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猫のブラッシングはメリットばかり!コツや注意点、ブラシの種類を解説

猫のブラッシングはメリットばかり!コツや注意点、ブラシの種類を解説

猫へのブラッシングは抜け毛を取り除く、毛玉予防のほか、健康状態のチェックができたり被毛を美しくツヤツヤにする効果もあります。

ブラッシングタイムは、飼い主さんとのコミュニケーションにも欠かせません。しかし、「猫がいやがる」「なかなかうまくできない」と悩む飼い主さんさんもいるのではないでしょうか。

この記事では、猫のブラッシングのコツや注意点、ブラシの種類などを解説します。

この記事の目次

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猫のブラッシングの5つのメリット

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猫はきれい好きで自分でもよくお手入れをしていますが、飼い主さんのブラッシングも加わるとさらに効果的。猫にとっても飼い主さんにとってもメリットがあります。

1. 抜け毛を取り除く

ブラッシングをすることで猫の抜け毛を取り除けます。すっきりするだけでなく、猫が飲み込む抜け毛の量も減らせるのも大きなメリット。

猫は毛づくろいの際、口に入った毛を吐き出さずに飲み込んでいます。飲み込んだ抜け毛は便と一緒に排出されますが、毛玉として吐くことも多いでしょう。

吐くことがあまりに続くと猫にとっては負担です。シニアの猫や体調不良の猫などは力が弱っているため、うまく吐き出せません。胃の中で毛がたまったままになると「毛球症(もうきゅうしょう)」などトラブルになる恐れもあります。

換毛期は特に抜け毛が大変な量になるので、飲み込みすぎて腸閉塞になるリスクも。ブラッシングをすれば、抜け毛によるさまざまなトラブルを防げます。

2. 毛玉やからまり予防

毛玉ができる、毛がからまるなどのトラブル予防にもなります。長毛種の猫は、こまめなブラッシングにくわえ、コーミング(クシでとかすこと)が効果的です。

3. 被毛が美しくなる

ブラッシングで汚れを取ることで、被毛が美しくなります。特に獣毛ブラシで仕上げると、ツヤツヤになるでしょう。

4. 猫の健康状態を確認できる

ブラッシングは猫に触れるので、健康状態の確認ができるのもメリットです。

皮膚のできものやケガ、フケの量、ノミにもすぐに気づけます。毛がボサボサになっていれば、「猫が自分でお手入れをしていない、関節に痛みがあるのかも」などの確認ができ、病気の早期発見にも繋がります。

5. 飼い主さんとのコミュニケーション

ブラッシングは、猫と飼い主さんとのコミュニケーションにもなります。仲の良い猫同士がなめ合っているように、飼い主さんと猫との絆も深まります。触れ合うことで、お互いにストレス解消も期待できるでしょう。

猫用ブラシの種類と使い分け

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猫のブラッシングに使うブラシを解説します。短毛種や長毛種など、ご自分の猫に合ったブラシをそろえてください。人間用のブラシは、猫の皮膚には刺激が強すぎるので使わないようにしましょう。

ピンブラシ(長毛・短毛)

金属製のピンの先が球形になっています。全体的に整えたいときや、からまった毛をほぐしたいときに向いています。マッサージ効果もあります。

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ラバーブラシ(長毛・短毛)

ラバーのほかにも、シリコンタイプもあります。抜け毛をごっそり取り除けるので、スッキリするでしょう。弾力があり、マッサージ効果もあります。ただし、やりすぎると抜け毛以外の毛まで取れてしまう恐れがあるので注意が必要です。

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ミトンタイプブラシ(長毛・短毛)

ミトンなので、撫でるような感覚でブラッシングができます。力の入れ具合も調節しやすいでしょう。ブラシそのものが嫌いな猫におすすめです。

コーム(くし)(長毛・短毛)

長毛種の毛を整えて、もつれを取り除くために使用します。短毛種には仕上げ使うといいでしょう。抜け毛を取り除くのにはあまり向いていません。

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スリッカーブラシ(長毛)

