界中で楽しまれています。

日本ではこちらの協会が、ノーズワークのレッスンや競技会を行っています。

ノーズワークスポーツクラブ(JNWSC)
https://noseworksportsclub.jp/

ノーズワークの4つの科目

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発祥地であるアメリカやスウェーデン、日本などでは、ノーズワークを行う環境によって4つの科目が定められています。ここからは、競技の映像を観ながら、科目ごとのノーズワークをご紹介いたします。

1.コンテナ・サーチ

コンテナ・サーチでは、においの隠された容器を見つけます。これは、空港の入国検査場で働く検疫探知犬の活動と似ている競技です。実際の競技では箱だけでなく、プラスチックケース、トートバッグ、リュックサック、バケツなどさまざまな物にターゲットが隠されています。コンテナ・サーチは多くの場合、最初に取り組むノーズワークです。

2.インテリア・サーチ

インテリア・サーチは、屋内に隠されたにおいを見つける競技です。通常、初めの段階では一つの部屋で行われますが、上達するにつれてリビングルームから寝室、トイレやお風呂場、ガレージまで、あらゆる屋内にターゲットを隠して探します。

3.エクステリア・サーチ

エクステリア・サーチは、屋外に隠されたにおいを見つける競技です。家の庭から公園、雑木林など、あらゆる屋外が対象です。

4.ヴィークル・サーチ

ヴィークル・サーチでは、車両の外側に隠されているにおいを見つけます。ここで言う車両は、乗用車だけでなく、トラックやトラクターなどの大型車、ヘリコプターや飛行機も対象です。この競技は、麻薬や爆薬を見つける探知犬の作業からヒントを得ています。

ノーズワークの良い効果は証明されている

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アメリカのシャルロット・デュラントン博士とアレクサンドラ・ホロウィッツ博士が2019年に発表した論文によると、ノーズワークに参加した犬は、ヒールワークに参加した犬に比べて、楽観性が高まると結論付けています(ヒールワークとは、飼い主の足元につきながら犬が動く動作を指します)。

ノーズワークにおいて、犬はある程度自由に動けるため、自分の行動を選択する幅が広がります。これにより、犬は問題解決に主体的に取り組み、その成功体験が前向きな気持ちを生み出しています。

さらに、嗅覚は犬にとって最も重要な感覚であり、これを活用する機会を作ることで、本来の犬らしい行動をとることができます。

この研究では、犬が自ら問題を解決し、嗅覚を活かす機会を作ることが重要であるとしています。

※参考文献

Finding Hidden Food in Nosework Increases Dogs’ Optimism | Companion Animal Psychology
https://www.companionanimalpsychology.com/2019/02/finding-hidden-food-in-nosework.html

毎日の遊びに取り入れてみよう

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犬の運動というと、散歩だけすればいいと思っている方もいますが、遊びもとても重要です。特にノーズワークのように本能を刺激するような遊びは、毎日の散歩と同じくらい積極的に取り入れたいものです。

例えば、Kong(コング)は非常に有名な犬のおもちゃで、持っている方も多いでしょう。一般的に、中におやつを詰めて犬にそのまま渡しますが、それを部屋のどこかに隠して犬に探させれば、食べるだけでなくノーズワークも一緒に楽しめます。

Kong
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また、ボールが好きな犬であれば、散歩の途中に草むらなどにお気に入りのボールを隠して犬に探させてみてください。これだけでもエクステリア・サーチのような遊びができます。

室内であれば、複数の箱や紙コップなどを用意し、その中におやつを隠して犬に探させてみましょう。これもコンテナ・サーチを応用した遊びの一例です。

※簡単にできるノーズワークについては、こちらの記事もご覧ください。

犬の本能をくすぐる遊び「ノーズワークゲーム」で脳トレをしよう!
https://cheriee.jp/dogs/22455/

遊び方に悩んだら

隠す場所やアイディアが浮かばない時は、SNSを見てみましょう。世界中の人たちがさまざまな方法でノーズワークに挑戦しているので、とても参考になります。

探すにおいは芳香蒸留水がおすすめ

さらに上級を目指すなら、特定のにおいを探すように教えてみましょう。ただし、探させるにおいには少々注意が必要です。

実際の競技において、探すにおいにはアロマ精油や芳香蒸留水が使われますが、アロマ製油は種類によって大量に吸引すると犬が中毒を起こす可能性があります。レッスンなどでインストラクターの指導がある場合以外は、芳香蒸留水の使用をおすすめします。

まとめ

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今回は、スポーツとしてのノーズワークをご紹介しました。犬によっては、ノーズワークマットなどでは簡単に見つけてしまったり、知育玩具の構造を理解してしまったりして、物足りなさを感じている子もいるかもしれません。

そういった子は少しレベルを上げて、今回紹介したようなドッグスポーツとしてのノーズワークにチャレンジしてみてください。もしかすると、才能が開花して、その子の新たな一面が見られるかもしれません。

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