猫ちゃんが食べる草、「猫草」をご存知ですか?
猫ちゃんと暮らし始めたばかりの飼い主さんの中には、その存在を知らないという方も少なくないと思います。
こちらの記事では、猫ちゃんが食べる「猫草」とは何なのか。また、その必要性や注意すること等をご紹介します。
この記事の目次
猫草って何?
「猫草」とは、猫が食べる草の総称です。「猫草」として扱われる植物は、以下のような植物です。
- エンバク(燕麦)
- 大麦
- 小麦
- ハルジオン
- イヌハッカ
- セイタカアワダチソウ
- メヒシバ
猫ちゃんが食べる草は猫草と呼べるので、他にも多くの種類があります。
しかし、猫ちゃんは食べられない植物も多く、注意が必要です。草が好きだからと思って、何でもかんでもあげてしまうと危険なので、気をつけましょう。
猫草の役割
「猫草を食べることによる効果」に関しては、諸説あります。「飲み込んだ毛を吐き出すため」「胃腸を整えるため」「栄養を取るため」等々です。
しかし、どの説も明確な裏付けはありません。
ただ、積極的に草を食べる猫ちゃんは実際にいますから、嗜好品としての役割が強いのではないかと言われています。草を食べること自体が快感なのかもしれません。
猫草はあげた方が良いの?
猫草は、「あげなくても問題はない」と言えるでしょう。
猫草を食べなければならない理由というのは、現段階では証明されていません。
ただ、草を好む猫ちゃんの場合、とても喜んでくれると思いますので、欲しがっている子にはあげてみてはいかがでしょうか?
猫草をあげる時に注意すること
猫草をあげる時に注意したい点が3つあります。
①一気に大量に食べさせない
一気にたくさんの量の猫草を食べさせないように気をつけましょう。なぜなら、消化しきれずに下痢・嘔吐を引き起こす場合があるからです。
一気にたくさん食べてしまう猫ちゃんは、飼い主さんが一本一本あげる等、管理しながらあげましょう。
また、体質に合わない場合も、下痢・嘔吐などの症状がでることがあります。猫草によって、下痢・嘔吐の回数が増えるようであれば、あげないほうが良いでしょう。
あげるかあげないか、猫ちゃんの健康を脅かすことがないよう、慎重に判断する必要があります。
②子猫・老猫には食べさせない
成長期の子猫や老猫ちゃんの場合、消化機能がまだしっかりしていないことが考えられます。
消化機能がしっかりしていないのにあげてしまうと、消化できず、下痢・嘔吐をする可能性もあります。
猫草を食べたことのない子猫・老猫ちゃんに与えるのは避けましょう。また、ずっと嗜み続けていた老猫ちゃんは、様子を見ながらあげることをおすすめします。
③お部屋の観葉植物に注意
猫草が大好きな猫ちゃんは、他の植物にも興味を示す可能性が高いです。そんな猫ちゃんがいるお部屋に、有害な観葉植物を置いたりすると大変危険です。
猫ちゃんの安全のために、食べてしまうかもしれない植物には特に気をつけましょう。
以下の記事では、猫ちゃんにも安全な観葉植物をご紹介しています。興味のある方はご参照ください。
どうする?猫草の栽培
もし、猫草をあげてみたいという場合、その入手方法や栽培の手間のかけ方は様々です。
ご自分で栽培するために必要なものを一通り用意して、一から栽培しても良いですし、栽培キットを購入するのも良いでしょう。
猫草は、下のような商品があります。
育っていない猫草を購入すると、食べられるようになるまでに1〜2週間必要になることもあります。もし、すぐに食べさせたいようであれば、成長した猫草を購入した方が良いでしょう。
食べるも食べないも「猫ちゃん次第」
もちろん、中には猫草を積極的に食べない猫ちゃんもいます。その場合は、無理にあげたりしなくて大丈夫です。
猫草は食べなくても健康上問題ありませんから、猫ちゃんが食べたいようならあげる、いらないようならあげないで良いと思います。
猫ちゃんが喜ぶことをしてあげたいと思ったら、ぜひ、猫ちゃんの反応を見ながらプレゼントしてあげてくださいね。
猫草の必要性など研究が進むに連れ、新しいことが分かってきたら、またレポートしたいと思います。