【初心者必見】何をどれくらいやる?犬のお手入れの種類と頻度を解説

【初心者必見】何をどれくらいやる?犬のお手入れの種類と頻度を解説

皆さんは、愛犬のお手入れをきちんとできていますか?一口に「お手入れ」と言っても、ブラッシングからシャンプー、歯磨きとやるべきことがたくさんあります。

では、具体的に何をどれくらい行うべきなのでしょうか?今回の記事では、毎日のお手入れから、月に1回のお手入れまで、犬の基本的なお手入れについて解説します。

この記事の目次

お手入れの頻度

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まずは、それぞれのお手入れの適切な頻度を簡単に確認しましょう。ただし、犬種や個体によって頻度は異なりますので、あくまで目安として考えてください。

頻度 お手入れ内容
毎日 ブラッシング、歯磨き、肉球ケア
月に1~2回 耳掃除、シャンプー、肛門腺絞り、爪切り、足裏の毛のカット、トリミング

毎日したいお手入れ

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毎日のお手入れは手間がかかりますが、愛犬が健康に暮らしていくためには必要です。これはスキンシップの一環でもありますので、楽しみながらやっていきましょう。

1.ブラッシング

犬種にもよりますが、ブラッシングは基本的には毎日行うのが理想的です。

ブラッシングには、汚れを取り除いたり毛並みを整えたりするだけでなく、血行促進やノミ・ダニの予防の効果もあります。また、毛の生え変わりがスムーズに行われることで、皮膚病対策にもなります。さらに、飼い主と愛犬がコミュニケーションをとる重要な機会でもあります。

どうしても忙しいようであれば、長毛犬種で週に3~4回短毛犬種で週に1~2回を目安にブラッシングをしましょう。

※犬がブラッシングを嫌がる場合は、こちらの記事をご覧下さい。

愛犬がブラッシングを嫌がる!6つの理由と対処法
https://cheriee.jp/dogs/2273/

2.歯磨き

犬は口周りを触られることを嫌うため、慣れるまではなかなか歯磨きをさせてくれないかもしれません。

しかし、人間と同様に犬にとっても歯の健康はとても大切で、歯磨きを怠ると歯周病にかかる可能性が高まります。実際、なんと成犬の約80%は、歯周病の疑いがあると言われているほどです。そのため、できれば子犬の頃から、徐々に歯磨きに慣れさせていくことが重要です。

犬の場合、歯石化するスピードが人間よりも早いため、毎食後に行うのが理想です。それが難しい場合でも、少なくとも週に2~3回は歯磨きをすることを心がけましょう。

※犬の歯磨きについては、こちらの記事をご覧下さい。

獣医師が教える子犬のしつけ②デンタルケアで口から健康づくり
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3.肉球ケア

子犬の頃は柔らかかった肉球も、お手入れを怠ると徐々に硬くなり、カサカサに乾燥します。乾燥してしまうと、痛みや不快を感じたり、フローリングなどで足が滑りやすくなったりします

ブラッシングの際や、散歩から帰ってきた際などに、肉球クリームを塗って保湿してあげましょう。

※肉球クリームについては、こちらの記事をご覧下さい。

【検証】ガサガサの肉球におすすめ!肉球クリーム6つを徹底比較
https://cheriee.jp/dogs/24777/

月に1~2回したいお手入れ

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月に1~2回程度行うお手入れを紹介します。愛犬の様子を見ながらその子に合った頻度で行っていきましょう。

1.耳掃除

耳の内部の環境が良くないと、耳ダニや細菌が繁殖し、外耳炎などの問題を引き起こすことがあります。特に、垂れ耳の犬は耳の中が蒸れやすいため、注意が必要です。

耳の状態を確認するために、2週間に1回程度、耳の中が汚れていないかチェックしましょう。耳が健康で赤みもなく、全く汚れていない場合は、耳掃除は必要ありません。

耳の汚れが気になっても、頻繁にお手入れするのはおすすめしません。犬の耳の中は非常にデリケートなため、こまめに行うことでかえって耳を傷つける可能性があります。病気などがなければ、2週間に1回程度で十分です。