先が針のようにくの字に曲がった、金属製のピンが細かく並んだブラシです。特に長毛種の毛玉を取るのに向いています。皮膚を傷つけやすいため、短毛種にはあまり向いていません。

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獣毛ブラシ(長毛・短毛)

豚の毛などでできたブラシです。仕上げに使用すると、被毛につやが出ます。抜け毛をとったり、もつれをほぐしたりする効果はありません。柔らかいので、子猫のブラッシングにも向いています。

ブラッシングのコツと注意点

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猫がいやがっているのにブラッシングを続けるとブラッシングが苦手になるだけでなく、飼い主さんとの関係も悪くなってしまいます。そうならないためにも、猫が喜ぶブラッシングを行ってあげましょう。

ブラッシングはリラックスタイムに

猫がリラックスしているタイミングでブラッシングをします。膝の上に乗ってきたときなどはチャンスです。その他、ご飯を食べてゴロゴロとくつろいでいるときなども向いています。

猫に合わせたブラッシングを

短毛種も長毛種も、基本的には毎日行います抜け毛の多い時期は、朝晩行ってもいいでしょう。

シニアの猫は、だんだん自分で毛づくろいをしなくなるのでこまめにブラッシングをしてください。肥満気味の猫は、背中に舌が十分届いていない場合があります。ていねいにブラシをかけてあげましょう。

ラバーブラシは、毛が抜けすぎてしまうので毎日のブラッシングには使わないようにしましょう。

ブラッシングの順序

次のような順序で行うのがおすすめです。基本的には猫の嫌がらない場所からスタートしましょう。途中でいやがったらストップします。首輪は外しておきましょう。

  1. 頭のてっぺん
  2. 首の後ろ
  3. 背中
  4. お尻周辺
  5. 背中からお腹(乳首を傷つけないように注意)
  6. 首の前
  7. しっぽ
  8. 顔周辺

1回3分程度でOK

1回につき3分程度から始めます。ブラッシングに慣れていない猫は、1分以下でもかまいません。決して無理強いをせず少しずつ慣らしていきましょう。一気に全部仕上げようと気負わないことがコツです。

慣れていない猫は好きなおやつを用意

「一回ブラシをしたら、おやつ」など、ごほうびをあげながらブラッシングに慣れさせるといいでしょう。「ブラッシングをすると、美味しいものが食べられるし、気持ちいい」と認識するようになります。

猫がいやがったらすぐSTOP!

ブラッシング中に猫がしっぽをブンブン振り始める、耳を後ろに寝かせる場合「やめて」のサイン。すぐに中止しましょう。押さえつけて続けると、ブラッシングが嫌いになってしまいます。「コラ!」などと叱るのもNGです。

毛玉が取れないときは

固まった毛玉がどうしてもほぐれない場合は、無理をせずトリマーさんにお願いしましょう。

乾燥しているときは静電気予防を

部屋が乾燥しているときは、ブラッシングの際に静電気が生じる恐れがあります。静電気が生じると、猫も飼い主さんも不愉快です。

静電気防止のためにも、乾燥しているときは加湿器などで部屋の湿度を上げておきましょう。猫の被毛には、霧吹きで軽く水を吹きかけておくのもおすすめです。無理にオイルなどを使う必要はありません。

トラブルを見つけたら動物病院へ

「皮膚にできものがある」「傷がある」などに気付いたら、動物病院を受診しましょう。特にこれまではブラッシングが好きだったのに、急にいやがるようになったらなんらかの不調があるかもしれません。念のため、動物病院の受診をおすすめします。

まとめ

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猫のブラッシングは、抜け毛や毛玉を取り除くだけでなく健康状態のチェックにも役立ちます。ブラシを上手に使い分けて、ツヤツヤの被毛をキープしてあげましょう。ただし無理強いは禁物。リラックスタイムを狙って、短い時間からスタートするのがコツです。

飼い主さんとのコミュニケーションとしても効果的なブラッシングで、猫との絆をたくさん深めてくださいね。

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