ペットとして人気の高いうさぎは、とても繊細でストレスに弱い動物であることをご存じでしょうか。
そのため「うさぎは飼うのが大変」と感じる人もいるようですが、うさぎがどんなことにストレスを感じるのかを知り、適切な環境を整えてあげれば、過度に身構える必要はありません。
この記事では、うさぎがストレスをためないために飼い主ができることを紹介します。
この記事の目次
うさぎがストレスをためやすい理由

うさぎは自然界では捕食される側の動物のため、臆病でストレスをためやすいといわれています。
ストレスがたまると体調を崩し、場合によっては命に関わることもあります。そのストレスを限界まで表に出さないこともあるため、飼い主が日頃からうさぎの様子を気にかけてあげることが大切です。
では、うさぎにストレスを与えないためには、どうすれば良いのでしょうか。
ストレス対策①飼育環境を整える

うさぎは飼育環境が整っていないとストレスを感じてしまいます。以下の点に特に気をつけましょう。
適切な温度
うさぎは暑さに弱く、急激な寒暖差にも注意が必要な動物です。室温は18〜24度前後、湿度は50〜60%を目安に保ってあげましょう。
室温が28度を超えると熱中症のリスクが高まります。エアコンの風が直接当たらないか、直射日光が当たっていないかもあわせて確認してください。
夏場や冬場は、うさぎのいるケージ周辺の温度を測れるよう、近くに温度計を置いておくと安心です。
水の補充と餌やり
脱水を起こさないよう、水が減っていないかこまめに確認しましょう。
また、空腹が続くこともストレスにつながります。うさぎの主食である牧草はいつでも食べられるよう常に用意しておき、ペレットは年齢や体格に合わせて与えましょう。
ケージは清潔に保つ
うさぎはにおいにも敏感なため、ケージの中はこまめに掃除してあげましょう。特にトイレは汚れがたまりやすいので、まめに片づけてあげるのがおすすめです。
静かな環境を作ってあげる
うさぎは外敵から身を守るために聴覚が発達しています。小さな音でも、長く続くとストレスになることがあります。
テレビや生活音の近くを避けるなど、なるべく静かな環境を整えてあげましょう。
ストレス対策②他の動物と急に接触させない

うさぎは警戒心が強いため、他の動物と急に対面するとストレスを感じてしまいます。
犬や猫とまったく一緒に暮らせないわけではありませんが、いきなり対面させるのは避けた方が良いでしょう。
最初はケージに入れたまま少しずつ慣らし、どうしても相性が悪いようなら飼育場所を分けてあげましょう。
ストレス対策③適度に触れ合う

うさぎはよく”寂しがりや”といわれますが、構われすぎるとかえってストレスになることもある動物です。
大好きな飼い主さんとの触れ合いの時間を1日30分〜1時間ほど設けてあげるのが一つの目安です。ただし好みには個体差があるため、嫌がる様子が見られたら無理に構わないようにしましょう。
スキンシップを好む子もいれば、そっとしておいてほしい子もいます。うさぎの反応を見ながら、適度な距離感で接してあげることが大切です。
ストレス対策④運動させてあげる

1日1回はケージから出して運動させてあげると、ストレス発散になります。家具のすき間や電気コードなど、うさぎがケガをしたりかじったりしないよう環境を整えたうえで、ケージの外で自由に動ける時間を作ってあげましょう。
また、うさぎは伸び続ける歯を削るためにものをかじる習性があります。歯の健康を保つ基本は牧草ですが、補助としてうさぎ用の安全なかじり木を用意してあげるのもおすすめです。
ストレス対策⑤新しいことにはゆっくり慣れさせる

うさぎは急な環境の変化にストレスを感じやすい動物です。新しく家に迎えたときや、生活に変化があるときは、無理に触ったり急かしたりせず、うさぎのペースに合わせて少しずつ慣らしてあげましょう。
特に迎えたばかりの時期は、構いたい気持ちをぐっとこらえて、まずは新しい環境に落ち着くまでそっと見守ってあげることが大切です。
ストレスを感じているうさぎのサイン

- 食欲が落ちる
- 後ろ足を地面に叩きつけて音を立てる(スタンピング/足ダン)
- 鼻を鳴らして不満や警戒心を示す
- 撫でようとすると逃げる、噛もうとする
- 体を低くして固まる
うさぎには体調不良やストレスを隠す習性があり、不調が表に出にくいことも少なくありません。
毎日お世話をする中で、こうした様子が見られないかよく観察し、早めに気づいてあげましょう。気になる変化が続くときは、早めに動物病院に相談してください。
うさぎの長生きのために

うさぎが感じるストレスと寿命は、大きく関係しているといわれます。
天敵の多い野生のうさぎの寿命が1〜2年程度なのに対し、飼育されているうさぎは平均7〜8年、適切なケアを受けた個体では10年以上生きることもあります。この差からも、安心して過ごせる環境がいかに大切かがわかります。
大好きなうさぎと長く一緒に暮らすためにも、なるべくストレスを与えない暮らしを心がけていきましょう。
質問にお答えしました

とてもうるさい音があったり、大きな音が結構毎日続いているのですが、うさぎを大きな音から避けるためには方法がありますか
コメントありがとうございます。
大切なうさぎを音から守り、少しでもストレスを減らしてあげたいという飼い主さんへ、以下の方法をご紹介します。
ケージにバスタオルや毛布をかける
一番すぐに実行できるのがこの方法です。
ただし、夏場にエアコンのない部屋で行うと、ケージ内の温度が上がってしまうので気をつけましょう。また、かじり癖のある子だとバスタオルや毛布をかじってしまうことがあるので注意してください。
ダンボールと防音マットを用いてケージを囲う
ちょうどいいサイズの防音カバーがなければ、手作りするのも一つの方法です。ダンボールをケージより少し大きいサイズに組み立て、そこに防音マットを貼り付けます。
少し手間はかかりますが、しっかり対策したい方はぜひ試してみてください。ただし、完全に覆ってしまわないよう、空気の通り道は必ず確保してくださいね。
うさぎは環境の変化にも敏感な動物です。防音に気を取られて、空気がこもってしまったり、暗い時間が増えたりすることでもストレスになりかねないので、最初は様子を見ながら試すようにしてください。
また、もし大きな音がするときに一緒にいられるようであれば、撫でたり、話しかけたりして、うさぎを安心させてあげるといいかもしれません。
参考になりましたか?
気になることや疑問点などがありましたら、お気軽にコメント欄へお寄せください。



































