猫の飼い主が抱えている住宅の悩みとは?対策方法をご紹介

2025.03.29
猫の飼い主が抱えている住宅の悩みとは?対策方法をご紹介

猫と暮らしていると、今の環境が猫にとって本当に適切なのか、自問自答をすることはありませんか?

この度、注文住宅や規格住宅の販売などを手がけるアエラホームが「猫と住宅に関する意識調査」を行い、猫を飼ったことがある20歳~59歳の男女302名を対象にアンケートを実施しました。

今回は、そのアンケート結果を見ながら、お悩みの対策方法や断熱性能の高い住宅のメリットについてお伝えします。

この記事の目次

猫を飼う上での住宅の悩みとは?アンケート結果をチェック

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まずは、アエラホームが発表しているアンケート結果を見ていきましょう。

Q1. 猫を飼育するうえで、住宅に関するお悩みを教えてください。 (複数回答可)

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猫を飼育する上での一番の悩みを聞いたところ、「爪とぎ対策」と回答した人が 195 名と最も多く、「抜け毛対策」、「匂い対策」が続きました。

猫はマーキングなどのために定期的に爪とぎを行いますが、壁や家具などで爪とぎをしてしまうと、傷を修復するのに費用や手間がかかってしまいます。そのため、飼い主は猫が爪とぎで壁や家具を傷つけないように、対策に頭を悩ませていることが推察されます。

Q2. 寒さによって、猫へストレスや免疫力低下といった影響があることを知っていますか。(単回答)

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種類にもよりますが、多くの猫は寒さに弱く、寒さでストレスを感じたり、体温が下がることで免疫力が低下したりすると言われています。

寒さによって猫にそのような影響が引き起こされることを知っているかという質問については、75%以上の飼い主が「知っている」と回答しました。

Q3. 猫のために寒さ対策を行ったことはありますか。 (単回答)

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猫のために何らかの寒さ対策を行ったことがあるという回答は 86.1%に上りました。寒さによる猫の体調への悪影響を認識していた多くの飼い主が、何らかの対策を施していたことが明らかになりました。

Q4. 現在の住まいを決める際に、猫のために断熱性能の高さを重視しましたか?(単回答)

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自宅の寒さ対策を行う上で断熱性能を高めることは、手軽にできる寒さ対策の一つです。現在の住まいを決める際に、猫のために断熱性能の高さを重視したかという問いには、約60%の人が「重視した」と回答しました。

また、回答者の居住地別の回答を見てみると、気温の低い北海道では断熱性能を「重視した」「やや重視した」と回答した人が合計80%と高い数値を示しましたが、比較的温暖な気候と言われる九州では42.1%にとどまり、居住地の気候による意識の違いが見える結果となりました。

【居住地別回答 北海道】 n=15
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【居住地別回答 九州】 n=38
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Q5. 今後の住まいを決める際に、猫のために断熱性能の高さを重視しますか?(単回答)

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「今後の住まいを決める際に猫のために断熱性能の高さを重視するか」の問いには、合計76.2%の飼い主が「重視する」「やや重視する」と回答し、現在に比べて断熱性能を意識する回答が15%以上多くなりました。

また、Q4と同様に回答者の居住地別の回答を見ると、北海道では「重視する」「やや重視する」と回答した人は80%、九州では60.6%となり、ここでも気温による地域性が現れる結果となりました。

【居住地別回答 北海道】 n=15
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【居住地別回答 九州】 n=38
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<調査概要>
・調査名:猫と住宅に関する調査
・調査方法:インターネットリサーチ「knowns」
・調査期間:2025年1月23日(木)
・有効サンプル数:全国の20歳~59歳の男女302人
アエラホーム株式会社、猫の日に合わせ「猫と住宅に関する意識調査」を実施

適切な対策をして悩みを減らそう!