耳掃除の方法には、薬剤を染み込ませたコットンなどで拭く方法や、洗浄液を耳の中に入れて耳の付け根をマッサージする方法などがありますが、正しい方法を知らないと逆に悪化させることもあります。動物病院やトリミングサロンなどでプロにお任せするか、指導を受けた後に自宅で行うことをおすすめします。

耳垢の量が多い、赤く腫れている、強いにおいがするなどの場合は、耳に何らかの病気がある可能性が考えられますので、早めに動物病院を受診しましょう。

2.シャンプー

犬の皮膚は人間よりも薄くデリケートです。人間のように毎日シャンプーをすると、必要以上に皮脂を洗い流してしまうため良くありません。逆に、長期間シャンプーを怠ると病気や悪臭の原因になります。個体差や犬種により異なりますが、適切なシャンプーの頻度は月に1~2回程度です。

シャンプーする際のお湯は、35~37℃のぬるめの温度に設定します。また、人間用ではなく犬専用のシャンプーを使用します。被毛の特徴に合わせたシャンプーを選び、皮膚が敏感な犬には低刺激のシャンプーを選んであげると良いでしょう。

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3.肛門腺絞り

肛門腺とは、肛門の左右に一つずつある分泌腺のことで、袋状の形をしています。肛門腺の中には、においの強い分泌液が溜まっていきます。この分泌液は、排便の際に一緒に出ていくことも多いため、全ての犬に肛門腺絞りが必要というわけではありません

犬がよくお尻を気にする、地面にお尻をこする、舐めるなどの行為が見られたら、分泌液がうまく排出されず溜まってしまっている可能性があります。特に、小型犬や肥満犬、シニア犬などで、排出がうまくできない場合が多いようです。

肛門腺絞りの目安は月に1回程度ですが、やり方にはコツが必要で、においも非常にきついので、動物病院やトリミングサロンでお願いしても良いでしょう。

4.爪切り

犬の爪切りの頻度は、よく歩く犬とそうでない犬とで異なります。しかし、どちらも爪を切るかどうかのチェックは月に2回程度行うことをおすすめします。もし、犬がフローリングを歩く時にカシャカシャと音が鳴るようであれば、爪を切ったほうが良い」でしょう。その際、地面に接していない5本目の爪(狼爪)を見落とさないように注意してください。

爪切りを長期間怠ると、爪が巻き込まれて肉球を傷つけたり、フローリングなどで滑りやすくなります。さらに、爪に通っている血管が爪と一緒に伸びてしまい、通常の爪切りでは出血するため、動物病院での処置が必要になる場合もあります。

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5.足裏の毛のカット

トリミングが必要ない犬でも、足裏の毛は伸びます。足裏の毛が伸びると肉球の滑り止めがきかず、滑りやすくなり、足や腰に負担がかかるため、月に1~2回の頻度でカットすることをおすすめします。

足裏の毛のカットは自宅でも簡単に行えますが、うまくできない場合はトリミングサロンにお願いしても良いでしょう。

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6.トリミング

犬種によっては毛が伸び続けるため、定期的なトリミングが必要です。そのような犬種が毛をカットせずに伸ばしたままでいると、伸びた毛で目を傷つけたり、視界を塞がれて危なかったり、口元や肛門周りの毛に汚れが付き、雑菌が繁殖するなど、さまざまな問題が生じる可能性があります。

一般的なトリミングの目安は月に1回程度です。また、上記の耳掃除、シャンプー、肛門腺絞り、爪切り、足裏の毛のカットなどはトリミングサロンで対応してくれることが多いので、月に1度のトリミングの際にこれらのケアを一緒にお願いすることもできます。

まとめ

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犬のお手入れは、やることがたくさんあって大変かもしれません。しかし、愛犬が快適に暮らし、健康に長生きするためにも、適切な頻度で適切なお手入れをすることは重要です。

慣れるまではお手入れを嫌がるかもしれませんが、根気強く続けて、徐々に慣れさせていきましょう。もし、自分でやるのが難しい場合は、無理せず専門家を頼ってくださいね。

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