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コラム

野良猫を飼いたい!保護したらどうすればいいの?ポイント3つ

新野 伽留那 シェリー編集部

あなたの住んでいる地域に野良猫はいますか?

野良猫は警戒心が強くあまり懐かない印象があるかもしれませんが、猫によってはもともと人に飼われていたりして、懐いてくれることもあります

たまたま見かけた猫が、怪我をして弱っていたりまだ子猫なのに親猫の姿が見当たらなかったり。そんな光景を目にすると、放っておくことなんてできないですよね?そのまま、一時的に自分が保護することになるかもしれません。

飼い主も出てこないし、そのまま自分で飼いたいのだけれども、一体何をすればいいの?こんな時に役立つポイントを見ていきましょう。

1、本当に野良猫なの?


野良猫だと思ったけど、あまりにも人懐こいな…という場合、もしかしたらすでに他人が飼っている猫かもしれません。まずは、これらの事をすることになります。

  • 警察署へ届け出る(拾得届、保管届)
  • 保健所へ飼主の届出がないか確認
  • マイクロチップの読取りをしてもらう

首輪がないというだけで判断することはできないのです。飼い猫を無断で連れて帰ってしまったとなると、元の飼い主さんとトラブルになる可能性もあります。

でも、明らかに深刻なダメージを負っていて急を要する場合は動物病院を優先させても良いと思います。治療費は、自分が負担することになりますが、もし飼い主の方がいる場合は、その旨を伝えれば快く支払ってくれるはず…。念のため、領収書はとっておきましょう

マイクロチップの読み取りって?

首輪がなくても、マイクロチップが挿入されている場合、元の飼い主がわかることがあります。マイクロチップ読み取り機は、動物病院か、各地域の保健所・動物愛護センターに設置されていることが多いです。そこに連れていきましょう。

マイクロチップとは
猫の場合は首の後ろの皮下に埋め込みます。そのチップに搭載された番号を読み取り、その番号で登録された飼い主の情報と照らし合わせることで個体の特定が可能です。

2、動物病院に行こう


諸々含めて、費用はだいたい10,000円以上〜をみておいた方がよいでしょう。外傷の手当などを含む場合はそれより少し多めに考えておくとよいと思います。

  • 健康診断(1,500〜2,000円)
  • 予防ワクチン摂取(5,000〜8,000円)
  • ノミ、ダニの除去(1,500円)
  • 猫エイズ・白血病検査(4,000〜5,000円)
  • 血液検査(4,000〜5,000円)
  • 避妊・去勢手術の相談
  • 読取機があれば、マイクロチップ確認

一見、健康そうに見えても、外で暮らす野良猫は寄生虫や病気にかかっていることがあります。メスであれば妊娠の心配も…。早いうちに必ず動物病院に行きましょう

また、動物病院で診てもらえばだいたいの年齢などもわかります。

3、飼う際の心構え

野良猫のその時の健康状態によっては、とにかく保護することが優先で自分の決心が後回しということがありますよね。

野良猫が無事に元気になってくれたり、懐いてくれたとして、自分はそのまま引き取れるだろうか?ということをきちんと確認しておくといいかもしれません。

費用


飼い始めにかかる費用は、トータルで約30,000〜50,000円をみておくといいでしょう。

  • 初診費用(約10,000〜20,000円)
  • 避妊・去勢手術(約15,000〜20,000円)
  • キャリーケース(約2,000円)
  • トイレ(約1,500円)
  • その他ブラシなどのグッズ(1,500円〜)

上記の初期費用をのぞいたトイレの猫砂や、毎月の餌代などの月々の費用は約5,000円。さらに注意するべきは、野良猫は何かしらの病気にかかっている可能性が高いということ。飼いたい猫が病気にかかっていたとして、治療費を払うだけの余裕があるかどうかも検討しておかなければなりません。

猫を飼うのにいくらかかるの?

飼い方


猫を飼うのであれば、病気などの心配も少ない完全室内飼いがおすすめです。とは言っても、もともと野良猫だった猫は室内では落ち着かず、外に出たがるかもしれません。

隙をみてドアや窓から脱走してしまう可能性があるため、脱走防止の対策をしておくと良いでしょう。

先住猫がいる場合は
保護した野良猫から感染症や虫をもらってしまう場合もありますので、必ず部屋を隔離して接触を避けましょう。

寿命


野良猫は外での生活のストレスや、病気などであまり寿命が長くないことが多いです

元気に回復したと思っても、考えていたより早くお別れが来るかもしれないことを心に留めておくことが必要かもしれません。

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飼うことになったら


野良猫は、人慣れしていない場合、最初のうちはなかなか懐かず寂しい思いをすることもあります。

でもそんな緊張関係がほぐれて猫が心を許してくれた瞬間はやっぱりとても嬉しいものです。何より大事なのは、最後まで絶対に面倒をみるという覚悟を決めることです。

大変なことも多いけれど、猫のいる生活を味わってしまえば、もう元には戻られないくらいはまっていくこと間違いなしですよ。

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