犬のお手入れ、何をどれぐらいやればいいの?
皆さんは犬のお手入れについてどれぐらい知っていますか?「お手入れ」と言っても、ブラッシングからシャンプー、歯磨きとやることがたくさんありますね…いったい何を、どれぐらいやるものなのでしょうか?飼い始めたばかりの人は特に必見の基本情報です!
毎日やるお手入れ
ブラッシング
「毎日やるの!?」と思うかもしれませんが、様々な効果があるのでできるだけしましょう。汚れを落とすだけでなく、血行を促進してくれたり、ノミ・ダニの予防にもなります。また、毛の生え変わりがスムーズに行われることで、皮膚病対策になります。犬の皮膚は人間よりも弱いので、こまめなブラッシングが必要になります。
歯磨き
犬の触られて嫌な口先を開けることになるため、はじめは苦労するかもしれません。人間と同様、歯の健康はとても大切。歯磨きをしないでいると、歯周病になってしまいます。なんと犬の80%は、歯周病にかかっている疑いがあると言われています。歯磨きをしていないと口臭も気になってきます。毎日は厳しい…という方は、少なくとも週に2・3回はしてあげたいところです。
足拭き
散歩から帰った後など、外から家に入るときは毎回足を拭きましょう。汚れたままの足で家の中を歩くのは衛生的によくありません。犬は足先を触られるのを嫌がる子が多いです。「家に入る前は足を拭く」をきちんと習慣にし、幼い頃から訓練させるのが良いでしょう。
二週間に1回
耳掃除
耳の中の環境が良くないと、耳ダニが住み着いてしまうので、綺麗な状態を保つことが必要です。特に垂れ耳の子の場合は、蒸れてしまいがちです。二週間に一度ほどのペースで掃除をしてあげるのが良いでしょう。毎日やるのは、やりすぎになってしまうのでかえってよくありません。また、耳の中はかなりデリケートなので、病院でやってもらうのも手です。間違ったやり方をすると、耳の中に傷をつけてしまいかねないので注意が必要です。
月に1回
シャンプー
頻度としては、月に1〜2回が理想的です。あまり多すぎても、必要以上に皮脂を洗い流してしまうのでかえって良くありません。温度も35~37℃という人間からするとゆるいぐらいがちょうど良いです。シャンプーは、犬専用のものを使いましょう。
肛門腺絞り
個体差はありますが、理想は月に1回やってあげることです(特に小型犬や肥満犬、高齢の犬などは、排出がうまくできずに溜まりがち)。分泌液が肛門嚢に溜まると、細菌が繁殖し、炎症を起こしてしまうことがあります。肛門腺絞りは、病院やペットサロンでもお願いができます。家でやるときは、シャンプーをする前にするのがおすすめです。そのまま一緒に洗い流せるからです。
爪切り
外に出ることの多い犬は月に1回ほどで大丈夫です。外を歩く際に自然に研がれているからです。逆に、ずっと家にいる子はすり減りにくいので、月に2回ほどが理想的でしょう。伸びすぎてしまうと、自分の爪で自分の肉球を傷つけてしまいかねません。犬の爪には血管が通っているので、切りすぎには注意が必要です。
愛犬を健康で美しく!
お手入れはやることがたくさんあって大変かもしれません。ですが、愛犬が綺麗で、健康に長生きするためにも頑張りましょう。足拭きも歯磨きも、はじめは抵抗して嫌がるかもしれません。根気強く、また褒めながら行って、徐々に慣れてもらいましょう。