コケが健康を害する!カメの甲羅のお手入れが必要な理由とやり方

コケが健康を害する!カメの甲羅のお手入れが必要な理由とやり方

カメを飼っているみなさんは、カメの甲羅のお手入れ、きちんとできていますか?
カメの甲羅をきちんとケアしないと、甲羅にコケが生えてしまい、健康を害する原因になります

今回の記事では、亀の甲羅をきれいにする理由と、具体的な方法を解説します。

この記事の目次

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カメの甲羅にコケが生える原因

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1. 水替え不足による汚れ

水槽の水替えを怠って水が汚れていると、富栄養化してコケの繁殖が盛んになります。
汚れた状態でさらに放置していると、カメの甲羅にまでコケが生えてきてしまいます。

2. 日光浴不足による汚れ

カメはもともと、よく日光浴をする生き物です。
本来であれば、多少カメの甲羅が汚れてしまっても、日光浴をすることでコケや藻は枯れますが、日光浴が足りていないと、コケがどんどん増えていってしまいます。

ただし、いくら日光浴をさせても、水が汚れすぎていると効果が追いつきません。水替えと日光浴の両方をバランスよく行うことが重要です。

コケがカメに与える影響

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日光浴の邪魔になる

カメを含めた爬虫類は、日光浴の際に紫外線を浴びることで、ビタミンD3を生成します。
しかし、甲羅にコケが生えていると紫外線の吸収がうまくできなくなり、ビタミンD3が作れなくなってしまいます。

ビタミンD3が不足すると・・・

ビタミンD3は、カルシウムの吸収に必要な栄養素です。
ビタミンD3が不足すると、カルシウムも不足して甲羅や骨の形成がうまくできなくなり、甲羅が凸凹になったり、柔らかくなったりしてしまいます。

早めのコケの除去が必要

定期的にコケの掃除をしていれば、甲羅や骨に影響が出るほど重症になることはありません。
しかし、長いことコケを放置し水替えや日光浴も怠っていると、取り返しのつかないことになりかねないので、そうなる前にこまめに掃除してあげましょう。

カメの甲羅のお手入れの仕方

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ブラシで磨く

定期的に、歯ブラシやスポンジなどの柔らかめのブラシで優しくカメの甲羅を拭いてあげましょう。

カメの甲羅は硬くて丈夫そうに見えますが、実は結構デリケートなので、たわしやデッキブラシのような硬さのもので強くこすると傷がついてしまいます。そうすると、傷から細菌やカビが入って病気になってしまう恐れがあるので注意が必要です。

イソジンを塗って日光浴させる

基本的に、水替えと日光浴に加えてブラシで優しく磨くことを定期的に行っていれば、それだけでお手入れは問題ありません。

しかし、甲羅を磨いても完全にはコケが取れない場合もあります。そんな時には、無理にゴシゴシとこすらず、市販のイソジン液を使いましょう。

【イソジンで甲羅をきれいにする手順】
①カメの甲羅をある程度ブラシで磨き、日光浴で軽く乾燥させる。
②10倍程度に薄めたイソジン液を、コットンやティッシュで甲羅全体に馴染ませる。
③1時間ほど日光浴をさせる(紫外線ライトやバスキングライトでもOK)。
④水でイソジンを洗い流す。

なお、イソジンを塗った後は着色が1週間ほど残ることがありますが、少しづつ消えていくので問題ありません。

症状が重ければ病院へ

甲羅に取りきれないほどびっしりとコケが生えてしまったり、凸凹になったり、柔らかくなったりしている場合は、素人では改善が難しい場合があります。

ブラシで磨いてイソジンで消毒をしても症状が改善しないのであれば、早めに動物病院や爬虫類の専門店に相談しましょう。

日頃から日光浴を十分にさせよう

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日光浴の時間の目安

天候や季節、飼育環境によって日光の具合は異なるので、厳密に「1日◯時間は絶対に日光浴をさせないといけない」ということはありませんが、目安時間は以下のようになっています。

季節 屋外での日光浴 屋内での日光浴
春秋 1時間 2時間
30分 1時間
1時間半 1〜3時間

【日光浴の注意点】
・特に夏は熱中症になりやすいので、日光浴の時間帯や場所に気をつけて温度管理を徹底しましょう。
・冬は、晴れた暖かい日以外は風邪をひきやすいので屋外での日光浴はあまりおすすめできません。

バスキングライトを上手に活用しよう

特に室内で飼育している場合は、なかなか部屋の中まで日光が届かなかったり、日光浴できる時間が限られたりして、紫外線を浴びる機会が少なくなってしまいます。

そのため、バスキングライトを1年を通して毎日使い、カメがいつでも自由に紫外線を浴びられるような飼育環境を整えましょう。

まとめ

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カメの甲羅をきれいに保つことは、日光浴でしっかりと紫外線を取り入れる上でとても重要です。

カメが健康に暮らしていくためにも、水替えを定期的に行い、ブラシやイソジンを使って甲羅をきれいにした上で、日光浴も十分にさせてあげましょう。

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