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いぬ飼い方

犬のシャンプー後に自然乾燥はNG。ドライヤーの方法・コツを伝授!

和田 千智 シェリー編集部

皆さんは愛犬をシャンプーした後、どのように乾燥させていますか?「ドライヤーで完全に乾かすのは大変!自然乾燥でいいか!」と思っていると、トラブルを引き起こしてしまうかもしれません。

今回は、犬のシャンプー後のドライ方法について詳しくまとめていきます。

毛質が悪くなる


人間の髪の毛と一緒ですが、毛質はキューティクルが剥がれることで悪くなっていきます。毛の表面を覆っているこのキューティクルは、外部の刺激から守ってくれており、毛にツヤを与えてくれています。

キューティクルは水に濡れると開く性質があります。この水に濡れて開いた状態でいることは、毛がダメージを受けやすい状態です。そのため、ドライヤーで早く閉じてあげなけれななりません。

「ドライヤーの方が痛むのでは?」


ドライヤーで乾かす方が毛にダメージを与えそう、と思う方もいるかもしれませんね。しかし、ドライヤーで素早く乾かした方が、ダメージを最小に抑えることができます。毛が熱に弱いのは事実ですが、ドライヤーを動かし続けるように使えば特に心配することもありません。

それよりも、濡れた状態でいることの方が様々な痛める要因を引き起こしてしまいます。

菌の繁殖


シャンプー後に濡れた状態でいることは、菌の繁殖を助長させてしまいます。菌は高温多湿な場所を好むため、濡れた犬の被毛や皮膚は絶好の場所なのです。

カビが生える


犬の被毛や皮膚で菌が繁殖してしまうと、カビが生えてしまうこともあります。

特に夏は要注意です。夏は高温多湿なため、カビが増殖しやすい季節です。「暑いから自然乾燥でも乾くだろう!」と思っていると危険なのです。

皮膚病になる


動物病院に行くわんちゃんの中でも、診察の理由が皮膚病の子は多いと言われています。被毛の間で菌が増殖し、それが皮膚にまで到達してしまうと、皮膚病として炎症を起こしてしまいます。

犬の皮膚病は軽視してはいけません。痒みからその箇所を掻き続けてしまったり、脱毛の原因になってしまいます。

体調を崩す


特に子犬の場合には、すぐに乾かしてあげましょう。濡れたままの状態でいると、そこから熱が奪われて、体温の低下を招いてしまう恐れがあります。成犬はもちろんのこと、体調不良の原因になりますので、すぐに乾かしてあげましょう。

ドライヤーで乾かす時のポイント

タオルドライをきちんと

ドライヤーで乾かす前に、タオルできちんと水分をとってあげることがポイントです。ここできちんと吸収しておくことで、ドライヤーの時間を短縮することができます。

吸収力の良いタオルを使い、素早くタオルドライをしてあげます。表面の毛だけでなく、中の皮膚や毛の間までしっかりと水分を吸い取ってあげるようにしましょう。

動かしながら

ドライヤーの熱風を同じ場所に当て続けてしまうと、わんちゃんにとっても毛にとってもよくありません。そのため、動かしながら乾かしてあげるようにします。

ブラッシングをしながら


ブラッシングをしないでドライヤーで乾かしてしまうと、それはきちんと乾いたことになりません。例えば、きちんと広げて干した雑巾と、しぼった形のまま置いておいた雑巾、どちらが衛生的できちんと乾くでしょうか。

ブラッシングなしのままでドライヤーをしてしまうと、中まできちんと乾かず、毛玉の原因にもなってしまいます。

ドライヤーのコツ

毛の流れに沿ってブラッシングするのではなく、毛を逆立てながらドライヤーの風を犬に当てていきます。そうすることで、毛の中まで温風を送ることができ、皮膚まできちんと乾燥させることができます。

ドライヤーは、立てて置けるものがあるととても便利です。洋服の胸元に入れるという技もありますが、固定できるものがあるととても楽チンです。

愛犬の美しい毛並みのために!


シャンプーだけでなく、乾かし方も犬の毛並みに大きく関わってきます。また、犬の皮膚の状態や健康にまで影響を及ぼすので、しっかりとマスターしたいところです。

愛犬の美しい毛並みと健康のために、実践あるのみです。

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