出かける直前に、「あれ?服が猫の毛だらけ!抜け毛をコロコロで取る時間もない!」という時、ありますよね。
抜け毛が服についてしまったときの対策として、ブラッシングやコロコロといった方法は知られていますが、それではキリがありませんし、時間がかかります。
今回は、抜け毛がつきにくい素材の服と、つきにくくするための対策をご紹介します。猫の抜け毛に悩む飼い主さん、必見です。
この記事の目次
毛がつきにくい服の素材一覧
猫の抜け毛をつきにくくするためには、以下のような毛がつきにくい素材の服を選ぶと効果的です。
- デニム
- ポリエステル
- 革
- サテン
- ナイロン
シャカシャカした素材、サラサラした素材の服には、猫の毛がつきにくいです。服を選ぶときに、少し意識してみると良いでしょう。
毛がつきやすい素材一覧
反対に、猫の毛がつきやすい素材は以下の通りです。
- フリース
- 起毛の服
- ニット
これらの素材でできた服は、毛を集めやすく、落ちにくい傾向があります。このような素材の服を着る機会がある場合は、なるべく猫の毛がつかないように気をつけましょう。
また、猫の毛が目立ちやすい色の服も避けた方が無難です。例えば、白い猫を飼っている場合は黒い服、黒い猫を飼っている場合は白い服を避けると良いでしょう。
クリーニングでリファイン加工をしてもらおう
リファイン加工とは、服の失われた要素を加えて復元し、肌触りや質感を元に戻す方法です。この加工により、静電気を防ぐことができます。
猫の抜け毛が服に付着する理由のひとつに「静電気」があるため、服の静電気を抑えることが重要です。
こちらに、リファイン加工によって猫の抜け毛のつき方がどう変わるかを検証した様子が掲載されています。
静電気防止効果のある柔軟剤を使おう
先ほど述べた通り、静電気は猫の抜け毛対策のカギとなります。そのため、静電気防止効果のある柔軟剤やスプレーを使用することも効果的です。
人によっては、これらを使用することでかなり違いを感じている方もいるようです。
ただし、香りのある柔軟剤やスプレーを使うと、その匂いが原因で猫が寄り付かなくなる場合があります。無香料のものを選ぶか、愛猫が苦手でない香りのものにすることをおすすめします。
また、猫用のタオルやベッドなどの布製品専用の柔軟剤もあります。
毛がつきにくくなる洗剤を使おう
ペットの毛がつきにくくなる洗剤もあります。製品によって成分は異なりますが、毛を衣類から離れやすくする離毛促進効果と、毛を付着しにくくする再付着防止効果が期待できます。
これらの製品は、一度洗濯しただけですぐに効果が出るわけではなく、何度か洗濯するうちに効果が発揮されるものです。
また、猫の毛が全くつかなくなるわけではありませんが、毛がつきにくくなったり、手で払うだけで簡単に取れるようになります。
商品の値段が少々高いのが難点ですが、忙しくてコロコロする時間がない方は試してみる価値があります。
洗濯物を絶対に床に置かない
脱いだ服も、洗濯し終わった服も、床に置かないように徹底しましょう。猫の毛がついた服をそのまま洗ってしまうと、他の服にまでついてしまいかねません。
服の脱ぎ着をする場所(部屋着に着替えるときも)や、服の保管場所などに、猫が立ち入らないようにすることもひとつの対策です。
毛がつきにくい服を選ぼう
「そもそもペットの毛がつかないようにデザインされた服ってないの?」と思った方のために、編集部が見つけた2つのブランドをご紹介します!
B-THREE ケトレル・ストレート
ストレッチパンツ専門店のB-THREE(ビースリー)からは、ペットの毛が取れやすく、つきにくいストレートパンツが販売されています。猫の爪が引っ掛かりにくく、花粉もつきにくいという点も嬉しいポイントです。
ユニクロ ウルトラストレッチエアリズムジョガーパンツ
猫の毛がつきにくいパンツとしてSNSで話題になっているのが、ユニクロのウルトラストレッチエアリズムジョガーパンツ。サラサラとしたポリエステル製の生地でベタつきもなく、暑い夏にぴったりの商品です。
猫の抜け毛に悩まない。
猫の抜け毛問題は、こまめな掃除やブラッシングで対策することも重要です。
※猫のブラッシングについては、こちらの記事をご覧ください。
しかし、服の素材などにこだわることによって、毛がつかなくてストレスフリーな日々に一歩近けるかもしれません。
- 改訂履歴
- 2024/07/21 毛がつきにくくなる洗剤を追加、内容を更新
- 2020/06/27 毛がつきにくい服を追加
- 2017/11/10 初版公開