あなたは愛犬に噛まれたことがありますか?実は、犬の噛みは、お悩みトップ3に入るくらい多くの飼い主さんが困っている問題行動なんです。自分の愛犬に噛まれたなんて恥ずかしくてなかなか相談できないと思っているかもしれませんが、そんなことはないんです。今回は、その噛みの中でも特に難しい本気噛みと、その予防法について見ていきましょう。
この記事の目次
なぜ噛むのか?そのサインは?
犬が噛むという場合、それは犬が嫌がっている、怯えているのにどうしようもなく行われる行為だと言われています。窮地に立たされた犬が今の状況から逃れたいという一心で噛んでくるのです。
犬は、噛むという行為に至る前に、いくつかのサインを出してきます。犬の攻撃行動は既にこの時から始まっています。
- 「うー」と低い声で唸る
- 唸りながら歯(牙)を見せてくる
- 見を低くして、攻撃体勢に入る
- 噛む
犬によっては、一瞬だけ唸ってすぐに飛びかかるようなケースもありますが、上記のうち、噛む前の行為が見られたら、すぐに今している行動を止めてください。事が起きてしまってからでは遅いのです。
原因を探る
愛犬はどういう時に、噛んできましたか?寝ている時でしょうか?それとも、ブラッシングをしている時でしょうか?それとも食事中?
噛むシチュエーションはその犬によって異なります。怯えたり怖がる対象が違うからです。まずは、どういった状況に攻撃行動をとるのかよく観察してみてください。もし、特定のパターンがあるのであれば、治していくことも必要ですが、まずはそういった状況を作らないようにしましょう。
以下は、一般的に聞くことが多い噛まれる状況です。
寝ている時に噛んでくる
もし、一緒に寝ている時に、何かにびっくりして噛むようであれば、一緒に寝るのをやめましょう。例えば、犬をクレートに入れて寝かしつけることで、犬が噛むという行為は絶対にできない環境になります。
ブラッシングをしている時に噛んでくる
ブラッシングが嫌いな可能性が高いです。ブラシも種類によっては難しく、犬が嫌いになってしまうものがあります。その時は、以下の記事を参考に、犬が嫌がらない段階から徐々に慣らしていく必要があります。
犬の食事中に近寄ると噛んでくる
食事を取られると思っている可能性があります。自分の物に対する執着心が強いのかもしれません。食事が終わったら、すぐに食器を片付けてしまうこともそうですし、食事している時には近寄らないようにしましょう。根本治療としては、玩具を使って執着心を無くしていく(人が来ても、あなたの物を奪わないよ)トレーニングが効果的です。
なるべく早くトレーナーに相談
犬が噛むという行為を放置していると、それは徐々にエスカレートしていく可能性があります。人を噛むことで、犬が嫌がる行為や怯える行為がなくなったことにより、噛めば止めてもらえると学習してしまうためです。
大惨事に至る前に、ドッグトレーナーさんに相談して、どのようにトレーニングしていけば良いのか一緒に考えましょう。ドッグトレーナーは、飼い主さんのお悩みを一緒に解決してくれる良き相談相手であり、良きパートナーです。大怪我をしてしまったり、他人を怪我させてしまう前に、是非相談してくださいね。