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ここでは、アンケートで悩みが多かった、爪とぎ、抜け毛、寒さ対策について見ていきましょう。

猫の爪とぎ対策

猫の爪とぎで壁や家具が傷つかないよう、事前にしっかり対策をしましょう。壁には保護シートを貼り、ソファには専用カバーをかけたり、爪とぎシートを取り付けると安心です。



猫が壁や家具で爪とぎをしてしまうと、つい大きな声で叱りたくなるかもしれません。しかし、猫はそれを「自分に注目してくれた」と勘違いし、逆にその場所で繰り返し爪とぎをすることがあります。叱るのではなく、正しい場所で爪とぎができるように工夫してあげることが大切です。

爪とぎグッズは、猫がよく過ごす場所の隅やドアの近く、トイレへの通り道など、複数箇所に設置すると効果的です。もし愛猫があまり使ってくれない場合は、素材や形状を変えていくつか試してみましょう。

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猫が爪とぎをする理由や、爪とぎグッズ選びのコツについては、こちらの記事をご覧ください。
https://cheriee.jp/articles/33154/

猫の抜け毛対策

猫を飼う上で、抜け毛の問題は避けられません。しかし、事前に工夫することでその負担を軽減することができます。

これから猫をお迎えすることを検討している方は、シングルコートで短毛種の猫を選ぶと、比較的抜け毛が少なくお手入れがしやすいかもしれません。シングルコートで短毛の猫種には、シンガプーラ、シャム、バーミーズなどがいます。

また、抜け毛を減らすためにはブラッシングが効果的です。基本的には毎日行い、特に換毛期は朝晩の2回行うと、より抜け毛を抑えられます。

ブラッシングの方法やブラシの種類についてはこちらの記事をご覧ください。
https://cheriee.jp/articles/36376/

また、効果的な掃除方法についてはこちらの記事をご覧ください。
https://cheriee.jp/articles/11371/

猫の寒さ対策

猫の祖先であるリビアヤマネコは砂漠地帯で暮らしていたため、多くの猫種は寒さが苦手です。また、寒い地域が原産の猫種でも、長い間室内飼いを続けるうちに寒さに弱くなることがあります。

猫が快適に感じる室温は20〜25℃程度とされているため、冬の間は暖房を使うなどして、室温をしっかり保つことが大切です。

さらに、毛布や飼い主の匂いのついたセーター、湯たんぽなどを寝床に置いてあげると、猫は暖かさに安心し、よりリラックスして過ごせるでしょう。

猫の寒さ対策についてはこちらの記事をご覧ください。
https://cheriee.jp/articles/4138/

ペットのためにも大切!断熱性能の高い家がもたらすメリット

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断熱性能だけでなく機密性能のが高い家は外気の影響を受けにくく、1年を通して室温を快適に保ちやすいのが特徴です。ペットを飼っている家庭では、一日中冷暖房をつけていることも少なくありませんが、断熱性能や機密性能の高い住宅ならエアコンの効きが良くなり、電気の使用量が減ることで冷暖房費の節約にもつながります

また、室内外の温度差が大きいと結露が発生し、カビが生えやすくなります。ペットがカビに直接触れると皮膚炎を引き起こしたり、空気中に漂うカビの胞子を吸い込むことで呼吸器系に悪影響を及ぼす可能性もあります。しかし、断熱性能・機密性能が高い住宅であれば結露の予防にも効果的です

これから住宅の購入や建て替えを考えている方は、ぜひ断熱性能・機密性能の高さにも注目してみてください。ペットにとっても、安心で快適な住環境を整えることができるでしょう。

最後に

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猫と暮らしていると、さまざまな悩みが出てくるものです。しかし、その悩みを放置してしまうと、猫にとっても飼い主にとってもストレスになり、心地よい暮らしが損なわれてしまうことがあります。

大切なのは、問題をそのままにせず、適切な対策を講じることです。猫も飼い主も互いに快適に過ごせる環境を整え、一緒に楽しく穏やかな毎日を送れるようにしましょう。

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