日本では、飼い猫の約7割が雑種猫だと言われています。雑種猫はその個性的な魅力で多くの人々を魅了しています。一方、純血種の猫は世界中に多くの種類が存在し、それぞれが独自の特徴や魅力を持っています。特定の猫種のファンも多いことでしょう。
今回は、猫種の人気ランキングトップ15と、その他の魅力的な猫たちにも焦点を当てて紹介します。
ランキング参考:アニコム「家庭どうぶつ白書」
https://www.anicom-page.com/hakusho/
この記事の目次
第15位「ラガマフィン」
ラガマフィンは、ラグドールを元にして作り出された大型の長毛猫です。両者の外見はよく似ており、この2つの猫種を見分けられる人は少ないと言われています。性格も、ラグドール同様に穏やかでおとなしく、優しい特徴があり、「猫のテディベア」とも呼ばれます。
第14位「ペルシャ(チンチラ)」
チンチラは品種ではなく、ペルシャ猫における一つのカテゴリーとされています。そのため、チンチラの特徴はペルシャとほぼ同じで、ふわふわした長い被毛、短めの足、まんまるな目、低い鼻などが魅力的な猫です。性格は落ち着いており、マイペースでゆったりとしています。
第13位「サイベリアン」
サイベリアンは、ロシアのシベリア地方に起源を持つ猫です。大型の猫で、北国の厳しい寒さから体を守るために分厚い被毛で覆われています。一般的に社交的な性格を持つ反面、見知らぬ相手には冷淡で、テリトリー意識が強い傾向もあります。
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第12位「ミヌエット」
ミヌエットは、アメリカで誕生した新しい猫種で、ペルシャとマンチカンをかけ合わせて生まれました。ペルシャのようなフワフワとした被毛と、マンチカンから受け継いだ短い足が特徴です。社交的で警戒心が少ない性格のため、飼い主以外の人にもすぐになつきます。
■健康についての解説
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第11位「ベンガル」
ベンガルは、スレンダーでしなやかな体形やヒョウ柄の被毛など、野性味のある外見が魅力的な猫種です。見かけに反して温厚で甘えん坊ですが、運動量が非常に多くとても活発です。
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■健康についての解説
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第10位「メイン・クーン」
メインクーンはアメリカ原産の大型の猫で、世界最大の猫としてギネスにも認定されている猫もいます。フサフサの長い毛が特徴的ですが、被毛はシングルコートです。大きな体格と穏やかで賢い性格から、「穏やかな巨人」とも称されています。
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第9位「ロシアンブルー」
ロシアンブルーは、スレンダーな体型と青みがかった銀色の毛並み、エメラルドグリーンの瞳が魅力的な猫種です。おとなしく鳴き声を上げることも非常に少ないことから、「ボイスレスキャット」とも呼ばれています。
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第8位「日本猫」
日本猫は、古くから日本で暮らしてきた猫たちの総称であり、特定の品種として存在するわけではありません。時折「和猫」と呼ばれることもあります。毛の色や柄によって、黒猫・白猫・三毛猫・サビ猫・ブチ猫・トラ猫などに分類されます。
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第7位「ラグドール」
アメリカ原産のラグドールの名前は、「ぬいぐるみ」という意味があります。大きな体格とフワフワの長い美しい毛が特徴で、その甘えん坊な性格も魅力的な猫です。
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第6位「ブリティッシュ・ショートヘア」
ブリティッシュ・ショートヘアは、美しいグレー(ブルー)の短毛が特徴的な猫種です。温和でのんびりとした性格ですが、自立心が強いため、スキンシップをあまり好まず、抱っこや撫でられることを嫌う傾向もあります。
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第5位「ノルウェージャン・フォレスト・キャット」
ノルウェージャン・フォレスト・キャットは、大きくがっしりとした体格と、長く美しいダブルコートの被毛が特徴です。穏やかな性格で、知らない人や子供などにもフレンドリーな傾向があります。
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第4位「マンチカン」
マンチカンはアメリカ原産の猫で、短い足が特徴的な猫種です。走り回る姿などが可愛らしく、日本でも高い人気を誇っています。
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第3位「アメリカン・ショートヘア」
アメリカン・ショートヘアは、猫らしく可愛らしい外見や明るくフレンドリーで温和な性格が人気です。活発で運動量が多いため、しっかりとしたキャットタワーや十分に走り回れるスペースが必要です。
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第2位「スコティッシュ・フォールド」
前方に折れ曲がった小さな耳が特徴的で、基本的におっとりとした性格を持つ猫とされていますが、特有の健康問題があり、飼う際には注意が必要な猫種です。
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第1位「混血猫」
混血猫は、「親が純血種同士の猫」と日本で大半を占める「多くの猫の血が混ざった雑種猫」の2パターンがあります。後者は飼い猫全体の7割以上を占めるとされています。
ランキング外でも素敵な猫たち
ここからは、残念ながら2023年はトップ10圏外でしたが、魅力的な猫たちをご紹介します。
高貴な猫「シャム」
タイ原産のシャム猫は、かつて由緒ある家系以外での飼育が許可されていなかった歴史を持つ猫種です。コバルトブルーで澄んだ瞳、個体によって異なる特徴的なポイントカラー、ほっそりとした体つきなど人を引き寄せる魅力に溢れています。
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野性味あふれる「アビシニアン」
しなやかで筋肉質、スマートな体型を持つアビシニアンは、野性味のある外見と美しい短毛の毛並みで人気のある猫種です。クールな外見とは対照的に、性格は甘えん坊で活発、好奇心旺盛なところも彼らの魅力の一つです。
■健康についての解説
【獣医師監修】アビシニアンの6つの好発疾患と適切な飼育環境
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小柄で甘えん坊「シンガプーラ」
大きな耳とアーモンド型の目が特徴的なシンガプーラは、純血種の猫の中では世界でもっとも小さいといわれており、体重は2kgほどしかありません。しかし、筋肉質でがっしりとした体つきをしていて、活発で運動が大好きです。
■猫種の解説
【猫図鑑】小さくて甘えたがり!シンガプーラってどんな猫種?
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ふさふさの毛が美しい「ネベロング」
ロシアンブルーの系統の血を引くネベロングは、1987年に初めて新しい猫種として認定された比較的歴史の浅い猫です。美しい光沢のある長毛がネベロングの魅力です。毛の長さ以外の特徴は、ほぼロシアンブルーと変わりません。
■猫種の解説
美しい毛並みと高貴な顔立ち!ネベロングってどんな猫?
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しっぽのない猫「マンクス」
マンクスは、突然変異によりしっぽのない猫が誕生し、のちに品種となった猫です。ただし、全くしっぽのない猫は全体の20%程度で、わずかに短いしっぽがある子や、短いしっぽが折れていたりねじれていたりする子も見られます。
■猫種の解説
【猫図鑑】しっぽのない猫であるマンクスの歴史や飼い方のポイント
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まとめ
猫種は外見や性格、歴史などが異なり、その多様性が魅力的です。また、純血種と雑種猫の両方が、愛らしい特徴と独自の個性を持っています。
これから純血種の猫を飼い始める場合は、性格や適切な飼育環境、かかりやすい病気などを学んでから、より良い環境で迎え入れることが重要です。そして、どのような猫を選んだとしても、猫の幸せを考えながら共に素晴らしい時間を過ごしてください。