猫の気持ちが分かる?機嫌が悪いサイン・攻撃的なボディランゲージ
猫ってたまに、機嫌がいいのか悪いのかよくわからないことがありますよね。
筆者も、飼っている猫がじっとしているのでさりげなく撫でたら、突然本気で噛まれたり引っかかれてしまったことがあります。猫の気持ちを読み違えて、「構って欲しくないときにばかり構ってくる人」と猫に認識されてしまっては困りますよね。
今記事では、機嫌が悪いとき・攻撃的な態度でよく見られるボディランゲージをまとめてみました。
顔の表情からわかること
平常心でいるときの顔
耳が正面を向いてピンと立って、ヒゲが極端に前に張ったり後ろに倒れたりしていない状態。
見るポイント
- 耳
- 目
- ヒゲ
- 口
警戒
耳が横に寝て、やや瞳孔が開いて、ヒゲが後ろに向いているときは、警戒している態度です。
次に起こる状況によっては、威嚇・攻撃されたりする可能性があります。恐怖を与えてしまっていることもあるため、下手に刺激しないようにしましょう。
恐怖
耳が完全に後ろ向きにぴったり寝てしまい、瞳孔は大きく開いて、ヒゲがピタッと後ろにそってしまっているときは、強い恐怖を感じているときです。
筆者の飼っている猫は、子猫のころに掃除機をかける音にびっくりして、よくこうなっていました。
威嚇・攻撃
耳を完全に後ろ向きに寝かせ、牙をむき出しにしているときは、敵意を感じたり、恐怖心を感じているときです。 恐怖心が強い場合は、瞳孔が開いたりヒゲが後ろにそったりします。
これ以外にも、敵意を感じさせるような思い当たる行動がないのに威嚇をされた場合は、猫が怪我をしていたり病気をしている場合もありますので、注意が必要です。
からだ全体・尻尾編
警戒、恐怖
恐怖を感じているときは、体を伏せ、尻尾を丸めたり胴体の下に入れて体全体を小さく見せます。「自分はあなたよりも弱いです」という意思表示でもあるようです。
威嚇・攻撃
威嚇・攻撃状態のときは、牙を剥き、尻尾、全身の毛を逆立たせます。恐怖が強い場合に体を小さく見せるのと逆に、大きく見せようとします。
尻尾を素早くパタパタ振っている
猫の尻尾の動きと心の動きは連動しています。穏やかな気分であるほどゆったりと動き、イライラしているとせわしなく動くようになります。
鳴き声編
研究によると猫は14〜20種ほどまで声を鳴き分けているそうです。室内で飼われている猫よりも、外で不意に出会った野良猫に威嚇されたときなどに聞いたことがある方が多いかもしれませんね。
顔の表情も通常からかなり変わりますが、鳴き声にも大きな変化が現れます。
ウー
警戒しているときや威嚇しているときに出る唸り声です。その他、具合がよくないときにも出すことがあったり、遊んでいる最中に興奮しすぎて唸ることもあります。
シャーッ、フーッ
喧嘩のときなどに威嚇をする声です。一説では、蛇の声を真似しているとも。
猫同士で喧嘩をする時の他にも、機嫌が悪いときや具合が悪いときなどに、飼い主に向かって威嚇することもあります。
まとめ
猫が機嫌を損ねたときの豹変ぶりというのは、体が小さいながらも迫力があるものですよね。
むき出しになった牙の鋭さやその獣らしい表情に、ペットとしてすっかり人類と親密な関係を築いてきたとはいえ、やはり自然の動物なのだなという気持ちが改めて思い起こされます。
猫は案外表情豊かなので、機嫌が良いときの何気ない変化よりも、悪いときの方が一目瞭然、わかりやすいかもしれません。
こちらの記事で紹介したものはあくまで例であり、必ずしも全ての猫に当てはまるわけではありません。飼い猫の特性をよく知り、よく観察して複合的に判断していくことが一番ではないかと思います。普段の飼い猫の様子をもっとよく見てあげるきっかけになれば嬉しいです。
合わせてこちらの記事「機嫌がいいサイン・友好的なボディランゲージ」もぜひご覧ください。